雨水対策(12)リュウノヒゲの植栽

前回、シュロの伐採木を使って土留めを設置しました。

これで、とりあえずは土の流出を防ぐことができそうです。
ただ、この土留めはあくまでも一時的なもので、現状で土が剥き出しになっているところに雑草が生え、根を張ることで恒久的な地固めとなります。
雑草対策には苦労していますが、このような斜面に接すると雑草の有り難さをしみじみと感じるものです。

雑草はこのまま放っておいても生えてくるのでしょうが、これから植物が旺盛に成長する時期ですので何か根を張るような草を植えておければ早期に草で覆われるようになるかもしれません。
根を張る草と言えば芝、その芝のなかでも山野に自生する野芝であれば剛健で土留めや法面保護に最適です。
芝の生育には水はけと日当たりが求められますが、水はけについては斜面の肩であることから問題ありません。
問題は日当たりです。

この場所の横断面は下図(上写真と左右が逆)のとおりで、里山の反対側(東側)に離れ(二階建て)が建っているため日照時間が限られるのです。

里山の竹を間伐したため、以前に比べて明るくなっているものの、野芝が生えている水田の法面のようにはいきません。

そこで、日陰に強いものとして思い浮かぶのが、昨秋に玄関アプローチに植栽したタマリュウです。

擁壁の南側に位置することから、日陰でよく生育するタマリュウを選びました。
このタマリュウはキジカクシ科ジャノヒゲ属の多年草で、これまた山野に自生するリュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の矮性種(草丈が短い)です。

このところ週末に耕作放棄地で作業することが多いのですが、ここにリュウノヒゲが一面生い茂っているところがあります。

上写真で緑色で着色したところになりますが、南側の法面で、なるほど日陰に強いリュウノヒゲが繁茂するのも頷けます。

法面一面に密生しています。

小規模に点在するリュウノヒゲはよく見かけますが、これほど広がっているのは珍しいような感じがします。
日陰、水はけ、適度な湿気、等々、余程環境が良いのでしょうね。
ちなみに上写真に写っているゴミは作業の最中に出てきたものを一箇所に集めたものです。

これだけ密生していれば、一部を土留め設置箇所に移植できそうです。
分散して採集し、育苗ポット12個分を持ち帰ります。

採集してきたものを適当に株分けして植え付けます。

法面のところも土が剥き出しになっていますので、ここにはクローバーの種(昨秋播種したものの余り)をばら撒いておきます。

里山に日差しが入り、ここから山の中の様子を眺められるようになって気持ち良いものです。

ちなみに上写真で朱色矢印で示す箇所にはシイタケのホダ木が積んであるのですが、春になって一気に上がってきました。

収穫しても一雨あれば元の勢いです。

冬の間も数は少ないもののコンスタントに上がってきていましたので、竹林内でのシイタケ栽培は案外良いのかもしれません。

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