昨秋、下写真の流しで井戸水を使えるようにしました。
ブログ記事にはしていませんが、その後、手元にあったレンガを使って下写真のとおり流しから落ちる水が水路へ排水されるようにしました。
これはこれで良いのですが、気になっているが上写真でも流しの後ろに写っているCD管(オレンジ色の合成樹脂可とう管)です。
CD管には電気ケーブル(VVF1.6×2C)が収められています。
将来、ここに井戸の揚水ポンプを設置する計画で、その電源を確保するため、昨秋に水道パイプを敷設するついでに埋設しておいたものです。
土中に埋設してある部分は良いのですが、CD管は耐候性がないため(材質:PE、PP)、上写真のように露出している部分はいずれ紫外線でボロボロに劣化してしまいます。
早いうちに何らかの形で養生しておかなければなりません・・・。
ところで、ここに井戸ポンプを設置するのは早くても1年以上先になるかと思います。
一方、せっかく電気を引いてあるのですから、その電気を利用してポンプ設置に先行して行いたいことがあります。
それは外灯の設置です。
外灯については、父が亡くなって間もない頃(8年前)に母から「家の外が暗いため外灯を設置してほしい」と頼まれました。
家の中で照明を点けて生活しているのだから、窓から漏れる光で多少は明るいのではないかと思ったものの、実際に確認してみると真っ暗・・・。
とても人が生活しているような気配を感じないのです。
新聞か何かで目にした「田舎の古くて大きい家に高齢の女性が一人住んでいる情景が、現代日本の田舎の現状を象徴している」と言う一文を思い出さずにはいられませんでした。
そのときに外灯を設置しようかとも考えたのですが、その前に、なぜ家の中で照明を点けているにも関わらず真っ暗なのか調べたところ、直ぐに原因が判明。
玄関とLDKとの間には下写真(写真は昨年、木製梯子を自作したときに撮影したもの)のとおり光を透す格子戸が入っているにも関わらず、その前に食器棚が置かれていてLDKの照明の光を塞いでいたのです。
そこで、食器棚は下写真(写真は昨年、固定具を取り付けた時に撮影したもの)の壁前に移動しました。
その結果、屋内の光が外に漏れるようになって一件落着(下写真:玄関の照明を点けていなくても玄関外が少し明るい状態)。
こうして玄関前については多少明るくなったものの、我が家の長いアプローチは暗いままで、夜間の来客者にとって歩きにくい状態が続いています。
昨冬アプローチに敷石(延べ石を再利用)を仮置きしていた間も、来客者がつまずかないようにホームセンターで売っている安価なソーラー式ライトを警告灯として置いておきました。
このようなソーラー式ライトは電気配線も不要で良いのですが、外灯としては光量が不十分です(さらに写真のものは1年程度で外装のプラスチック部分が劣化してしまいました)。
そこで、先の電気ケーブルを兼用する形で外灯を設置しようと言うわけです。
外灯用の照明器具は2年前に整備した門柱(上写真。米搗き臼の支柱を再利用)を台にして設置すると良さそうです。
ただ、ケーブルを立ち上げてある場所(井戸ポンプ設置予定箇所)から少し距離があるため外灯設置箇所までケーブルを延長する必要があります。
それには井戸ポンプ設置箇所にケーブルの分岐箇所(ジョイントボックス)を設け、そこから外灯まで下図で朱色点線のとおりケーブルを延長すれば良いです。
しかし、実際には庭木などがあって上図のように最短ルートで敷設するのは難しいです。
また、除草の負担を軽減するため、井戸の周囲についてコケを植栽して坪庭のような感じに整備したいと考えています。
そこで、コケの植栽エリアを下図で緑色着色箇所のとおり設定し、その縁を沿わす形でケーブルを敷設することにします。
ところで、ケーブルを地中埋設することで怖いと思っているのが感電事故です。
ケーブルはCD管等で一定防護されているとは言え、何らかの作業で誤ってケーブル(100V)を破断、感電するかもしれません。
コケ植栽箇所の縁には縁石を設置する計画ですので、その縁石の下に電気ケーブルを埋設することで縁石をケーブルの防護材、そして埋設位置を示す標識にしようと言う考えです。
また、縁石に沿って雨水が排水されるようにし、雨水が井戸に流れ込むのを防ぎたいとも考えています(→井戸側の土が崩壊するのを防止)。