先般、里山にカシの苗木を植え付けました。
この時期、例年は果樹も植えているのですが、今年は1本も植えていません。
と言うのは、昨年までに各種果樹を22本(下図で28〜49。内1本は枯死)植えて、ほぼ計画分を終えたからです(あとは棚を整備してブドウ)。
果樹については、このほかにも自宅から離れたところにある有休農地等に植えたものもあります。
農地や山を荒廃させるぐらいなら果樹を含む樹木を植えておいたほうが良いだろうと思っており、今後も継続して植樹する予定です。
ただ、果樹の苗木は安価(1本1,000円程度)と言っても、自宅から離れたところの農地等のためにわざわざ買うのは辛いものがあります。
そこで、果樹の苗木も自作しようと3年前から接ぎ木に挑戦しています。
最初の年は全て失敗したものの、2年前に1本成功したことから昨年は一気に数を増やして9本接ぎ木を行いました(全てビワ)。
その後の経過についてはブログ記事にしていませんが、昨年5月下旬には接ぎ穂(品種:田中?)から新芽が出てきました。
新芽が出なかったり、台木自体が枯死したものもあり、結局、成功したのは下写真(現在)の3本だけです。
9本のうち3の本で、成功率は1/3と低いです・・・。
ところで、さすがに接ぎ木の方法はネット上にも少ないようで、当ブログに「接ぎ木」の検索語で訪問いただく方が少なくありません。
そこで、接ぎ木の方法についても情報共有したいと思いつつも、私も完全な自己流ですし、この成功率ではもう少し改善してからのほうが良さそうです(基本は継ぎ穂と台木の形成層どうしをあわせてテープで固定するだけです)。
さて、失敗した6本のうち4本については台木が生きていますので(2本は台木自体が枯死)、それを使って再度接ぎ木します。
昨春は接ぎ木するだけでなく、台木も育てようと里山に自生していたビワの幼木を畑に移植しておきました(下写真で朱色矢印。写真は移植時)。
畑に移植したときは小さかったのですが、1年で接ぎ木できる大きさにまで成長しました(4本のうち2本。1本は枯死)。
これも同様に接ぎ木します。
ビワばかり接ぎ木しているのは、里山で自生していたものを台木として利用できたからです。
他の果樹も継ぎ木したいと思っても台木がなければできません。
そこで、各種果樹の台木も育て始めており、昨春、まだ小さかったもののユズの台木を使ってミカンの接ぎ木を試しに行ってみました(下写真で朱色矢印)。
下写真は昨年5月下旬に撮影したもので、接ぎ穂(品種:デコポン)から新芽が出ています。
そして現在の状態が下写真(朱色矢印)です。
成功したかのように見えますが、実際は接ぎ穂が枯れ落ち、その後、台木から直接出た芽が成長しているのです・・・。
これも再度、新たな接ぎ穂を使って接ぎ木しておきます。
<写真>
私のように知識も技術もない場合、1本だけで成功させようと思っても無理で、「下手な鉄砲も数打てば当たる」の作戦でいかなければいけないようです。
ウチの巨峰ですが、20年くらい経っていると思います。
ここ数年は130房ほど成ります・・・半分くらいに摘果したら良いのでしょうけどね。
結構甘いです。
剪定した枝を差しておいたら芽が出ますので、それを知り合い2軒に差し上げました。
ウチもそれで鉢植えしています。
葡萄は比較的作り易いのだそうですが、素人には剪定やら、害虫やらで大変です。
https://botan911.exblog.jp/28323035/
https://botan911.exblog.jp/28273901/
こんばんは!
ブドウまで栽培されてみえたとは驚きです。
しかも巨峰とは!
私もブドウを植えたいと思っているのですが、棚を用意しなければならず、それがネックになっています。
ブドウの増殖は接き木かと思い込んでいましたが、挿し木でもいけるのですね。
言われてみれば、確かに挿し木で活着しそうです。
舌足らずでした。
今や棚の耕作面積満杯になっているものは苗を買いました。
友人等に配布?したのは挿し木ですけどね。
あ、私がするのは、枝の穴を見つけてそこからピアノ線を突っ込んでブドウスカシバ(蜂に擬態した蛾)の幼虫を駆除することです。
これが大変なんです。
で、冬場に枝を出来るだけ短く選定した方が、産み付けられた卵が少ない、と言う訳ですね。
薀蓄垂れてしまいました。
こんばんは!
ブドウは病虫害対策が大変かと思います。
挿し木が可能にも関わらず、ブドウも接ぎ木するのは病虫害に強い台木を使うためなのでしょうね(接ぎ木苗の野菜と同じ考え)。