今回はこれを取り付けます。
取り付けるのは下写真の箇所(厨子二階の外壁)です。
現状では、ここからしか厨子(ツシ)二階へ上がることができません。
所有者の長老ご自身はもう上がることはないとおっしゃってみえますが、修繕工事などの際に入る場合があるかもしれません。
そこで、丁番をつけて開閉できるようにします。
狭いところなので手間取りますが、なんとか取り付け完了。
このように開閉できます。
しかし、間口の高さは実質1尺(30cm)程度ですので、成人がここから入るのはかなり難しそうです。
長老ご自身は入ったことがあるとおっしゃってみえましたが、小柄なので可能だったのかもしれません。
なんらかの修繕時に厨子二階へ上がる必要がある際は、天井を破ることになるのかもしれません。
ちなみに我が家も同じように厨子二階への出入り口が塞がれていました。
主屋の改修をどうするか悩んでいたとき、まずは雨漏りする屋根裏(=厨子二階)の状態を確認せねばと考えました。
そこで、天井に穴をあけて入ることにしました。
雨漏りで天井板が腐っているので、穴を開けるのは簡単です・・・
しかし、藁のムシロが敷かれて、その上にも藁のようなものが積まれているようです。
1.5mほど掘り上がり?ようやく頭だけ出すことができました。
すさまじいホコリと藁クズのなかに入っての作業ですので、合羽に防塵メガネ・マスクを着用して完全防備です。
この家にウン十年暮らしてきましたが、厨子二階に上がるのは初めてです。
藁や柴が大量に、しかも身長程度の高さまで積まれています。
まさか、こんなことになっているとは!
その後、朝活(朝の1時間を利用)でこれらの藁や柴を片付けました。
片付け途中の状態でしたが、建築士さんにも上がっていただき、調査そして改修工事へと繋がりました。
下写真は、上写真とほぼ同じ場所の現況です。
以前の状態では、危険すぎて薪ストーブどころではありませんね。