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倉庫の整理(13)電動工具用コンセントを新設

前回、ジャンク品(不動)の集塵機を整備し、一応は使えるようになりました(電動工具との連動機能は使用不可)。

そして、先に整備した卓上丸ノコとともに鉄骨倉庫に設置しました。

卓上丸ノコ及び集塵機の電源(100V)は以前設置したコンセント(下写真で朱色矢印)から延長コードを延ばしてとるつもりでいました。

しかし、延長コードを棚(作業台)上に這わすことになり、作業時にコードを傷つけないよう気を使わなければならなくなりそうです。

そこで、卓上丸ノコの近くにコンセントを新設することにします。

一般的なコンセントは増設できるようになっていますので、これを使って既設のコンセントから新設コンセントまでケーブルを配線するようにしています。

作業に着手することにし、分電盤のブレーカを切断。
既設のスイッチボックスからコンセント(埋込コンセント)を外します。

コンセントの送り側端子にケーブル(VVF1.6×2C)を結線(これ以降の作業は電気工事士の資格が必要になります)。

ケーブルは鉄骨倉庫の胴縁(リップ溝形鋼)内に配線しますが、下写真のとおり尖った釘先が出ているため、しっかりケーブルを固定しておかないと傷つけてしまうかもしません。

こうした溝形鋼の内側にケーブルを固定するための金具がないものか、ネットで調べると、まさにそのもの(ネグロス電工 FVラック KF1)を発見!
その金具(下写真で朱色矢印)を入手し、ケーブルを固定します。

溝形鋼の中に配線したケーブルを、コンセント新設箇所付近で棚(作業台)上に出す必要があり、そのための穴をドリルで穿孔。

穴の径はφ10mmですが、構造材でない(胴縁)ので問題ないでしょう。

ところで、前回のブログ記事のとおり集塵機は電動工具(卓上丸ノコ)との連動機能が使えません。
つまり、卓上丸ノコを使うときは、いちいち集塵機のスイッチをON・OFFする必要があります。
延長コードで下写真のようなスイッチ付きのものが市販されていますが、このような形のコンセントにすれば手元で集塵機をON・OFFすることができて便利そうです。

パナソニック タップスイッチ WHS2611WKP

そこで、コンセントにスイッチを追加することにし、下写真のとおり配線。

スイッチはコンセントの非接地側(黒色線)に配置するようにしています。

作業台のうえにスイッチボックスを設置し、コンセント及びスイッチをケーブルと結線。

電気工事完了!

卓上丸ノコと集塵機をコンセントに繋いで試運転してみます。

コンセントに隣接するスイッチを入れると集塵機が始動。
この時点で卓上丸ノコにも電気がいっていますで、卓上丸ノコのトリガースイッチを引いて木材等を切断する形になります。

竹製手すりの設置(3)玄関②

玄関に手すりを設置すべく、前回、竹を取り付けるところまでできました。

実際に竹を掴んでみると、竹(支点間のスパン)が長いため(2.8m)たわんでグラついてしまうことがわかりました。
そこで、中間(腰壁の見切りがあるところ)に支点を設けることにします。
適当な木片を使って下写真の支持具を作製。

木口の片側を半円形(φ36mm)にして丸竹を保持するようにしています。
また、反対側の木口にはシュロ縄を通せるように溝を切ってあります。

一旦、竹を取り外し、腰壁の見切りに支持具を取り付けます。

再度、竹を取り付け、支持具及びシュロ縄で竹を固定します。

シュロ縄だけではきつく縛れなかったため、実際には銅線で縛ったうえ、それをシュロ縄で隠すような形にしています。

支持具については他にもいくつかの方法を考えたのですが、シュロ縄(銅線)で縛ると言うのがシンプルで見た目も竹と馴染んだように感じます。

先に竹を一旦取り外した際に天井側の固定具に古色塗り(柿渋+顔料)を施しておきました。

一方、床側の固定具については床や腰壁と馴染むように拭き漆で仕上げたいと思っており(漆塗りは時期が限定されるため今夏中を予定していますが・・・)、今回古色塗りは行っていません。

固定具はビス留めにより天井や床に対して固定していますが、ビス頭を隠せるように前回、埋め木用の穴(φ10mm)をあけてあります。

上写真のとおり、天井側、床側ともに埋め木するつもりでいたのですが、埋め木すると実質取り外せなくなるため目につく床側だけを埋め木することに変更します。

固定具と同じ杉材から埋め木(φ10mm)をとります(埋め木錐を使用)。

埋め木錐と言えば、以前踏み台を作ったときに中国製のパチモン(下写真:4本セットで送料込み260円!)を使いました。

なんとか埋め木をとれたものの、切れ味は値段相応・・・(刃物系に関しては中国製の安物は避けたほうが良い感じです)。
結局、日本製(スターエム社)のものを買い直し(価格は1本で中国製セット品の10倍以上です)、今回はそれを使っています。

さすが日本製は切れ味抜群です!
杉のような軟木でも綺麗に切り取れました。

埋め木で穴を埋めます(床側のみ)。

そして、完成です!

竹の上部については手で掴むことはないので、猿の人形(さるぼぼ)でも取り付けて登らせると面白そうです(^_^)