薪ストーブの導入(40)薪用に古材のストック

薪ストーブを無事導入でき、朝・晩の2回焚いています。

毎日、しかも朝晩ともなると、大量の薪が必要となります。

以前にも書いたとおり、薪ストーブを導入した第一目的は自宅に隣接する里山の整備のためです。
現在は竹の間伐を中心におこなっていますが、薪ストーブを導入できたことで、そろそろ木も伐っていきたいと思っています。

しかし、里山の木よりも優先して焚くべきなのが、大量にストックしてある廃材(古材)です。
これまでは重荷としか感じなかった廃材ですが、薪ストーブを使うようになって初めて嬉しく感じるようになりました(^_^)
しかし、古材だけあって、なかには既に腐りかけているものもあります(T . T)
まだ薪ストーブを使い始めたばかりで、1シーズンでどれだけの薪を消費するものか見当がつきませんが、来シーズンまでの2シーズンで廃材を使い切ってしまいたいと思っています。

ところで、このように廃材がたくさんあるのは
(1)以前から自宅に保管してあったもの
(2)昨年の主屋の改修工事で発生したもの
があるためです。

(1)以前から自宅に保管してあったもの

20年ほど前までは、我が家でも風呂焚きを中心として薪を使うことがありました。
また、年末には「おくどさん」(カマド)で餅米を蒸すのにも薪が必要でした。
しかし、カマドはなくなり、お風呂もガス給湯器のユニットバスになることで、薪を使う機会が一切なくなりました。

そのため、使われなくなった木材は長い期間、軒下などに積まれた状態になっていました。

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上写真の箇所は、約2年半前に建築士さんに調査していただいたとき、「これではシロアリなどの原因になる」と注意を受けたところです。

指摘を受けて直ぐさま撤去したのですが、「とき既に遅し」で隣接していた土台を中心にボロボロになっていました・・・

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当初からあった換気口(上写真)を塞いでしまっていたのも良くなかったようです・・・
結局、この部分は昨年の工事で取り壊し(減築)しています。

で、撤去した古材をどうするか?
2年前の当時は薪ストーブなんていうものは遠い夢で、一日も早く処分したい思いでした。
市の処分場が近隣にあるので、そこへ運べば燃やしてもらえるのですが、当時は毎週土曜日に軽トラ満載のゴミ(もちろん自宅の家庭ゴミです)を運び込むようなブラックリスト寸前状態。
そこへ古材まで運んでいけば何を言われるか分かりません・・・

そこで、「いつかはクラウン」ならぬ「いつかは薪ストーブ」を夢にして、とりあえず玉切りして建物から離れたところに積んでおくことにしました。

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上写真で真ん中に積んである合板(荷用の台座?)はさすがに燃やせませんので、丸ノコで小さく切ったうえ市の処分場で処理してもらいました。

下写真のように積み、上にシートを掛けた状態で現在に至ります(実際にはこの5、6倍あります)。

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(2)昨年の主屋の改修工事で発生したもの

昨年の主屋の改修工事において大量の廃材(古材)が発生しました。
当初は処分してもらうつもりでしたが、設計していただいた建築士さんから「角材は薪ストーブの薪などにも使いやすいので取っておいてはどうか」とアドバイスいただきました。
大工さん瓦屋さんにはお手数を掛けてしまいますが、角材だけを選り分けて敷地内(畑)に仮置きしてもらいしました(板材は処分していただきました)。

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当時は工事の進捗に伴い大きくなっていく廃材の山を見て、「やっぱり処分してもらったほうが良かったかも・・・」と思ったものです。
何しろ屋根や床組みを全面的にやり直しているうえに減築もありますので大量の廃材が発生して当然なのですが、ここまで多いとは思ってもいなかったのです。

上写真のとおり野ざらしでしたので、早く玉切りして棚状に積んでおかなければと思いつつ、実際に着手したのは工事完了から3ヶ月後・・・

まずは、丸ノコで容易に切断でき、薪用に改めて割る必要がない垂木や根太から始めました。

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垂木や根太には釘がたくさん打ち込まれていますので、丸ノコのチップソーは釘も切れるという山真製鋸「オールマイティー」を使いました。
釘を何度も切ることがありましたが、さすが切れ味が長持ちしました。

3.5寸程度のものまでは丸ノコで切りましたが、それ以上のものや丸太はチェンソーを使いました。

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チェンソーで切る際には切断箇所に釘がないか確認しますが、釘頭が取れて中に刺さっている可能性もあるため、やりたくない作業です。

チェンソーを使えば下写真のような太い桁も難なく切れますが、昔の人は手鋸で切っていたのだと思うと本当に頭が下がります。

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なんとか玉切りはできました。
薪用としては太いものは割らなければなりませんが、生木ではなく既に乾燥しているものですので、割るのは後回しにして棚積みすることにしました。

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2、3年間の仮置ですので心配いらないと思いますが、シロアリなどに備えて、風あたりがあり、建物から離れた場所にしています。

何しろ古材ですのでシロアリや腐朽対策として本来は屋根を設けると良いのでしょうが、そこまでする余裕がなくシートを被せた状態で現在に至ります。

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大量にあるため薪ストーブの利用者に一部譲りましたが、それでもかなりたくさんの量があります。
来シーズンまでの2シーズンで使い切りたいと思っていますが、どんなものでしょうか。

<続きます>

薪ストーブの導入(40)薪用に古材のストック」への2件のフィードバック

  1. 素人大工

    廃材の山、物凄い量ですね~!
    伊那谷の野人さんの所も凄かったですが、里山古民家さんの
    所も負けず劣らずです。(笑)

    私の実家も、これほどではありませんが、父の時代に解体した
    蔵の廃材が大量にありました。父は何かに再利用できると思い、
    保管していたようですが、4分の3くらいは白蟻に喰われていま
    した。

    古民家再生に着手した頃は、薪ストーブなんて全く頭に無かった
    ので、虫食い古材はすべて空き地で燃やしてしまいました。
    今になって、勿体ない事をしたな~なんて、後悔しています。(^_^;)

    返信
    1. Satoyama Kominka 投稿作成者

      コメント、ありがとうございます。

      廃材も薪ストーブを導入した今では少しは宝?の山にも思えますが、これまでは本当に厄介ものにしか思えませんでした。

      昔のひとは、自身がカマドや風呂焚きに使っていたことから大切に残したのでしょうが、使わなければアッという間にシロアリの巣窟ですよね。
      何でも溜め込めばよいというものではないと痛感しております。

      軽トラ100台分のゴミを処分しましたが、なかには薪や焚き付けに利用できたものもあったと今になって私も思うことがあります。
      でも、素人大工さんも私自身も、まず処分したからこそ、古民家の改修工事が進み薪ストーブも導入できたのだと思いますよ。

      返信

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