月別アーカイブ: 2020年2月

刈払機掛けの自作(1)収納方法の検討

下写真は先般、倒木のクヌギを薪割りしたときのものですが、こうした薪割りは朝の運動(朝活!?)を兼ねて少しずつ(10〜20分程度)進めるようにしています。

以前は朝活としてジョギングをしていたのですが、父が亡くなってからは、こうした薪割りや庭木の剪定など家のことを行っています。
ジョギングも良かったのですが、自分にとってはこうした作業的なものの方が充実感があります(実利も得られますし^_^)。

薪割りで心地良い汗をかいたあとは、使用した斧に感謝の気持ちを込め、油を含ませた布で拭ったうえ斧掛けに収納するようにしています。

この斧掛けは昨年に自作したものです。
ちょっとしたことですが、こうした収納場所を作っておくと道具を大切に扱うようになりますし、作業自体も楽しくなるように感じています。

と殊勝なことを言いつつ、一歩下がってみると・・・

草刈りに使う刈払機が床に置きっぱなしになっています・・・。
鋭い刃のついたものが足元にあるのは危険なため、以前から目にする度にどうにかしたいと思っていました。
刈払機が売られているホームセンターのコーナーをみると、刃の部分を上にして吊り下げるようにして陳列されているのをみかけます。
これなら安全ですし、保管場所もとりません。
しかし、サラの状態なら良いとしても燃料が入った状態でこうした姿勢で保管するとエンジン(キャブレター)に悪影響を与えかねないと言うネット上の情報を目にしてしまい、その後数年放置することに・・・。

そうこうしている間にガレージ内の整理も進み、刈払機を横(水平)置きして保管するスペースが出てきました。
その場所は先の斧掛けがあるところの隣です(刈払機のサイズから斧掛けを少し移設する必要有り)。

鉄骨の胴縁にブラケット状のもの(上写真で朱色の三角)を取り付け、その腕木のうえに刈払機を載せる形で収納してはどうかと考えました。
こうすれば刈払機の下にも何かを置くことができ、スペースを有効利用できます。

そこで、刈払機のサイズや胴縁の位置を測ってブラケットの図を描いてみます。

刈払機のハンドルが、鉄骨の胴縁間に収まるようにブラケットの取り付け位置を調整することで、刈払機が転落しないようにするとともに少しでもスペースを節約するようにしています。

ブラケットは角材(1寸角)を用いて作り、腕木とその支え(下図で朱色)の接合はホゾ組みにする考えです。

刈払機の重さはたかがしれていますので、手間のかかるホゾ組みにしなくても金具(棚受け、ビス留め等)で十分なのですが、自己満足のためホゾ組みにこだわっています・・・。

里山再生:シイタケの収穫と植菌

前回、倒木のクヌギをストーブ用の薪に造材しました。

薪用には上写真に写っている幹の太い部分を用いました。
もちろん細い部分もあり、直径10cm程度のところは長さ90cm程度に玉切りして引き上げてきました。

これらを何にするかと言えば、シイタケのホダ木です。
クヌギはシイタケのホダ木としても適しています。
この程度のサイズのものが4、5本もあれば十分な量のシイタケを収穫できるようになりますので、100駒(=25駒×4本)分の種駒を買ってきました。

シイタケと言えば、収穫時期は春と秋ですが、当地では冬の間も少しずつ収穫できます。
そこで、2年前の今時分に植菌して里山内に伏せてあるホダ木の様子を見にいくと・・・

うじゃうじゃ上がっています!
本来なら嬉しいところですが、いくら暖冬とは言え1月下旬にこれほど上がるのは自然環境の異常さを感じざるを得ません・・・。

この近くには5年前に植菌したホダ木も伏せてあるのですが、こちらは朽ちて昨秋から全く上がっていません。

シイタケは植菌後2夏経過して収穫できるようになりますので、収穫できる期間は3シーズンが限界のようです。
と言うことは、2〜3年に1回植菌すればコンスタントにシイタケを収穫できることになります(シイタケのためだけに木を伐採するようなことはしませんので、原木を入手できたときの楽しみです)。

さて、今回入手できたクヌギのホダ木への植菌です。
電気ドリルで穴をあけ、その穴に種駒をゴムハンマーで打ち込んでいきます(詳細な手順は以前のブログ記事に記載したため省略)。

こうして植菌を終えたホダ木は里山に運んで仮伏せします。
朽ちたホダ木をどけ、以前と同様に棚積みした竹を枕して伏せます。

乾燥を防ぐため竹の枝葉を被せて仮伏せ完了です。

本来は梅雨期に仮伏せから本伏せにし直す必要があるのですが、こうしておけばその頃には竹の葉が落ちて自動的に本伏せに移行することを狙っています(2年前もこうしましたが、ちゃんとシイタケが上がっていると言うことは問題ないようです)。
あとは2年後の収穫を寝て待つだけです(^_^)

朽ちたホダ木は、そのまま林内に置いておけば良いのですが、畑に運んで堆肥としてさらに活用することにします。

畑は、畝間に溝状のところがありますので、そこに並べるようにして置けば邪魔にもなりません。

溝の底には既に竹(桿の部分)が入っていますが、これはお正月の門松に使ったものの再利用です。

既に砕けてチップ状になっているものは果樹の根元に敷いてマルチにします。

里山は長年の放棄により、ある意味肥えた状態にありますので、その一部を畑に移すことで、化学肥料の使用により低下した地力を回復させたいと思っています。