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庭の整備(45)シバザクラの植栽

昨年の秋、進入路の擁壁沿いにタマリュウを植栽しました。

<植栽直後>

それから1年が経過した現在(ブログは遡って書いていて実際は9月下旬)、下写真の状態にまで成長しています。

これを延長する形で、今春には通路の隅切り部(三角コーナー)にも植栽しました。

それから半年が経過した現在の様子が下写真です。

管理はたまに草取りをするぐらいなのですが、土地や環境に合っているのか順調な生育具合です。

ただ、下写真に示す3株だけは元気がなくて枯れかけているのです。

この3株が1箇所にまとまっていると言うことは何か原因がありそうです。
枯れ方が除草剤を散布したときの様子に似ているように思って見ていると、はたと思い当たることが・・・。
そう言えば以前、擁壁の水抜き穴からササが出ていたため、ササの葉数枚に除草剤(グリホサート系)を塗布したことがあるのです。
その除草剤が雨水で溶出し、タマリュウに影響を与えたのかもしれません。
グルホサート系の除草剤は土中で分解されて残留しないとされていますが、この状態を見る限りでは、分解には時間がかかり、それまでは生物に影響を与え続けるのではないかと思います。

このタマリュウを植栽したとき、試しにシバザクラの苗も購入して駐車場と畑との境界に植え付けたのですが、こちらも順調でタマリュウ以上の生育具合かもしれません。

上写真で柿の実の亡骸がたくさんありますが、これは熟す前に落下したものを肥料になるかと思って近くに置いておいたものです。

シバザクラの開花期は春なのですが、春と間違って咲いているもの(下写真でピンク色の花)があります。

シバザクラも土地や環境に合っていることがわかりましたので、駐車場との境界の全てにシバザクラを植栽することにします(植え付け時期は春と秋)。
植栽箇所にはササの根が入ってきていますので、ササの勢いを落とすためにも溝切りとともに畝を立てます。

上写真の右側でダイコンがたくさん自然生えしていますが、これは昨年、ダイコンの太い根茎でササをなんとかできないものかと播いたためです。
しかし、ササの根があってもダイコンが大きく育ったことを思うと、躍起になってまでササを駆除する必要はないのかもしれません。

今回畝立てしたところには元々、グラジオラス(アヤメ科の夏の花)が植えてありましたので、畝立て時に球根を取り除いておきました(なぜかジャガイモも!?)。

グラジオラスは背丈がありますので、シバザクラの後ろ(北側)の畝に植え替えるつもりです。

肥料分として木灰を散布。

溝には竹を投入。

この状態で1週間おき、翌週になってシバザクラの苗20株(+枯死したタマリュウの補植用3株)を買ってきました。

シバザクラはいくつかの品種があって花の色が異なるそうです。
今春植え付けた品種名を失念してしまっていましたので、農園の方に先のピンク色の花を見ていただいて同じ品種の「オータム」を購入しました。

今回購入したものを、今春に植え付けたものと比べてみると、たった半年でこれほど成長するものだと驚きです。

ポット苗を30cm間隔で植え付けます。

苗の周囲にマルチとして畝立て時に刈った草を被せておきます。

実は近くに亡き父が植えたと思われるシバザクラが少しあるのですが、ランナーが徒長して下写真の状態になっています。

今回植え付けたもの(品種:オータム)と花の色は違うかもしれませんが、同じところに植え替えておくことにします。
播き芝のようにランナーを短く切って植え付けます。

シバザクラがある程度大きくなれば、苗を買わずともこうして増やしていけそうです。

庭の整備(44)郵便受け設置②完成

前回、郵便受けの支柱(スタンド)について検討し、下図のとおり市販のパイプを使って自作することにしました。

パイプはφ25mmのステンレス巻きパイプ(1.5m×2本)を用います。

パイプの下部には下図のとおり建築ブロックを使ってベースを設けます。

<平面図>

建築ブロックの空洞部分にパイプを立て、モルタルを充填して固定することになりますが、モルタルが固まるまでの間、何らかの形でパイプを固定しておく必要があります。
この仮固定にサドルバンド(郵便受けの取り付け用として購入)を一時利用することにします。
パイプを挟んだサドルバンドを端材にビス留めし、パイプの間隔が25cmとなるようにします。

サドルバンドが20A(3/4B)の配管用(外径φ27.2mm)のものなのに対し、パイプの外径がφ25mmのため、そのままでは隙間ができてしっかりと固定できません(サドルバンドは本来、配管固定用のもので、内装材などとして使われるステンレス巻きパイプとは規格が異なるため寸法が合いません)。
このため、パイプにテープ(上写真で緑色のもの)を巻いて27mm程度の太さになるようにしています(このテクニック?を使えば、天然の竹など一定の太さでないものでもサドルバンドと組み合わせられそうです)。

もう1箇所、同じようにして固定するとパイプが25cm幅で平行になり、立てると自立します。

これを建築ブロックの空洞部分に立てます。

空洞部にモルタルを充填して固定します。

このときパイプを上下させ、パイプの内部にもモルタルを詰めることでパイプ下端側の栓になるようにしています(湿気の侵入防止)。

モルタルが固まるのを待ちます。

モルタルが固結したのち、設置箇所に穴を掘って据え付けます。

たかが郵便受けとは言え、基礎が建築ブロックだけでは心許ないように感じますので、先に設置した石柱に沿わせることで支えとしています(反対側は弱い状態のままなのですが・・・)。
また、建築ブロックの天端が地面より少し出るように据え付けることで、パイプ付近に水が溜らないようにしています(最も腐食しやすい箇所)。

これで支柱は完成しましたが、肝心の郵便受けをどうするか?
玄関前にある郵便受けを移そうかとも考えたのですが・・・。

問題は木製(自作)だと言うことです(塗装も柿渋&ベンガラで雨に弱い)。

軒下のため木製でも良かったのですが、野晒しにするのはさすがに厳しいです。
耐候性があるものと言えば、やはりステンレス製ポストです。
安物でも良いので、ステンレス製ポストを購入しようとモノタロウ(資材通販会社)のカタログを物色。
安価なのは下写真のようなやや小型のオーソドックスなものです。


(グリーンライフ PH-30 SUS304)

ところが、カタログをよく見ると同じデザインでも価格が異なるものがあるのです。
両者の材質はともにステンレスでも、その種類が違うのです。

  • 2,500円 ・・・・ SUS430(Fe+Cr18%):磁石がつく
  • 3,500円 ・・・・ SUS304(Fe+Cr18%+Ni8%):ニッケルが含まれるため磁石がつかない

ステンレス製と言えば当然SUS304だと思っていましたが、普及版には耐候性が劣るSUS430が使われているものがあるのです。
屋外でも軒下のような場所であれば、SUS430で十分だと言うことなのでしょう。
危うく価格だけで選んでしまうところでした・・・。

そして、郵便受けを入手したため支柱に取り付けることにします。
郵便受けに直接、サドルバンドを取り付けられなくもありませんが、容易にするため間に板を挟むことにします。

板は少しでも長持ちするように杉の赤身部分を選び、カンナ掛けしたうえオイルステインで塗装しています。

サドルバンド(φ27.2mm用)の取り付け位置にビニールテープを巻いてパイプの径(φ25mm)を調整します。

サドルバンドを使って板を固定。

板に対して郵便受けをビス留めして完成です。

これで郵便配達員の方にバイクに乗ったまま直接、投函していただけるようになったかと思います(これまでは、わざわざバイクから降りて玄関前まで歩いてもらっていました)。

ところで、ポストの正面には住所・氏名を記載するシールが貼ってあったのですが、それがあると安っぽくみえるため剥がしました。
ちょうど郵便受けの下が空いていますので、このシールの代わりに板で表札代わりになるものを作って取り付けたいと思っています(予定は未定)。

参考として、今回の郵便受けの設置に要した費用をまとめておきます。