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果樹園の再生(17)剪定屑の片付けとナシの植え付け

昨年、木質資源を燃料にできるボイラー(ATOウッドボイラー)を導入し、年明けからほぼ毎日のように使っています(導入に関するブログ記事のほうは更新が大幅に遅れています。時間の経過とともに書くのが億劫になりつつあり・・・)。

ウッドボイラーの燃料室は広いため、木質資源であれば種類を選ばないので大変重宝しています。
例えば、下写真は昨年伐採した樹木の枝(1年間雨晒し)で、薪としては細いですが、焚付けとしては太すぎるため薪ストーブでは使いづらく感じています。

しかも、長さが1m弱あるため、薪ストーブで使うには短く玉切りする必要があります。
それがウッドボイラーなら、そのまま投入できるため手間がかかりません。

こうしてボイラーの炉内で燃えている様子を眺めていると、重荷だった里山が、恵みの山へと180度転換したかのように感じます。

里山だけでなく、田舎の広大な自宅敷地も少し管理すれば大量の木質資源(剪定屑など)が発生します。
それらを野焼きするにしても、荒れた里山への延焼やダイオキシン問題などから安易にできる状況ではありません。
軽トラで自治体の処分場に持ち込むにしてもキリがありませんし、何より馬鹿馬鹿しいです。
そんなわけで処分に困ったものは敷地内に山積みしてあったのですが、それらも薪ストーブに加えボイラーの稼動で急速に片付きつつあります。

上写真の山は3、4年前に積んでいたもので、地面に接したところは腐りつつありますが、ほとんどはそのままの状態です。
一方、この山を覆う蔓草が年々太りつつあり、そのうち手がつけられなくなるのではないかと心配していたのですが、ボイラーの燃料として使うことで無事一掃することができました。

この剪定屑の山があったのは下図に朱色矢印で示す場所(42番)になります。

この周辺は果樹園にすべく一昨年から苗木を植えているエリアですが、この場所は剪定屑の山があったため植えることができずにいました。
この山がようやく片付いたことから、果樹(ナシ:豊水)の苗木を植え付けることにします。

一昨年から果樹を植えてきましたが、このエリアについてはこれで完了です(カキ4本、ナシ4本、クリ2本、イチジク1本)。

樹下はクローバー(カリフォルニアラジノ)で被覆すべく昨秋に播種しています(今のところ変化はありません)。

<続きます>

春先の草取り(スズメノカタビラ&カモジグサ)

下写真は現在の畑の様子です。

分かり辛いですが、朱色丸印のところで黄色い菜の花(カラシナ?)が咲き始めています。

春の気配を感じているのは冬野菜だけではありません。
冬草のスズメノカタビラも開花して種をつけ始めています。

スズメノカタビラは踏みつけに強いようで、砂利敷で自動車のタイヤに踏みつけられるようなところにも生えてきます。

スズメノカタビラの独擅場と言った感じで、放っておくと種をこぼして群落を作ります。
この砂利道は我が家(玄関)へのアプローチで、砂利の間に雑草が点在していると荒れた感じがしますので、種をこぼす前に草取りすることにします。

草取りは気乗りしない作業ですが、春めいた日にもくもくと草取りするのはそれはそれで良いものです。

そうは言っても草取りは最小限にしたく、昨秋、このアプローチの擁壁沿いにタマリュウを植栽しましたが、冬の寒さを無事に乗り越えて順調に成長している様子です。

やはり「草は草でもって制する」のが良いようで、タマリュウの近辺には草が生えていません。

抜いたスズメノカタビラは無駄にせず畑のマルチ材とします。

根付くものもあるでしょうが、畑(自然農)ならスズメノカタビラも大歓迎です。

このように畑は基本的に無除草なのですが、下写真のようにイネ科の多年草が蔓延ると、その勢いに押されて野菜が生えにくくなってしまいます(写真左側のタケノコ白菜のように強いものもあります)。

種をつける前に刈り取っているため、草の名前ははっきりしないのですが、おそらくカモジグサだと思います。

根を張り踏み付けにも強いため、最初は畝間(通路部)に点在していたものが瞬く間にこの草一色になりました(種を落とさなくても株で増えていきます)。

畝にまで進出する勢いですので、今のうちに取り除いておくことにします。

取り除いたものは根を上(直接、地面に接しないよう)にして畝のマルチとします。

今年もまた草取り&草刈りの季節がやってきますが、雑草ともうまく付き合っていけるようにしたいものです。