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庭の整備(37)播き芝のその後と目土入れ

今夏も草刈りに明け暮れて終わっていったように感じる今日この頃です。
草刈りや草取りの負担軽減をひとつの目的として2年前に芝庭を整備しましたが、もちろん芝も成長するため定期的な芝刈りが欠かせません。
芝刈りは敷地内の草刈りのついでに刈払機(ジズライザー装着)を使って行なっている程度ですが、我が家にとっては十分なレベルの芝生になっています。

この芝庭を上空(離れの2階)から遠望したのが下写真です。

敷石(石畳)付近の芝生が点状になっていますが、この箇所は今春に播き芝により芝生を拡張したところです。

近づいて見ると、ひと夏で随分と成長して裸地部分が無くなりつつあります。

<播き芝直後の状態>

さらに下写真の箇所は、2年前に芝張りしたところからランナーが侵出してきていたため、今春、目土を入れておいたところです。
そうしたところ、旺盛に成長し出し、今では芝張りしたところと変わらなくなっています。

<目土入れ前の状態>

「目土入れは芝の成長促進や不陸地(凸凹)の整正などを目的に行う」とされていますが、先の成長具合から実感するところです。

と言うことは、今春に播き芝したところにも目土入れを行うと良いかもしれません。
下写真のとおり播き芝箇所(点)から四方にランナーを伸ばしていますので、この部分を重点的に目土を入れることにします(9月23日)。

目土の用土には山砂(今春、播き芝を行なった際に購入した余り)を使います。
山砂には肥料分が含まれていませんので、薪ストーブやボイラー(ATOウッドボイラー)で発生した灰を混入。

播き芝箇所に目土を入れます。

せっかく緑で覆われつつあったのが、目土を入れたことで外観上は裸地部分が現れて後退したかのようです。

たっぷり水やりして目土入れ完了です。

先般、井戸の配管を延伸し、この近くにある散水栓が使えるようになったばかりですが、さっそく水やりに利用しました。
井戸水には、水道水のような次亜塩素酸(滅菌目的)が含まれませんので、水やりに使うには最適のことでしょう。

<続きます>

庭の整備(36)敷石は続く?

前回、播き芝を行いました。
これで最初に計画していた敷石の再生と芝庭の拡張ができたことになります。
今後1、2年は除草等の管理を行いながらターフが形成されるのを気長に待つことにします。

ところで、坪庭のサザンカですが、上写真のとおり新芽が伸びてボウボウになっています。

新芽も固まったようですので、剪定することにします。

3年前から刈り込んで玉散らしになるようにしており、それぞれの玉の形ができつつあります(昔、この形状で仕立ててあったのか?)。

坪庭の外周は石で組まれているのですが、現在は様々な植物で隠れています。
芝生のターフが形成されれば、それらを少し整理し、海原(芝生)に島(坪庭)が浮かんでいるようにすると良いかもしれません(敷石は桟橋)。

敷石(石畳)は今回、玄関前から排水路までを再生させましたが、排水路以降も続いています。
どこまで敷石が続いているのか確認するため、昔の写真を探してみると・・・

この写真は亡き父が撮影したもので、おそらく昭和40年前後のものだと思います。
不鮮明でわかりづらいですが、敷石らしきものは見当たりません。

ちなみに同じアングルで現在、撮影したものが下写真です。

昔の写真から敷石はそれほど長くは続いていないことが分かったものの、一体どこまであるのか?
考えられるのは下図で朱色点線で示すとおり井戸まで続いているのではないかと言うことです。

敷石は主屋へのアプローチ用だと思っていましたが、元々は井戸へのアクセス用だったのかもしれません。

そう言えば、主屋への進入路(下図で緑色線)の地番には枝番が付されています。

つまり、明治初期(登記制度化以前)にはこの進入路は存在しておらず、その後に分筆して設けられたと考えられます。
そして、この進入路が存在しなかったと言うことは、その当時は別ルート(上図で水色線)で出入りしていたことになります。
これなら、敷石が井戸までしか続いていなくても説明がつきます。

どうでも良いことなのですが、我が家は祖父が早くに亡くなったことから、昔のことが余り伝わっていないこともあり、こうした痕跡から色々とわかってくると面白いものです。

昔は井戸までの敷石で用が足りたわけですが、現在は主屋へのアプローチになっているため、将来計画として下図のとおり延伸すると良いかもしれません。

井戸も使えるようにする予定ですので、途中から井戸へ分岐させています。

そして、マツ(門冠りなるように現在、仕立て中)を木戸の代わりにし、ここまで敷石を延伸させるとキリが良さそうです。

木戸から内側には自動車は進入しませんので、ここも除草軽減のため芝庭(播き芝)を拡張してと。
計画だけはどんどん先に進みますが、実行はいつなることやら・・・。

<続きます>