古民家再生」カテゴリーアーカイブ

庭木の剪定(8)葉っぱの蒲団

朝活(朝の1時間を利用)でおこなっている庭木の剪定は、前回のマツをもって今シーズン分は終わりました。

完了後の全景です。

(前庭)

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(裏庭)

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(ビフォー)

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(アフター)

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上写真で丸点(朱色)で示す「イトヒバ」(左)と「チャボヒバ」(右)の2本は剪定できませんでした。
ヒバ類は寒い時期の剪定を避けたほうが良いようですので、来年6月に先送りです。

剪定してスッキリしましたが、毎度のことながら手間と時間がかかりました・・・
過去のブログ記事を確認すると、10月初めから剪定を始めています。
ちょうど二ヶ月間。
雨天等でできなかった日もありますので、月20日として、20日×2ヶ月×1時間=40時間かかったことになります。

終日作業したとすれば、40時間÷8時間=5日。
植木屋さんにお願いすれば、5人工の日当2万円で10万円。経費を加えて15万円程度でしょうか。

庭木の剪定は体力を必要とせず楽しい作業なのですが、忙しい今日、時間的な負担を感じています。
負担軽減を図るためにも、老木を中心に伐倒(→薪として利用)・更新することも考えていかなければ・・・

さて、剪定は終わりましたが、まだ仕事は残っています。
剪定した葉っぱや枝を片付けなくてはなりません。

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葉っぱなどの回収には、下写真の大きな竹かご(倉庫にあった骨董もの)が具合良く、これを使っています。

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畑に運んで、里芋が冬を越せるように「葉っぱの掛け蒲団」を掛けてあげましょう(^_^)

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最初の頃に剪定したものは、すでに嵩が減りつつあります。

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同じように畑に運んで、畝に敷きます。

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こちらでは、以前、種を蒔いたソラマメが大きくなっています。
ソラマメはこの状態で冬越ししますので、葉っぱが防寒服となるわけです(^_^)

さらに春夏になると天然のマルチシートして雑草を防いでくれ、いずれ腐れば畑の肥やしになります。
見映えをよくするだけの剪定では徒労になりかねませんが、こうして利用することで、現代にあっても庭木の存在が活きてくるのではないかと思っています。

庭木の剪定(7)松ぼっくり

朝活(朝の1時間を利用)として庭木の剪定をおこなっています。

以前のブログ記事を書いて以降、モッコク、アオギリ、フヨウ、モクレン、サンシュユ、ジャノメエリカ、マツを剪定しました。
モッコク、アオギリ以外は低木です。

明け方の冷え込みが厳しくなってきました。
震えながら木に登っていては転落しかねませんので、低木を中心におこなっています。

<アオギリ>

(ビフォー)

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裏庭にある大きなアオギリです。
主屋の改修工事で減築(1間=1.8m分)する前は、屋根上まで枝がせり出していました。
減築により空間ができ風通しも良くなりましたが、木の大きさを維持すべく毎年の剪定が欠かせません。

(アフター)

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<アカマツ>

(ビフォー)

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十数年前は大きなマツの木があったのですが、松くい虫で枯れてしまいました。
その後、近くから自然生えした実生木が現在、高さ3mを超えています。

近接して大きなアラカシなどがあるため、上方向に伸ばすことができません。
そこで通路側に門冠になるように仕立てるつもりで3年前からは枝を伸ばすようにしたところ、急に勢いがでてきました(1年で1mずつ伸びています)。

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勢いがあるのは良いのですが、木が大きくなり剪定が大変になりそうです・・・

そして、昨春に初めてついた松ぼっくりが、この秋に熟しました(^_^)
(アカマツの松ぼっくりは2年型ですので、熟すまでに1年以上かかります。)

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このマツを親木にして、いずれは裏の里山にもマツを再生してみたいものです。

枝先には既に新芽や松ぼっくりの子供ができています。

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この新芽が来春、1m伸びることになります。

さて、マツの剪定は、春に「みどり摘み(新芽摘み)」、秋に「古葉かき(もみ上げ)」の年2回おこないます。
今回は「古葉かき」ということで、古い葉を上方向(樹皮を痛めないため)に引き抜いていきます。

(アフター)

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剪定で下写真の松葉がでました。

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松葉は仙人食と言われるように身体に良いそうです。
口に入れて噛めば歯槽膿漏に効くというので、剪定中に噛んでみると、深い緑と言った感じの風味?で確かに効果がありそうです(^_^)
今のところ私自身は歯槽膿漏ではありませんので、この松葉は天日で乾燥させて、薪ストーブの焚き付けに使おうと思っています。

<続きます>