薪ストーブ導入」カテゴリーアーカイブ

薪ストーブの導入(57)薪のアクと油分

先週(3/1)に爆弾低気圧(当地ではこれが春一番に)が襲来しましたが、その西風で主屋前(芝生)は落ち葉だらけになってしまいました。

我が家は里山に隣接していることから、このように落ち葉が吹き飛ばされてくることが多くあります(落ち葉掃きの容易にするためにも一昨年、砂利敷きだったところを芝生に変えました)。
そんなことで、風が吹く度に辟易しながら落ち葉掃きをしていたのです。
随分と昔のことになりますが、綺麗好きだった祖母は掃き終わらないうちに落ち葉が舞い降りてくるのに、山に向かって怒っていたと聞いたことがあります。
亡き父は庭用の電動ブロワーを購入し、高頻度で落ち葉掃きをしていたことを覚えています。

そんな長年の負担になっていた落ち葉掃きから、ついに解放されるときがやってきました!
もちろん落ち葉(杉葉)は集めるのですが、ゴミではなく燃料(焚付け)としてになりますので、同じ作業でももはや嫌な掃除ではないのです(採集?収穫?)。
そして現金なもので、使えるとなれば朝も早くから起きて落ち葉(杉葉)拾いができてしまうものです。
と言うことで、米袋に4袋分の杉葉が集まりました。

この状態で1週間程度、日光にに当ててから倉庫で保管するつもりです。
薪ストーブやボイラーの焚付けとして、ひと月に1〜2袋(朝・晩2回着火)を使いますので、落ち葉掃きさえしていれば年間必要量が手に入る感じです。

また、先週の嵐では軒先に積んである薪が雨に濡れてしまいました。

当面使う分を樹種ごとに山にしてあったのですが、上写真のとおり栗のところだけ犬走り(土間コン)が黒く汚れてしまっています。

雨水がかかったことで木のアクが溶出したのです。

栗の実(渋皮)をアク抜きすると言うのは聞いたことがありますが、木自体からもこんなにもアクが出るとは正直想定外!です。

更によく見ると油分も含まれていることが分かります。

薪ストーブを導入する際に読んだ書籍に「薪は割って直ぐに棚に収納するのではなく、一定期間雨曝しにした後、収納するのが良い」と言うようなことが書かれていたことを覚えています。
これを読んで雨曝しは単に乾燥を進めるためだけのものと思っていましたが、樹種によってはこのようにアクや油分を多く含むものがあるため、それを除去するためにも雨曝しが有効と言うことなのかもしれませんね。

<続きます>

薪ストーブの導入(56)煙突トップの煤

薪ストーブのメンテナンスと言えば煙突掃除がメインかと思います。
その煙突掃除ですが、昨シーズンは初めてと言うこともあって約2ケ月ごとに計4回も行いました。
昨シーズンは古材の松を中心に焚いていたことから煤が多かったですが、それでもシーズン途中1回の年2回行えば安全上何の問題もないように感じました。
ただ、安全上は問題ないとしても気になったのが煙突トップへの煤の付着です。
煤が埃のように付着しており、それが強風時に吹き飛ばされるのか風下側の屋根が汚れるのです。

写真では分かりづらいのですが、上写真手前側(煙突の風下側)に煤の飛散が見られます。
まあ昔のカマドに比べればマシでしょうし、改修工事により新しい屋根になっているため気になるだけかもしれません(改修前の屋根なら、まず気になっていないと思います・・・)。
また、最悪、そのまま吹き飛ばされても風下側は畑(自己所有地)で大丈夫なのですが、念のため、煙突掃除を行なって煤の飛散を最小限に抑えることにします。

屋根に登り、煙突トップを回収。

スリットの部分に結構な量の煤が付着しています。
今シーズンは、これまで杉をメインに焚いているのですが、煤の付着量は昨シーズン(古材の松をメイン)と変わりません。

煤の状態はサラサラで、ブラシで簡単に落とせます(飛散もしやすい・・・)。

煤の色は松(昨シーズン)のときに比べると随分と白っぽいです。
なるほど松の煤は、松煙として墨などの原料に使われるわけです。

作業は容易ですし、汚れが落ちると気持ち良いものです。

塗装が剥がれているところがありますが、特段の影響はないためシーズン後にまとめて塗装することにします。

煙突内部も簡単に掃除(煙突ソージ器使用)したうえ煙突トップを戻して掃除完了。

<続きます>