井戸の再生(19)井戸と湧水

我が家の敷地内に井戸が3井あるのですが、そのうちの1井については状態(構造面等)が悪くなっていることから、半年程前、現状を確認するとともに再生案を検討しました。

そのときは冬で寒かったこともあり、水が恋しくなる夏までは一旦保留(^^;)ということにしていました。
そして半年が経過し夏になりましたが、実は対応せざるを得ない状況にもなりつつあり・・・。
と言うのは、1枚目写真のとおり井筒の外側に穴があいているのですが、その穴が徐々に広がっている模様で、井筒がぐらつき、いつ井戸内に落ちてもおかしくない状態なのです。
井筒が落下すれば回収するのは困難でしょうし、井筒が落下した状態では井戸を埋めるにしろ再生するにしろネックになるに違いありません。
そこで、とりあえずは井筒を撤去するとともに、降雨時に土砂が井戸内に流れ込まないような措置を講じることにします。

ところで、自宅の裏山(里山)に大量のゴミが投棄されているところがあるのですが、そのうち地下水が湧出しているところについては今春にゴミを撤去・処分したところです。

<ビフォー>

<アフター>

この湧水(自由地下水)は砂礫層と粘土層との境から染み出ており、その高さを地表面から測ると3〜3.5mです。

このとき、近くの井戸(自由地下水)の水位を測ると地表面-3.1mになっています(下図で「2017.3.18」)。

従って、この湧水と井戸の水脈は同一のものであると推測できるかと思います。

さらに湧水の位置と方向を図示すると下図(湧水は左下)のとおりです。

以前、地下水は上図のとおり南から北に向かって流れていると想定しましたが、湧水はこれを裏付けるもののように思います。

<続きます>

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