雨水対策(5)排水計画

前回、離れの雨樋をようやく掃除することができました

ところで上写真を見ると外壁の下方が汚れていますね。
これまでは樋が機能しておらず、軒樋から溢れ出た水の跳ね返りにより生じたものです。

近づいて見ると、土が付着しコケが生えているのがわかります。

このような状態はトタンでもさすがに良くないでしょうから、この機会に掃除することにします。
意外にしつこくこびりついているため、真鍮ブラシで丹念にゴシゴシ。

これで樋の詰まりが解消し、外壁の汚れも落として万事解決のはずですが、そうは問屋が卸しません。
と言うのは、樋の排水口(下写真で水色実線)が谷の近くにあるため、その排水が谷の斜面を削ってしまう恐れがあるのです。
何しろ、この谷の斜面は昭和30年代に樋の故障から崩落(円弧滑り)したことがあるため要注意です。

今考えると、離れの新築時に軒樋の勾配を逆にし(上写真で緑色点線)、樋の排水口を谷から離すようにすれば良かったのですが、後の祭りです。
軒樋の勾配を変えること自体はそう難しくないのかもしれませんが、その施工のためには足場を組む必要があり大ごとになります(さすがに二連梯子でやるのは危険です)。

対応策として、谷の斜面に排水管を敷設し斜面下まで排水させる案が思いつきましたが、どうもスッキリしません。
で、思い至ったのが、山側(西側)ではなく東側に排水する案(下図で青色及び水色の点線)です。

昨年、芝庭を整備した際に離れの近くまで排水路を延伸していますので、ここへ繋げば公共の排水路へ排水されることになります。
具体的には、上図で青色点線区間について樋を延長し、水色点線区間について排水路を延長します。

まずは、樋を延長・切り替え(下写真の点線)し、建物の東側に排水するようにします。

そして、昨年延伸した排水路を延長する形で排水路(下写真の点線)を設け、樋からの水を排水します。

<続きます>

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