投稿者「里山古民家」のアーカイブ

竹ボイラーの導入(25)自作床暖房パネル⑤熱交換器取付

前回、アルミ板(放熱板)の上に銅管を配管しました。

<裏側:配管側>

<表側:床板側>

このアルミ板の上に、以前加工した床板を張ることになります。

一般的な床板張りと同じように実(サネ)部分に釘を打っていきますが、最後の1枚と上下の框部分は板上から釘を打たざるを得ません(下写真で黄土色丸印)。

これらの釘頭が出てしまいますので、なるべく(靴下等が)引っ掛かりにくいようにするのと目立たないようにするため、丸頭の真鍮釘を使っています。

釘を打つ箇所は、下写真のとおり銅管の横断箇所を避けるように配置しています。
しかし、近接する箇所(下写真で一番左側)もあり、銅管を打ち抜いているかもしれないという一抹の不安も・・・。

ところで、銅管はアルミテープを使ってアルミ板へ固定しています。

この辺りのノウハウを拝借させていただいた下記サイトでは、熱によってアルミテープの粘着力が落ちることを想定し、サドルでも固定するようにされています。

床暖房自作 〜番外編〜

私なら思いつきもしないことですが、なるほどと言うことで同じようにすることにします。
まずは、放熱板に使ったアルミ板の端材からサドルを作ります。

ビス留めするため、そのバカ穴をあけておきます。

先に張った床板に対してビス留めして取り付けます。

全ての取り付け完了。

最終的には見えなくなるところですが、銅管がしっかりホールドされていて良い感じです。

特に継手付近は動きやすいところですので、サドルによる固定は効果が大きいかと思います。

<続きます>

里山再生:2018スタート

自宅裏には里山(丘陵地のヘリ、約3,000m2)があり、4年前から冬に竹の伐採を中心に整備しています。
昨年末に門松を作るために山に入って竹を伐採しましたが、年が明けて本格的(と言っても各週末ごとに半日〜一日程度)に作業をすることにしました。

5シーズン目となる今回も引き続き、竹や木を伐採する予定です。
このうち竹については、これまでの間伐により坪1本程度の密度になっています。
このため、約3,000m2の面積に対して竹が1,000本程度(≒3,000m2÷3.3m2/本)生えていることになります。

これらを5年で更新(古いものから伐採)するとして、1年に200本(=1,000本/5年)を伐採すれば現状を維持できることになります(春のタケノコ収穫時期には全てを収穫するのではなく、200本程度を残すようにしています)。
200本と言えども、竹は木に比べて容易に伐採できますので、冬の週末だけで伐採することは十分に可能です。

ところで、伐採した竹(伐採後数年経った枯れ竹)はボイラーの燃料などに使いたいと考えています。
ボイラーに関してはブログの更新が遅れていますが、既に焚ける状態になっており、試験的に竹を焚いたところ、お風呂の湯量を沸かすには竹2、3本を必要とするような感じです。
つまり、1年に200本の竹を伐採したとしても、これだけでは毎日お風呂に入れないことになります(2×365≒800本程度必要)。
現代では化石燃料に依存するからこそ毎日お風呂に入れるわけですが、こう考えてみると分不相応な生活をしているのではないかという思いを抱かざるをえません。

閑話休題。

竹の間伐作業は次の手順で行いますが、昨シーズンのブログ記事の繰り返しになりそうですので省略します。

  1. 伐倒
  2. 4m程度の長さで玉切り
  3. 枝払い
  4. 山の中に棚積み

このうち枝払いした竹の枝葉を利用し、今回、椎茸のホダ木を仮伏せしましたので、それを紹介することにします。
昨年12月に植菌したホダ木は、そのままの状態で山の中に置いてあります。

植菌後のホダ木は、直射日光や乾燥を防ぐため、梅雨に入るまで仮伏せすることになっています。
具体的にはコモなどでホダ木を被覆することになります。
藁コモは門松に使ったものがあったのですが先日、ミカンの防寒対策に使ったので、それに代わるものとして枝払いした竹の枝葉を掛けることにします。

竹の葉は枝払いしたばかりですので青々としていますが、徐々に枯れ、梅雨に入るころには枝から落ちていることと思います(エンドウの棚に葉のついた竹の枝を使うのと同じですね)。
これなら梅雨の時期に改めて被覆を外す必要がなく、そのまま本伏せに移行することができて手間いらずです(^_^)
(もちろん失敗する可能性があります。)

この近くには3年前に植菌したホダ木が置いてあるのですが、なんと、この冬の寒さのなかでもシイタケがあがっています!

薪ストーブで焼いて食べると美味しいかも。