月別アーカイブ: 2017年2月

耕作放棄地の再生(6)山裾の除草

先般、山側から田にせり出している樹木を伐採しました。

山裾部分について樹木がなくなりましたので、1間(1.8m)程度の幅で除草することにします。
地元の長老から、山に隣接した田畑では山側に1間入ったところで土地境界が設定されていることがあると聞いたことがあります。
田畑にせり出してくる樹木を田畑の所有者が管理できるように、そのようにしてあるわけで、これに倣って1間幅としました。
(今回作業しているところは斜面も我が家の敷地ですが、やり出せばキリがありません・・・今シーズンは1間幅ですが、いずれは全面を手入れしたいと思っています。)

刈り払い機を使って除草。
毎度のことですが、篠竹や笹に刈り払い機が悲鳴をあげながらも無事完了。

除草により上写真で矢印で示す樹木(クヌギ)の根元部分が現れましたので、これも伐採します。

根元の直径は15cm程度で伐るのは容易ですが、根元を伐っても上部でツルが巻きついているため倒れません。
ツルを切ったり解いたりして伐倒完了。

ストーブの薪にするため玉切りします。

枝(上写真で奥側)も焚き付けに使います。
かなり細い枝については、鉈で細かくバラして田面にばら撒いておきました。
ツルも同様に処理しました。

薪用に玉切りした今更ながら、クヌギなら玉切りせずにシイタケのホダ木にしたほうが良かったような・・・

除草と伐採により、幾分かはスッキリしました(以前伐採したシロダモの枝葉の処理がまだ終わっていません)。

上写真で矢印で示す箇所には篠竹が密集しています。
斜面に生えている樹木はそれほど大きくなっていませんので、下草さえ刈ってやれば案外良い雑木林になるかもしれません。

玉切りしたものを軽トラに積んで自宅に引き上げてきました。

割り木にするのはしばらく先になりそうです。
それまではこのような形で雨ざらしにしておくことにします。

下写真は昨シーズンに伐採し、今シーズンに引き上げてきたものです。

広葉樹で乾燥していますので割るのに苦労しそうです。

<続きます>

果樹園の再生(3)カキの剪定

前回、ウメの木の剪定をおこないました。

果樹に多い落葉樹は、今の時期は葉が落ちて剪定しやすいこともあり、剪定の適期とされているものが多いです。
ということで、ウメに続き、カキの木も剪定することにします。

カキの木は敷地内に16本もあります(これでも昨年までの伐採により4本減っています)。
そのうち下図で14番のものはご近所に隣接しているため、昨秋の落葉前に既に剪定を終えています。
従って、剪定対象は15本になります。

ところで、カキは隔年結果しやすいとされていますが、我が家のカキは特に隔年結果が顕著で、表年には枝が折れるほど実る一方、裏年にはたった一つも収穫できないということがあります。
この隔年結果を抑えたいと思い、裏年の昨年は一切の剪定をおこなわなかったところ、多少は収穫することができました。
そして、今年は表年となりますので、成らせすぎないようにするため逆に剪定が有効になります。
さらに、枝の交差など樹形が乱れていますので、強い剪定をおこなうことで樹形を整えたいと思っています。
とは言え、16本全てをおこなうのは時間的に無理そうですので数年計画でおこなうつもりです。

まずは、上図で21番、22番を剪定します。
公衆道路に面していますので、収穫云々よりも道路に出てしまわないように樹形がコンパクトに収まることを第一目標とします。

下写真が21番のカキの木です。

赤・青・緑色の線で示すとおり太い枝が複雑に交差しています。
自然状態では余程のことがない限りこのようなことにはなりませんので、人為が木を混乱させてしまっているのでしょう。
荒治療ですが、交差している太い枝を落とすことにします。

また、全体的に外側に広がり過ぎており、上図で黄色の点線内に収めたいところです。
しかし、先のウメの木と同じように切り詰めると結実しませんので、特に広がっているものだけを根元から切り落とすことにします。

剪定完了(下写真で左側の木です)。

続いて、上写真で右側の木(22番)も同様に剪定します。

2本の剪定で発生した剪定枝です。

これらの剪定枝は、来シーズンの薪ストーブの焚き付けとして使うことにします。
カキの木は野ざらしにしておくと、コケ状のものが生えたり、腐りやすいように感じています。
細枝は野ざらしにしておくとしても、太いほう(上写真で左側)は屋根のあるところに保管しておこうと思います。

<続きます>