前回、自作サイクロン集塵機をテーブルソー(マキタ 2708)に接続できるようにしました。
ほかにサイクロン集塵機に接続するのは、大量のおが屑を出すカンナ系の電動工具です。
そのうち自動カンナ(マキタ 2012NB)については、専用の集塵フードがついているため、それにダクトホース(φ75mm)をつなげば良いだけです。
サイクロン集塵機を動作させて幅広の板材を切削してみましたが、ホースにおが屑が詰まるような感じはありません。
また、周囲に飛散するおが屑も少なく、やはり自動カンナにはこれぐらいパワーのある集塵機(木工用集塵機)が必要なわけです。
一方、手押しカンナ(下写真で右下。リョービ HL-6A)も当初から機械背面に集塵口があり、そこに集塵ホースをつなげられるようになっているのですが・・・
ただ、DIYモデルと言うこともあって集塵ホースは細径(φ38〜39mm)のものが標準になっています。
φ38〜39mmの集塵ホースと言えば、掃除機タイプの集塵機(下写真。丸ノコ等を接続)に使われるもので、これではホース内におが屑が詰まってしまいます。
幸い、手押しカンナの集塵口はφ57mm(外径)と大きいため、これに75mmのダクトホースをつなげられるようにしたいと思います。
ダクトホース(75mm)は塩ビ管(VU65A)をつなげられるため、インクリーザー(塩ビ継手の一種)で口径を落とすなどして塩ビ管のまま手押しカンナに接続したいところです。
手押しカンナの集塵口はVU50Aの口径に近いですが、集塵口の外径57mmに対してVU50Aの内径が56.4mmと微妙に小さくて嵌まりません。
そこで、思い出したのが5年前、塩ビ管(VU50A)と雨とい(たてとい60)とを繋いだことです(下写真。DV継手を使っていますが、VUDV継手を使うべきです・・・)。
これができたのは両者の外径がほぼ同じためですが、雨といのほうが肉厚が薄いため内径は大きいことになります。
ちょうど、たてとい50の端材があるため試してみると、手押しカンナの集塵口に嵌まります(逆に少し大きい)。
と言うことで、下図の構成でダクトホース接続用のアダプターを作ることにします。
各部材。
インクリーザー(50A×65A)以外は手元にあり買う必要がありませんでした(端材は捨てずに残しておくべきか??)。
組み立て。
雨といの材質は塩ビですので、塩ビ管用の接着剤を使って問題なく接合できます。
手押しカンナの集塵口(外径57mm)に対して、たてとい(内径58.2mm)が少し大きいため手押しカンナの集塵口にエフコテープを巻いて調整します。
こうして出来上がったアダプターを使って手押しカンナにダクトホースを接続します。
しっかりと接続できます。
実際、サイクロン集塵機を動作させて手押しカンナを使ったところ全然問題ありません。
この手押しカンナを入手・メンテしたのは今春ですが、おが屑が飛散してガレージ内が悲惨なことになるため、どうしても使うのが憚られました。
これでようやく気兼ねなく使えるようになりました(^_^)