前回のブログ記事(カシの植樹と苗木作り)に対して、釦屋さんから「シイタケの原木栽培はしていないのか?」とのコメントをいただきました。
シイタケの原木栽培は毎年行っており、今シーズンは里山のクヌギをホダ木にして3月上旬に菌打ちを行いました。
上写真で手前の5本(種駒100個を植菌)が今シーズンに行ったものです(手順等は例年同様のため省略)。
奥の5本(ホダ木はカシ)は一昨年に植菌したもので、この写真の撮影時(3月上旬)には既にシイタケが上がり始めています。
同じホダ木の昨秋の様子が下写真です。
ホダ木が5本(ホームセンター等で市販されている種駒100個分:500円弱)もあれば自家用には十分な量のシイタケが収穫できます。
このため、1シーズンに行う植菌はホダ木5本程度にとどめる一方、毎年行うようにしています。
ただ、毎年行うようにすると大変なのがホダ木の準備です。
シイタケのホダ木にする木は何でも良いわけではなく、クヌギやコナラ、カシと言ったものに限られます。
今シーズン、薪用に伐採したムクノキは残念なことにシイタケのホダ木には適していません(スギも不適)。
実は、伐採したムクノキの近くに大きなクヌギ(下写真で朱色矢印。シイタケの原木として「適」)の木があり、それを伐採できれば大量の薪に加えてシイタケのホダ木もゲットできるのですが。
このクヌギは昨春には新芽を出さなかったため一昨年に枯れたのだと思います。
木は枯れたら他の木や竹を巻き込んで倒れるようなイメージがありますが、実際には先端のほうの枝から枯れ落ち、最後に主幹が立ったまま腐ると言うように行儀が良いものです。
そんなわけで、このクヌギの周辺には枯れ枝が落ちており、それを拾ってはウッドボイラーの燃料にしています(下写真が拾い集めたもの)。
上写真でも分かるとおり枝と言っても直径30cm近くあるものもあります。
ある程度水分が抜けていると言っても、密度が高いクヌギだけあって重く、こんなものが頭上に落ちてきたらエライことです。
日頃の行いが悪い私のこと、根本をチェンソーで切っているときに落ちてくるような悪い予感がし、伐採するのは止めておくことにしました・・・。
ただ、枯れ落ちたもののなかには太さや水分状態が良さそうなものがありますので、それを1m程度に玉切りしてホダ木にしたわけです。
さて、山での作業も今シーズンはそろそろ終わりです。
既に菜種梅雨の季節を迎えたことから今後は作業場所を畑や庭へ移して自然農やガーデニングを行いたいと思っています。
ちょうど畑のエンドウが勢いよく成長し始めましたので、里山で伐採した竹(枝先)を立てて蔓を伸ばしやすいようにしておいてあげましょう。
先日のブログ記事にUPしたスモモの花は終わってしまいしたが、今度はモモやシバザクラのピンク色の花が咲き始めました。
もちろん黄色の菜花やダイコンの白い花は満開です。
この時期、自然農の畑はまさに桃源郷と言った感じにたくさんの花が咲き誇っています(^_^)