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ゴミ箱の作製(5)超シンプルなゴミ袋掛け①

前回、スライド丸ノコ(オークションサイトで購入したジャンク品)を修理したところ、問題なく使えるようになりました。

上写真でスライド丸ノコの横に木材が写っていますが、これは早速スライド丸ノコを使って切ったものです。
こうしたちょっとしたものを数多く切るのにスライド丸ノコは使い勝手が良いです。

ところで、これで何を作っているかと言えば、以前に作ったゴミ箱の第3弾です。
下写真でピンク色のゴミ袋を掛けたものが第1弾のプラごみ用で、その側面に取り付けてある小さいものが第2弾の可燃ゴミ用になります。

可燃ゴミはこの小さい袋に一杯溜まったら倉庫に置いてある市認定ゴミ袋(45リットル)に移すようにしています。
倉庫には不燃ゴミ用のゴミ袋(45リットル)も置いてあるのですが、いずれも口を開けて土間に置いてあるだけの状態です・・・。
ちゃんとしたゴミ箱があると便利なうえ見た目もスッキリすることが分かったため、倉庫(+ガレージ)にもゴミ箱(計3個)を作ることにしたのです。

今回は倉庫(+ガレージ)に設置するため意匠を凝る必要はありません。
また、私は自己満足!?でホゾ組みで作ることが多いのですが、「ゴミ箱 DIY」等の検索キーワードから訪問された方がいらしても、ホゾを刻んでいるところを見たとたんにページを閉じられること必至です。
そこで、今回はホームセンターで安価に入手できる材料と釘だけを使って超シンプルなものを作ることにしたいと思います。

まず、サイズについて、ゴミ袋は45リットルサイズのため以前に作ったもの(下図)と同じにします(内寸でW350mm×D230×H480mm)。

使用する材について、ホームセンターで入手が容易かつ安価な材(杉や赤松等の国産材)と言えば胴縁材や野縁材が思い浮かびます。
そこで、下図のとおり野縁材(30×30mm程度)で柱を立て、この柱4本を胴縁材(45×15mm程度)で繋ぐ形で組み立てるようにします。

上図で材の寸法について、私は手持ちの材を使うため市販のものと少し違っていますが、内寸(W350mm×D230×H480mm)が同じになるように調整していただければと思います。

それでは作っていきます。
まずは柱にする野縁材について、私は手持ちの間柱材(杉。90×27mm)があるため、それを3等分に挽き割って野縁材(28×27mm)にします(ホームセンターで野縁材を購入すれば、この作業は必要ありません)。

これを530mmの長さで切断します(1組4本。今回は4本/組×3組=12本)。

胴縁材については、羽目板(杉。12mm厚)の端材を挽き割って胴縁材にします(ホームセンターで胴縁材を購入すれば、この作業は必要ありません)。

幅55mmで挽き割りました(テーブルソー使用)。

そして、これを428mm(1組当たり4本)及び230mm(1組当たり4本)の長さで切断します(ここで修理したスライド丸ノコを使ったわけです)。

これで部材の全てが揃いました。

<続きます>

ゴミ箱の作製(4)可燃ゴミ用を追加

先般、プラゴミ用のゴミ箱を作りました。

やはり、ちゃんとしたゴミ箱があるとゴミを捨てやすくてとても良いです(これまではゴミ袋を床に置いただけでした・・・)。
プラゴミ用のゴミ箱が思いのほか良かったため、この調子で可燃ゴミ用のゴミ箱も作ることにします。
可燃ゴミもゴミ袋を床におき、それに捨てているのですが、ゴミ袋はプラゴミの場合(45リットル)と違って小袋(スーパーでもらえるロール状になったポリ袋)を使っています。
可燃ゴミには臭いのするものがあるため、小袋が一杯になるごとに倉庫に置いてある市認定のゴミ袋(45リットル)に移すようにしているのです。

小袋に応じたゴミ箱のサイズを決めるため、段ボールでモックアップを作って検討します。

この結果、内寸で幅140mm×奥行110mm×高さ190mmにすると良さそうです。
小さいため薄板を組んで箱を作ることにしますが、以前に作った木箱のような作りでは強度面で不安があります。

そこで、角材を4隅に入れて板どうしの接合を補強することにして下図を考えました。

では、作っていきます。
板材はいつものように廃材(昔のもろぶた。10mm前後→9mm厚に歩決め)を再利用します。
テーブルソーを使って挽き割り。

各部材を切り出します。

こうした箱物は木目の向きによって見た目が変わってきますが、今回は縦方向になるようにしています(今回は縦方向にしたほうが歩留まりも良くなります)。

組み立てます。

基本的にはボンドによる接合ですが、見えない内側で釘を併用しています。

目違いを払って一応、箱の完成です。

ゴミ箱として使えば直ぐに汚れるでしょうから塗装しておきます(VATON:オーク色)。

1度塗りだけですが、杉材で塗料(オイルステイン)をよく吸い、少し濃くなり過ぎました。

これをプラゴミ用のゴミ箱(下写真)の側面に取り付け、投入口の高さは同じにすることにします。

取り付けには金具(下写真。金折:25mm)を使います。

このような小さい金折は釘で留めるのか、取り付け穴の径が1mm程度しかありません(上写真で左側の1個が当初の状態)。
今回は取り付け場所を変える可能性があるため、ビス留め(3×10mm)するため取り付け穴の径をドリルで3mmに広げています。

プラゴミ箱の骨組み(角材)に対して金折を3箇取り付けます。

今回作った可燃ゴミ箱を取り付け。

ゴミ袋を掛けます。

ゴミ袋の固定には目玉クリップを使っています。

完成です!

これまたゴミを捨てやすくて良いです(^_^)