再生中?の耕作放棄地について、5月上旬に今年初めての草刈りを行ってから2ヶ月が経とうとしています。
草刈りは下記のスケジュールで年3回行うことにしていますので、今年2回目の草刈りを行うことにします。
- 1回目:5月上旬
- 2回目:7月上旬(今回)
- 3回目:9月上旬
今の時期は草刈り最盛期でもあり、週末は田圃関係や地区の草刈りの予定が入っているため、平日に早起きして少しずつ(1時間程度)進めていくことにします(人家から離れているため早朝でも刈払機のエンジンを回せます)。
で、現状は・・・
2ヶ月の間に草丈が1m近くまで伸びています。
ところで、以前に自宅敷地内に排水路(土水路)を設けた際、「大地の再生講座」のアイデアを拝借してコンクリート殼を再利用したことがあります。
大地の再生講座ではほかにも様々なことを実践されてみえ、その中のひとつに「風の草刈り」と呼ばれるものがあります。
「水脈整備と風の草刈りで変わったこと(大地の再生〜百田みたからの集い 岡山/2)」(囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio)
上記リンク先に詳しく紹介されていますが、「風の草刈り」とは風で草が揺れる高さで刈ると言うものです。
風で草が揺れる高さと言えば、草の種類や生育状況によって異なるとは言え相当な高さ(例えば地際から30cm)になります。
私自身、農地の草刈りは高刈り(5〜10cm程度)で行っているものの、それとはレベルが違う高さです。
風の草刈りを行うと、その後の草の成長が穏やかになるとありますが、確かにそうなるように思います。
と言うのも、庭木の剪定においても弱く剪定するほど、その後の伸びが小さくて樹木が落ち着く(強く剪定するほど徒長枝が多く出て木が暴れる)ことを実感しており、同じ植物の草も同じはずだと思うのです。
大地の再生講座を主宰する矢野智徳氏は造園技師とのことですので、もしかすると樹木から着想を得られたのかもしれません。
そんなことで風の草刈りの手法により草刈りしていくことにします。
風で揺れる高さを目安にして刈るわけですが、風で揺れるところは柔らかくて刈りやすいところでもあり、一般的な高刈りよりも力を要さずに刈っていけます。
このため、刃を戻すとき(左→右)にも刈ることができて作業が捗ります。
1時間で田面(約1反)の1/3(333m2)程度が完了。
3日目(延べ3時間)で田面部分が終わりました。
昨年はブログ記事を確認すると5日(延べ5時間)かかっていますので、風の草刈りは省力化の面でも効果大です。
今週末には当地区の共同作業(草刈り等)があり、それまでに所有地の隣接箇所(道沿い)の草刈りを各自で済ませておくことになっています。
そこで道沿いを草刈り。
ここは路肩が斜面になっていますが、特にこうした場所は路肩の保護のためにも定期的な草刈りが大事なのだと思います。
ほかにも山裾部分などを刈って完了。
相当な高刈りのため地際で刈った場合に比べて見た目は悪いですが、以前のジャングル状態に比べたら良しとしましょう(^_^)
作業が早く終わって時間があるため、近くにある墓地(地域の共同墓地)にも寄って草刈り(芝刈り)をしておきます。
芝が綺麗に生え揃い、一見するとどこの高級墓苑!?かと見間違えてしまうかも?
芝はもちろん高麗芝などのような園芸種ではなくて自生の野芝です。
定期的に草刈りが行われることで刈り取りに強い芝が残り、美しいターフが形成されるわけです。
ちなみに2年前、主屋(古民家)前の砂利敷きだったところを芝庭に変えましたが、実はこの墓地の芝が剛健に生育しているの見て決めたのです。
以前はろくに墓参りをしていなかったのですが、近くにある田畠を管理するようになってから必然的に足を運ぶ機会が増えました。
そう考えると今年、近くにある畑の管理が我が家の手に返ってきたのも、墓参も定期的に行うようにと言うことなのかもしれませんね。