前回、脱衣カゴを置くための棚を作り始めましたが、その棚板をはぐのにビスケット(雇い実の一種)を使うべくジョイントカッターなる電動工具(下写真)を入手しました。
ジョイントカッターはビスケット用の溝切りに特化した電動工具です(数が出ないためか新品だと4万円程度と高価です)。
しかし、本体を見ると、よくあるディスクグラインダー(ベビーサンダー)に専用の定規と溝切りカッターを取り付けただけのように感じます。
ディスクグラインダーがベースならメンテも容易だろうと、安価なジャンク品に飛びついたわけですが・・・
とりあえずテスターで導通を確認。
スイッチを含め、特に問題なさそうです。
そこで、電源コードをコンセントにつないで恐る恐るスイッチON!
モーターから火花が散って一瞬動いた?ものの、その後、うんともすんとも言わなくなりました。
この症状は以前にメンテした卓上丸ノコのときと同じで、そのときと同様にカーボンブラシが固着していると推測。
ブラシホルダ(下写真で朱色矢印)からカーボンブラシを抜こうとすると案の定、固着して抜けません。
力を入れて引っ張ると導線とスプリングが引きちぎれ、カーボンブラシ本体だけが中に残置されてしまいました。
カーボンブラシを押し込むとモーター(アマチュアのコンミテータ)を傷つけかねないため一旦、分解したうえ内側から押し出すことにします。
分解すると、ディスクグラインダーがベースになっているのが良くわかります。
ディスクグラインダー(ベビーサンダー)なら安価なのですがね。
モーター(ステータコイル)の内側からマイナスドライバーで押してカーボンブラシの引き出しに成功!(下写真で右下にある黒い小片がカーボンブラシ)
ピンボケしているため分かりにくですが、カーボンブラシ表面に固着した跡が残っています。
ブラシホルダにも固着跡が残っていますので、マイナスドライバーの先で擦って落としておきます(カーボンブラシは新品に交換)。
この機会にモーター(アマチュア)の状態も点検。
焼けたような痕跡は見当たらず、今回の不動の原因はカーボンブラシの固着でほぼ間違いないでしょう。
各部品を掃除しつつ元通りに組み立てていきます。
そして、メンテ完了!
コンセントに繋いでスイッチを入れると問題なく動作します(^_^)
次回、このジョイントカッターを使って板はぎを行うことにします。