前回、離れ(鉄骨二階建て)表側の雨樋を二連梯子を使って掃除することができました。
いよいよ、斜面が近接している側(裏側)ですが、二連梯子を使って掃除する前にパイプクリーナーを使えないか試してみることにします(たて樋部分)。
下写真がパイプクリーナーで、本来は排水管の詰まりを除去するためのものです。
コイル状のワイヤーのため曲がりがキツイ箇所も通過できるようになっています。
しかし、樋のように口径が小さく(φ60mm)、しかも材質が脆いものには厳しいようで、取説に樋に関する記載はありません(自己責任で使用)。
ワイヤーの長さが5mですので、たて樋を途中で切断し、そこから上向きに挿入します。
途中2箇所の曲がり(105°)があり、1箇所目は余裕で通過、2箇所目で苦戦するも、なんとか集水器まで到達しました。
しかし、集水器に堆積しているであろう落ち葉類が全く落ちてきません。
落ち葉類が堆積していないということはありえませんので、こうしたパイプクリーナーが通用するのは初期段階の詰まりなのでしょう。
と言うことでパイプクリーナーは諦め、二連梯子を掛けます。
梯子の上下4箇所をロープで固定
このときの足場の状況が下写真になります。
梯子に登って軒樋の状態を見ると・・・。
これは酷い!
軒樋の天端近くまでヘドロ状のものが堆積しています。
このように樋が全く機能していない状態で、雨が降れば溢れた水が垂木や野地板を濡らしていました。
腐っていないか心配でしたが、さすがに15年程度では何ともなっていないようです。
ちなみに築100年を超える主屋は、垂木の先がボロボロになっていました。
そう言えば、なぜか下屋には樋がついていませんね・・・。
この下は土台もボロボロになっていたのですが、これも雨垂れの跳ね返りによる影響があったのかもしれません。
何れにせよ、樋の管理は疎かにできないということですね。
たて樋に続き、軒樋を掃除します(梯子を2mずつ横移動させて)。
樋掃除完了!
気になっていたことがようやく解決し、ひと安心です(^_^)