月別アーカイブ: 2017年4月

腐葉土と種蒔き(2)

菜種梅雨の晴れ間に夏野菜の種(直蒔き分)を蒔いています。
前回は新たに作った畝に種を蒔きましたが、今回は既存の畝に蒔いていきます。

既存の畝の現状は下写真のとおりです。

手前に桃の花が咲いているほかは一面緑の絨毯で、畝がどこにあるのかも分からない有様です。
この生い茂っている草はマメ科のカラスノエンドウやスズメノエンドウですが、実はこんな中でも野菜が育っているのです。

こちらはソラマメ。
カラスノエンドウの勢いに負けていません。

しかも、ソラマメの天敵とされるアブラムシが全く付いていません。
ソラマメ栽培においてはアブラムシを寄せ付けないためにカラスノエンドウなどを駆除するのが常識ですが、意外なことにカラスノエンドウに囲まれていても問題ないようです。

この畑にアブラムシがいないわけではなく、何箇所かアブラムシが密集しているところがあります。

上写真ではカラスノエンドウにびっしりとアブラムシ(黒い点)が付いています。
アブラムシはソラマメよりも雑草のカラスノエンドウのほうがお好みなのでしょうか。
アブラムシが全てのカラスノエンドウを食い尽くせばソラマメにやってくるのかもしれませんが、これだけあれば心配無用でしょう。

こちらはタマネギ。

2年ほど前に種を採取するために畑に戻したものが、野草化しているようです。

こちらも野草化しているニンニクです。

こうして見るとカラスノエンドウが、か弱い植物に見えます。

下写真のニンニクの根本にはニンジンが密集しています。

これらのニンジンは昨秋に種をいろんなところにバラまいておいたものですが、これまで一度も収穫していません。

試しに引き抜いてみると・・・

形はイビツながら意外にも大きいです。

ほかにも引き抜いてみると・・・

形や大きさはバラバラです。
肝心の味はどうだろうかと井戸水で簡単に洗ってかじってみると驚いたことに甘いです(大げさに言えばフルーツみたい!?)。

このようなニンジンが畑に100本、200本は生えているはずです。
売るレベルのものを作ろうとすれば大変ですが、自家消費用にこのレベルのもので良いとなればニンジンも野草化できるということです。
収穫しなくとも、ニンジンはタダで土を耕してくれますし、夏にはレース状の涼しげな花を楽しませてくれる最高の野菜かもしれません(^_^)

さて、肝心の夏野菜の種蒔きです。
種を蒔くところだけカラスノエンドウなどを刈って、幾種類かの種(キュウリ、スイカ、オクラ等)を蒔きます。

最後に刈り取ったカラスノエンドウを畝に被せています。

こんなことで夏野菜が発芽して成長するものなのかわかりませんが、手間もお金も掛けていませんので、うまくいけば儲けものです(^_^)

<続きます>

庭木の剪定(10)サツキの植え付け

満開のハクモクレンもアッと言う間に花が散りました。

上写真で丸で囲む箇所は握りこぶし状に肥大化(毎年同じ箇所で切り詰め剪定したため)してしまっているため、1年に1箇所ずつ切り落としています。
今シーズンはどの箇所にしようかと言うことで、朱色の箇所を切り落とします。

切り落とした肥大箇所からはたくさんの枝が出ています。
この枝の付け根で毎年切り詰めると、握りこぶし状に肥大化するわけです。

肥大化している箇所はまだありますが、樹木の負担が大きくならないよう今シーズンはこの1箇所だけにします。
まぁ、ハクモクレンは小まめに剪定しないと直ぐに大木になるほどの樹勢がありますので、大丈夫なのでしょうが。

庭ではツバキ(下写真中央)が満開になるとともに、ハナミズキ(下写真左)も開花が近づきつつあるようです。

ちなみに上写真のツバキは球形に仕立てています。
不自然な形ですので徒長枝が出て形が崩れそうなものですが、意外にもこの形で安定しています。
このように(ハクモクレンとは異なり)樹勢が穏やかで手が掛からないため、ツバキやサザンカは庭木として好まれてきたのかもしれませんね。

庭木と言えば、我が市ではこの時期に大規模な植木市が開催され、その場で生産者から購入できます。
少し覗きに行ったついでに、サツキの苗木を1株(300円)購入してきました。

と言うのも、サツキの生垣の一部が枯れて空洞になってしまっている(下写真で中央やや左)ため、そこに植え付ける考えなのです。

一昨年、隣接する道路で下水道(集落排水)工事がおこなわれたのですが、施工業者が掘削した土砂をユンボからダンプに回転・積み込みする際に生垣の上に土塊を落としてしまった結果、幹や枝が損壊しました。
そのうち復活するだろうと思っていましたが、完全に枯死してしまいました(下写真が枯れたサツキの根株)。

サツキは挿し木で増やせますし、挿し木で増やしたほうが同じ品種となり生垣が統一するかもしれません。
しかし時間がかかりますし、わざわざ1本のためにするのもどうかと思い苗木を購入しました(品種は葉が似ているように感じた「玉サツキ」を選定)。

では、購入した苗木を植え付けます。
サツキの後にサツキで厭地になるかもしれませんので、大きく穴を掘り土を入れ替えます。

違う場所の土で埋め戻して植え付け完了。

大きくなってくれると良いのですが、どのようなものでしょうね。

<続きます>