月別アーカイブ: 2018年3月

庭木の剪定(18)チャボヒバの挿し木

サクラが満開になりました(写真は3/21撮影)。

このサクラは隣家の木なのですが、我が家の敷地との境界付近にあるため、我が家からも花見を楽しめるのです。
以前は、我が家の敷地から伸びた蔓が巻き付いていたため花も少なかったのですが、数年前に蔓を取り除いたところ多くの花を付けるようになりました。

そして、偶然にもピンク色のハートが浮かび上がっています(インスタ受けしそう!?)。

手前側は常緑樹を主体とする我が家の庭で、昨年までは上写真の角度で見てサクラの手前側にチャボヒバ(下写真で朱色矢印)がありました。

庭木が混雑していることから迷った挙句、昨年10月に伐採したのですが、サクラの花見ができるようなって結果オーライだったかも。

そのチャボヒバですが、伐採後、枝葉はバラして畑のマルチ材としました。
先日、スギの苗木を移植する際に目に付いたのですが、昨年10月の伐採から半年近くが経とうとしているにも関わらず、いまだに葉が青いものがあるのです。

地面に近いところにあれば水あげできるようです。

チャボヒバなどのヒバ類は挿し木できるものが多いですが、これだけ水あげが良ければ時期的に今から挿し木しても活着しそうです。
ちょうどスギを移植したことで空きスペースができましたので、そこに挿すことにします。

本来の手順(挿し穂を作り、水あげした後、鹿沼土などの用土に挿す。時期も、その年の新梢を使うため7月頃)に比べると相当いい加減ですので、その分、たくさん挿しておきます。

チャボヒバなどの針葉樹は伐採して萌芽更新させることはできませんが、こうして庭木を更新させる手がありますね。

<続きます>

里山再生:スギの移植

今冬も落葉果樹の苗木を数本、植え付けました

これで上写真のエリアについては下図の配置で全てを植えたことになります。

各樹間は5〜6mの距離をとっていますが、木が小さい現状ではスカスカの状態です。
また、雑草対策(&窒素固定)としてクローバー草生にすべく昨秋にクローバー(ラジノ)を播種しました。
それでも定期的な草刈りは欠かせませんので、そのモチベーションを上げ、かつ土地を肥やすようなことはできないかと考えたのが、上図の朱色丸印のところにスギの苗木を植え付けることです。

常緑針葉樹のスギであれば、落葉果樹とは競合しにくそうですし、常緑・落葉・針葉・広葉を混在させるほうがより自然に近いようにも思います。
とは言え、木が大きくなれば密接しすぎることになりますが、そのときが来れば、スギを伐採して杭などとして利用できるかもしれません。
針葉樹であれば伐採後に萌芽することはありませんし、残った根株は朽ちて土地を肥やしてくれるはずです。

畑には移植するのに適当な大きさ(樹高70cm〜100cm)のスギの苗木がありますので、これを植え付けることにします。

このスギは実生後3年が経過したものです。
畑に移植したのは2年前の春で、そのときは下写真のとおり10cm程度の高さしかありませんでした。

その1年後(昨年春)には30cm程度まで成長。

30cmの高さがあってもクローバーに巻かれてしまうぐらいで、上写真では苗木の周りのクローバーを刈り取っています。
その1年後(現在)には1m程度にまで成長し、ここまで来ればクローバーに巻かれることもありません。

ちなみに別の場所には実生4年のものがあるのですが、これは現在、樹高2mにまで成長しています。

ここまで大きくなると移植するのが大変です(場所的に大きくすることができませんので、遠からず伐採すると思います・・・)。

これらの成長過程を大まかにグラフ化すると下図のとおりになります。

2年を過ぎるあたりから急激に大きくなることがわかり、移植するタイミングとしては4年では遅過ぎ、3年が最も良さそうです。

この実生3年の苗木も春の到来とともに葉が緑色になりつつあります。

スコップで掘り起こし、計画箇所に植え付けます。

台風で傾き、その状態で成長したため曲がった状態になっていました。
南側に曲がり直すことを期待して植え付けましたが、S字になるかもしれませんね。

4本の植え付け完了。