月別アーカイブ: 2018年5月

庭木の剪定(22)みどり摘みとハイニガナの除草

連休中に満開を迎えたツツジの花。

連休終盤には花が散り始めたことから剪定することに(花が散って間も無く花芽がつくため、剪定するなら早い時期が良いことになります)。

老木で既に形ができていますので、現状を維持させる分だけ全体を弱く刈り込んでいます。

一方、成長段階のマツは新芽がグングンと伸びています。

そこで、これらの新芽を摘んだり、切り詰めて剪定します(みどり摘み)。
新芽を摘む際に前年葉をもみ上げると、いかにも手入れが行き届いているような感じになるのですが、今回はパス。

成長が著しく、最も高いところは10尺(3m)の脚立に登っても手が届かなくなりました。
そこで、上写真で朱色線のところで切って芯止めすることにします。
また、上方向に大きくすることができないことから、昨春から門冠りの樹形になるように仕立て始めていますので、その方向(上写真で朱色点線)に新芽を誘引します。

芯止めするため切除した枝は上写真では小さく見えますが、実際には結構な太さと長さがあります(手袋や手鋸の大きさと比較)。

昨年の新芽が一年でこれだけ大きくなるのですから驚きです。

門冠りに仕立てることで、玄関アプローチへの木戸の代わりになるのではないかと思っていますが、どうなることやら。

続いて、内部の苔庭を手入れします。
コケの状態は良いのですが、雑草の二ガナがたくさん生えてきています。

二ガナでも、これは下写真のとおり土中に匍匐茎(ランナー)を伸ばして増えるタイプのハイニガナになります。
このランナーから葉を点在させるように出すため、除草しようとしても葉が千切れるだけで非常に厄介です(葉だけを取ることで逆に勢いを増す結果に)。

ハイニガナはこの時期だけ花を咲かすため花茎を出すのですが、その根元に中心部が存在することを昨春見つけました。
そして、その中心部を狙って引っ掻き出すと、うまい具合に全体を除去することができるのです。

そこで、花茎が出ている今のうちに一気にハイニガナを除草することにします。
下写真のようなところはランナーを伸ばして勢力を拡大していますが、いくつかある花茎の根元をそれぞれ草取り器(下写真で赤色の柄)の櫛刃を引っ掛けて抜き取ります。

ピンポイントで中心部を狙え、周囲のコケへの影響を最小限に留めることができます。

そんなことで根こそぎ除去できるのですが、何しろたくさん生えています。
1回につき2時間ずつ作業し、それを4回(計8時間)行ってようやく完了・・・。

ちなみに、ハイニガナが急激に増えたのは除草剤の使用が関係していると思っています。
以前、この庭はササ庭と化しており、ちょうど5年前に除草剤を塗布してササを一掃しました。
ササだけではなくコケも一時的に弱ったため、そのときにハイ二ガナが勢いを加増。
そして、枯死したササの根で土が肥え、それを栄養にして一気に増殖したのかもしれません。

除草剤は表面的な効果に目が向かいますが、反面、見えないところで混乱を引き起こしているように思えてなりません。

<続きます>

遊休農地の活用(2)笹刈りと果樹植え付け

新たに管理することになった畑(約3畝半)について、前回、現況を確認したうえで今後の管理方法を検討しました。

その結果、少なくとも隣地に迷惑を掛けることがないように、下図のとおり果樹を中心に植え、定期的に草刈り等の管理を行っていくことにしました(果樹を植えるのは土地を肥やす目的と、草刈り等のモチベーション維持のため)。

早速、取り掛かることにしますが、第一に行うべきは、山側から侵入してきている笹や篠竹の刈り払いです。

背丈を越える笹に苦戦しながらも刈り払い完了。

そんな密集した笹の中でも同じ背丈ぐらいの若木(雑木)が数本生えていたため、とりあえずは伐採せずに残してあります(下写真で朱色矢印)。

樹種を特定するため葉を確認します。

見覚えのある葉でエノキと判明。

とすると、ムクノキかエノキと思っていた山側の巨樹はエノキの可能性が大です。
そして、これらの若木は巨樹から落ちた種から自生したものでしょう。

エノキであれば15年もすれば薪として使えるでしょうし、樹木があるだけで雑草抑制にもなりますので、そのまま残すことにします。

そうこうしている間に同じ地区の方がトラクターで耕耘していただきました。
この機会にクローバーを全面的に播種。

山まで見通せるようになって良い感じです。
こうして見ると良い畑で、ここで畑仕事をし、暑くなったら巨樹の日陰で一休みするような農的ライフを送るのに最適かも!?

続いて果樹の苗木を植え付けます。
まずは山側のクリから。

ホームセンターで購入した接木苗(品種名:利平)です。

ビワ(2本)は先般、自生えのものを竹ポットに移植したものがありますので、それを植え付けることにします。

市販の接木苗に比べると随分と小さいです(実生2年)。

実生のものですので、来春にでも接木(居接ぎ)すると良いかもしれません。

最も道側にはミカンを植える予定ですが、品種を決めきれていないためペンディング(来春植え付け)。

クローバーも果樹も、もう少し早い時期のほうが良いのでしょうが、大丈夫でしょう。
あとは、これらの成長を見守りながら、草刈り等の管理を行っていくことにします。

<続きます>