5年前、古材(松板)を再利用して掛け時計を作りました。
![](https://satoyama.imokushi.com/wp-content/uploads/2016/12/IMG_4596-768x1024.jpg)
その掛け時計が止まってしまいました。
いつもの電池切れだと思い、新しいものに交換しても動きません。
どうやら時計の心臓部と言える「クォーツムーブメント」が壊れてしまったようです。
5年前に掛け時計を作ったとき、クォーツムーブメント(下写真で右下の部品)は以前使っていた時計のものを流用しました。
つまり、クォーツムーブメント自体は以前の時計のときを含め20年以上経つため壊れても当然なのです。
![](https://satoyama.imokushi.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_4539-1024x768.jpg)
クォーツムーブメントを新しいものに取り替えることにしますが、問題は既存のものと同じサイズのものが手に入るかです。
と言うのは、クォーツムーブメントは下写真のとおり掛け時計の背面に穴を掘り、その中に仕込むようにしてあるため、サイズが異なると面倒なことになるのです。
![](https://satoyama.imokushi.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_4560-1024x768.jpg)
いつものごとくAliExpressで探したところ、同じサイズ(55×55×16mm)のものを発見!(このサイズが掛け時計用の標準サイズみたいです)
注文後ひと月ほど待って届きました(送料込み300円弱のため時間がかかるのは仕方がありません)。
![](https://satoyama.imokushi.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6934.jpg)
古いもの(下写真で左側)と比べるとボディのサイズは同じですが、シャフトが倍ほど長くなっています。
![](https://satoyama.imokushi.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6935.jpg)
5年前に掛け時計を作ったときはシャフトの長さにあわせて下図(断面図)のとおり穴を深く掘らなければならなかったのですが、新しいもののようにシャフトが長ければ、それだけ取り付けが容易になります。
![](https://satoyama.imokushi.com/wp-content/uploads/2016/12/clock_detail-1024x520.jpg)
20年でこうした点の改良が進むだけでなく、まさか300円弱で手に入るようになるとは20年前には考えられなかったことでしょう。
クォーツムーブメントを取り替え(容易です)。
![](https://satoyama.imokushi.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6936.jpg)
針(付属品)がシルバーからホワイトになり、視認性が良くなりました。