耕作放棄地の再生(19)2018スタート

長年(20年以上)耕作放棄されていた水田を2年前から定期的に草刈り(年3回)するなど管理しています。
昨年は9月上旬に最後の草刈り(同時にラジノクローバーを播種)を行いました(下写真はその直後の様子)。

そして、現在の状態が下写真です。

9月上旬の草刈り後に大きく成長している草がありませんので、やはり9月上旬に最後の草刈りを行うのが良いようです。

  • 1回目:5月下旬
  • 2回目:7月上旬
  • 3回目:9月上旬

ちなみに、その前年は8月中旬に最後の草刈りを行ったため、その後にセイタカアワダチソウなどが成長し、1年前の今頃は下写真の状態になっていました。

上写真からは手前側の笹が今以上に繁茂していたこともわかり、定期的な草刈りにより勢いが落ちているようです。

更にその1年前(今から2年前、再生着手前)の状態が下写真になります。

まるで山奥の過疎地の現状を示す写真のようですが、実は近くには新築の洒落た住宅が立ち並ぶ大規模団地があるのです。
しかし、谷間(谷津田)に位置するため、ここで作業していると人工物が一切目に入らず、まるで江戸時代にでもタイムスリップしたかのように、近くの道を牛車を引いた昔人が通って行ってもおかしくないような懐かしさを感じます。
(休憩時に新興住宅地に缶コーヒーを買いに行ったときに感じるギャップもスゴイのですが・・・。)
そんな素朴でノンビリした情景を楽しめたのですが、現在、団地のとの間で国道の新設工事が行われており、今後は車の騒音を耳にしながら、せわしなく作業することになりそうです。

閑話休題。

隣接する里山の竹は昨年も伐採したのですが、古竹ばかりで、田面側にも倒れてきています。
我が家の敷地へ倒れるのは良いとしても、隣地に倒れてしまっているのはマズイですね(下写真で朱色矢印)。

下写真は上写真の反対側(南側)で、昨冬に篠竹などを刈り取ったところ昔の進入路が出現しました。

進入路はその後、草刈りなどを行っていませんが、昔、人や荷物が通っていたことを土地が覚えているのか、そこは篠竹や草は生えにくいようです。

現状確認はこれぐらいにして、作業を開始します。
まずは、倒壊している竹の片付けから。

竹の切り株が残っているため、夏場に草刈りできず、蔓草などが巻きついています。

蔓草を剥がしつつ、倒壊している竹を玉切り・枝払いして片付けていきます。

今後、古竹の伐採を進めるとともに、隣地との境界付近(下写真でエノキなどが生えているところ)を整理したいと考えています。

エノキやイヌビワが隣地側(西側)に大きく曲がっていますが、これは以前竹が密集し、その勢いに押されていたためです。
このエノキとイヌビワは今シーズンに伐採し、萌芽更新させたいと思っています。

<続きます>

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