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ゴミ箱の作製(6)超シンプルなゴミ袋掛け②

倉庫用のゴミ箱(市認定の45Lゴミ袋を掛ける形状)を作ることにし、前回、部材を木取りするところまでできました。

これを組み立てていきます。
まずは下写真のとおり柱とする野縁材2本を繋ぐ形で胴縁材(短い方。2枚)を釘留めします。

釘ではなくビスでも良いのですが、釘のほうが打ちつけた際のズレが少なく位置が決まりやすいように感じています(将来処分する際も釘のほうが解体しやすいため、私はできるだけ釘を使うようにしています)。

と言っても、ホゾ組みのようにピタリとは決まらないため、釘を打つたびにズレていないか確認しながら四苦八苦。

3組分できました。

これらを長い方の胴縁材で繋いで箱の形にします。

同様にして3個できました。

これでもゴミ箱(ゴミ袋掛け)として用をなすものの、パッと見、いかにもDIYで作ったと言う感じがします・・・。
そもそもプロの手によるもののように上等な材を使っておらず、接合も簡易的に釘を使っていたりしますが、それだけが原因ではないような?
プロの手によるものを見ると、細部がとても丁寧に仕上げられているに驚きますが、その細部の仕上げが見た目に大きな差を生じさせているのではないでしょうか。
今回作ったものの細部はと言うと、下写真のとおり各部材が切りっぱなしだったり、接合した部材どうしで目違いが生じています。

せっかく手間暇かけて自作するのですから、ここは手間を惜しまずにカンナやヤスリを使って仕上げることにしましょう。

意外にも完成度が高まるもので、手間をかける価値があるように思います。

ゴミ袋は上部の框に対してクリップ留めして掛けますが、重くなった場合のことを考えて底板を設けておくことにします。
ちょうど5.5mm厚の合板(端材)があるため、それを使います。

1枚、必要なサイズをとれなかったためボンドで貼り合わせて作ります。
合板自体が貼り合わせのため、これで大丈夫でしょう。

本体に取り付けます(ボンドに釘を併用)。

平なところに置いてみると若干グラつきがあるため、脚の底をヤスリで削って微調整します。

そして、完成です!

私は手持ちの材を使って作ったため新たな費用はかかっていませんが、ホームセンターで材を購入する場合の概算金額(1個分)を算出すると次のとおりです。

  • 胴縁材:45×15×3,000mm 1本 約220円
  • 野縁材:30×30×3,000mm 1本 約280円
  • (計)約500円

1個当たり約500円です。
これ以上材料費を下げる方法を思いつかない一方、同じぐらいのサイズのプラ製ゴミ箱は完成品が1,000円程度でしょうか・・・。

それはさておき、世界に3個のオリジナル・ゴミ箱を設置しましょう!
一つはガレージに(作業時のゴミ捨て用)。

あと二つは倉庫に(可燃ゴミ用と不燃ゴミ用)。

このゴミ袋が一杯になると地域のゴミステーションに持っていくようにしています。
これまでゴミ袋を土間に直置きしていたこともありますが、本当に使いやすくて良いです(^_^)

ゴミ箱の作製(5)超シンプルなゴミ袋掛け①

前回、スライド丸ノコ(オークションサイトで購入したジャンク品)を修理したところ、問題なく使えるようになりました。

上写真でスライド丸ノコの横に木材が写っていますが、これは早速スライド丸ノコを使って切ったものです。
こうしたちょっとしたものを数多く切るのにスライド丸ノコは使い勝手が良いです。

ところで、これで何を作っているかと言えば、以前に作ったゴミ箱の第3弾です。
下写真でピンク色のゴミ袋を掛けたものが第1弾のプラごみ用で、その側面に取り付けてある小さいものが第2弾の可燃ゴミ用になります。

可燃ゴミはこの小さい袋に一杯溜まったら倉庫に置いてある市認定ゴミ袋(45リットル)に移すようにしています。
倉庫には不燃ゴミ用のゴミ袋(45リットル)も置いてあるのですが、いずれも口を開けて土間に置いてあるだけの状態です・・・。
ちゃんとしたゴミ箱があると便利なうえ見た目もスッキリすることが分かったため、倉庫(+ガレージ)にもゴミ箱(計3個)を作ることにしたのです。

今回は倉庫(+ガレージ)に設置するため意匠を凝る必要はありません。
また、私は自己満足!?でホゾ組みで作ることが多いのですが、「ゴミ箱 DIY」等の検索キーワードから訪問された方がいらしても、ホゾを刻んでいるところを見たとたんにページを閉じられること必至です。
そこで、今回はホームセンターで安価に入手できる材料と釘だけを使って超シンプルなものを作ることにしたいと思います。

まず、サイズについて、ゴミ袋は45リットルサイズのため以前に作ったもの(下図)と同じにします(内寸でW350mm×D230×H480mm)。

使用する材について、ホームセンターで入手が容易かつ安価な材(杉や赤松等の国産材)と言えば胴縁材や野縁材が思い浮かびます。
そこで、下図のとおり野縁材(30×30mm程度)で柱を立て、この柱4本を胴縁材(45×15mm程度)で繋ぐ形で組み立てるようにします。

上図で材の寸法について、私は手持ちの材を使うため市販のものと少し違っていますが、内寸(W350mm×D230×H480mm)が同じになるように調整していただければと思います。

それでは作っていきます。
まずは柱にする野縁材について、私は手持ちの間柱材(杉。90×27mm)があるため、それを3等分に挽き割って野縁材(28×27mm)にします(ホームセンターで野縁材を購入すれば、この作業は必要ありません)。

これを530mmの長さで切断します(1組4本。今回は4本/組×3組=12本)。

胴縁材については、羽目板(杉。12mm厚)の端材を挽き割って胴縁材にします(ホームセンターで胴縁材を購入すれば、この作業は必要ありません)。

幅55mmで挽き割りました(テーブルソー使用)。

そして、これを428mm(1組当たり4本)及び230mm(1組当たり4本)の長さで切断します(ここで修理したスライド丸ノコを使ったわけです)。

これで部材の全てが揃いました。

<続きます>