薪ストーブの導入(52)メンテと薪の使用量

3月中は薪ストーブを毎日焚いていましたが、4月に入るとほとんど焚くことがなくなりました。
5月にもなり、さすがにもう焚くことはありませんので煙突を含め一通りの掃除をすることにします。

煙突掃除は既に今シーズン3回行っています。

薪ストーブ初心者ということに加え、古材の松(ススが出やすい)を中心に焚いていたことから慎重にしましたが、来シーズンは1回(状況により2回)にしようかと思っています。

前回までと同様に煙突掃除。
煙突トップについては塗装の一部が剥がれています。

煙突トップ自体はステンレス製ですので、塗装が剥がれていても著しく耐久性が落ちるわけではありませんが、この機会に塗装の補修もしておきます。
使用する耐熱塗料は、近くの「アストロプロダクツ」(輸入工具などを扱う店舗)でツヤなしのもの(300mlで1,000円程度)を入手しました。

説明書きのとおり、薄くスプレーし3回程度塗り重ねます。

スプレー式は刷毛の洗浄など、後片付けをしなくてよいので手軽ですね。

煙突トップには中に鳥が巣を作らないようにネットを被せようかとも思ったのですが、いっその事、トップは外したまま(倉庫内に保管)にして煙突にシートを被せておくのはどうでしょうか?

見た目は悪いですが、建物の裏手側ということで、これで良しとしましょう(^_^;

ストーブ本体は特にメンテするところはなさそうですので、前面ガラスの汚れだけ拭き取っておきます。

さて、薪ストーブのシーズンが終わったことから、今シーズンに使用した薪の量を算出してみます。
薪の大半は一昨年の主屋の改修工事で発生した古材(松、杉、檜)で、下写真のとおり大量にありました。

薪を積み上げた列が16列あったのですが、今シーズンが終わり残り4列にまで減っています。
つまり今シーズンに12列分を使ったことになります。
1列は約0.6m3(=幅0.35m×高0.9m×延長2.0m)ですので、12列で約7.2m3になります。

長野県が実施した薪ストーブ実態調査が公表されていますが、それによると「年間の薪使用量は4~10m3の世帯が多く、平均は9.0m3であった」とのこと。
長野県に比べ当地は温暖地ではありますが、我が家の使用量(7.2m3)は平均程度と言うことになります。

ところで、7.2m3は重さではどれだけになるのでしょうか?
もちろん実測はしていませんので机上で算出すると次のとおり2.3tとなります。

7.2m3×(1−1/3)×0.48t/m3×=2.3t
・薪積みによる空隙率:1/3(大体)
・薪の比重:0.48(松0.53、杉0.38から加重平均により算出)

一方、薪ストーブ(中型機)は1時間当たり2kg程度の薪を消費すると言われています。
これに今シーズンに薪ストーブを使用した総時間(約1,050時間)を乗じると2.1tとなり、先に算出の2.3tに近い数値になります。

・7時間/日(朝3時間、夜4時間)×30日×5ヶ月(11月〜3月)=1,050時間
・2kg/時間×1,050時間/1,000kg/t=2.1t

ついでに、古材(針葉樹)ではなく広葉樹を薪とする場合の体積を求めると次のとおり2.9m3となります。

2.3t÷0.8t/m3=2.9m3
・広葉樹の比重:0.8(クヌギ0.85、カシ0.95、ナラ0.68)

つまり雑木を薪にする場合、1シーズンに上写真の薪の列を5列分(=2.9÷0.6)用意する必要があると言うことですね。

<続きます>

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