前回でカキの木の剪定が終わりましたので、続いてビワの木を剪定することにします。
ビワの木(下図で7番)は昭和50年代に植え付けたもので、老木が多い我が家の果樹のなかにあっては若い木(と言っても樹齢は40年近く)です。
40年で大木(樹高4m程度)になるとともに、不定期の剪定により樹冠内部で枝が密集&混乱してしまっているため、なんとかしたいと思っていました。
ところが3年前に積雪があったとき、雪の重さに耐えかねて主枝のひとつが根元付近で折れてしまいました(下写真は折れた主枝の切断・除去後)。
そして、その半年後にはさらに別の主枝(下写真で左側)が同様に根元付近で折れてしまいました。
なぜか、写真向かって左側ばかりが折れています。
さらに不思議なことに、この木(7番)の左側にもう1本、ビワの木(8番)があるのですが、こちらは右側の枝が衰弱しているのです。
おそらく、この2本の木の間に除草剤や農薬の濃いものが散布され、根が弱ったのではないかと思っています。
8番の木は、その後、枯死してしまいました。
一方、7番の木は外側に広がっていた主枝が折れて無くなったことで、樹冠の中央付近から芽生えた新しい枝(下図で黄色破線)を中心に勢いが回復しています。
樹勢が回復したため、外に広がり過ぎている主枝(上図で朱色破線)を落とすことでコンパクトに仕立て直すことにします。
ビワの開花期は冬で、現在、花が咲き終わり、結実し始めています。
このような果樹はいつ剪定するのか?と疑問に思いますが、今回のような強剪定の場合(結実のことを考えない)は春に向かって樹木の活動が活発になる今時分が良いように思います。
ということで、バッサリ剪定。
ついでに、山側からせり出してきているビワの木(自生)を伐採することにします。
さきほど剪定したビワも結構大きい(樹高4m程度)のですが、自生のものに比べると小さくみえます。
伐採完了。
ビワの木(自生)は今シーズン、3本目の伐採となりました。
自生のビワも新たなものが生えてきていますので、どんどん更新していきたいと思っています。
いつもためになるブログありがとうございます。
いろいろ整備されていて、美しく、感心しています。
里山古民家さんの果樹園も、立派ですね。
わたくしも、びわ育ててるのですが、高くてひょろっと上のほうに葉があるだけなのです。里山古民家さんのびわ下からいっぱい生えてきて、実までできてましたよね、びわの木ってこんなんなのかと、驚いてます。
お聞きしたいことがあります。(たくさん)
1つに、ブログに書かれてない(ですよね?)ヤマモモのことです。
里山古民家さんのヤマモモはどんなですか?
放置のヤマモモの木があります。
とれない上のほうに、1~3個くらい実ができてるので、メスではあるようです。木も大きく葉がしげっています。先日、お店で、ヤマモモの実を、はじめて食べました、おいしいのですね。
実がなるには、剪定したらいいですか?
低くして手が届くようにして、実がいっぱいできてほしいです。
コメント、ありがとうございます。
ヤマモモの老木(大木)が里山の林縁部にあるのですが、ほかの木々に埋もれて結実しているのかどうかも分かっていないような有り様なのです・・・。
ビワもヤマモモも幼木のうちに開心形に仕立てると手が届きやすくなりますよね。
既に大きくなっている場合は、強めに枝を透かして幹から胴吹きが出るようにし、それを育てていくぐらいでしょうか。
私自身、モモの木に心を奪われてヤマモモが眼中にありませんでしたが、ヤマモモの果実も美味しくて良いですね!
しかも常緑樹ですので、庭木にもなります(当地ではヤマモモの木を庭木とされているお宅があります)。
小鳥も集まってきて、賑やかな庭になりそうです(^_^)
返信、ありがとうございます。
うちのも、庭木です。
目隠しになるので、放置してるのですが、
最近、お店で、はじめて、ヤマモモ食べて、おいしかったんです。
それで、ヤマモモだとわかりました。(そんな素人です。)
強めに枝を透かして幹から胴吹きが出るようにですか、できるかな、
よく、調べて、やってみたいと思います。
里山古民家さんのブログ、いつも、勉強になります。
特に、きれいに整って、美しく、気持ちが良いものが多いです。
ありがとうございます。
ヤマモモは肥料木(窒素固定)にもなると聞いたことがあります。
庭木のなかにヤマモモを植えると言うのも意味があるのかもしれませんね。
我が家の果樹園も、落葉果樹に隣接してヤマモモを植えてみようかなと思い始めました。
土地は肥え、しかも美味しい果実は採れるしで、ヤマモモ最高かも^_^