前回のブログ記事で里山に投棄されているゴミの状況について書きました。
ゴミの量が半端なく多く、とても個人の手に負えるものではないと感じ、市の担当部署に相談することにしました。
その結果、結論としては「個人敷地内の投棄ゴミ(家庭ゴミ)は地権者が処理せざる得ないが、条例の規定に基づき許可を得れば市の処理施設への搬入が可能」とのこと。
幸い軽トラを所有していますので、それで運搬できます。
それと、以前、主屋や倉庫の片付けで出たゴミを軽トラ100往復!して処理施設に運んだ経験(下写真)がありますので、ゴミの分類・搬入には慣れています。
ところで、そのときは約3年をかけて毎週末、軽トラで処理施設まで1往復して運んだのですが、一時は次々と出てくるゴミにキリがないのではないかと感じたものです。
しかし、軽トラ100車に達しようとする辺りで、それまでは軽トラ満載で運んでいたが急に減り、片付けが終了しました。
これまでに、古民家再生に取り組んでいる多くの方のブログを拝見しましたが、そのほとんどの方は最初の試練として膨大なゴミの処理に苦労されてみえるようです。
そして、処分したゴミの量は我が家と同様、軽トラ100車分にのぼったというブログ記事を散見します。
100年の古民家とすれば1年に軽トラ1車分のゴミが溜まっていった計算になりますが、実際には昭和30年代(高度成長期)以降に激増したモノが大半を占めている状況です。
現在では自治体によるゴミ回収がおこなわれていることから、こうして大量生産・大量消費されたモノのゆく末を知らずにすみます。
しかし、モノを溜め込むことの是非は別として、こうしてモノで溢れゴミ屋敷化してしまう状況に接すれば大量生産・大量消費の世の中の危うさを感じるものかもしれません。
閑話休題
里山に投棄されているゴミについて、市の処理施設に搬入すべく許可申請をおこなうとしても、今後どのように作業を進めていくか。
このゴミが投棄されている場所はヤブ蚊やマムシの巣窟になっているため、夏場は危険で作業できません。
このため冬季(の週末)のみ作業することになりますが、これまでの経験!?とゴミの量から少なくとも3年(シーズン)は要すると感じています。
そこで特に状態が悪い箇所を優先するとして、湧水が空き缶などに溜まり異臭を発しているところ(下写真)を今シーズンに片付けることにします。
今シーズンにできる時間は残り少なくなってきましたので、市の処理施設へは夏にでも運べばよいとして今はゴミの回収に注力します。
具体的には市指定のゴミ袋を持って谷へ降り、ゴミを拾って引き上げてくるだけです(上から捨てるのは楽チンですが、谷底から引き上げてくるのは大変です・・・)。
千里の道も一歩からと言うことで、朝活(早起きしての1時間)で3袋を回収(ブログ記事は遡って書いており、実際には3月頭から作業しています)。
長い道のりになりそうですが、果たしてゴミ袋何袋分、軽トラ何車分になることやら。
この大量のゴミを片付けるのは大変ですね~。
でも、市で受け入れてくれることになったのは、不幸中の幸いみたいな感じです。
厚手のゴム手袋とマスクで戦うことになるのかな?
私の実家は、約40年前に父が亡くなったとき、衣類や布団などを庭で大量に焼却しました。あの当時はまだうるさくなかかったですからね~。それと、時代的に飲料の缶やボトルが無く、使い回しの瓶が大半だったので、処分も簡単でした。
梅雨の前までに、湧水の下方がある程度片付くといいですね。
素人大工さんのところはゴミが少なくて良いですよね。
こちらはここ数年、ゴミの処分ばかりしているような感じです・・・。
この谷に大量のゴミが投棄されていることは、もちろん以前から知っていて気になっていたのですが、ようやく着手に至りました。
昔、隣にお年寄りの夫妻が住んでみえ、昔の方ですので可燃物のように直ぐに自然に還るというイメージで捨てたのでしょうが、なかなか大変な状態になっています・・・。
昨日は昨日で耕作放棄地で篠竹を刈っていたところ、農薬が袋(1kg)ごと投棄されているのをみつけました。
いろいろ聞くと、分からないだけで田舎の山は至るところにゴミが投棄されていたり埋められていたりするそうです・・・。