古民家流?掛け時計の作製(2)

前回、掛け時計(盤面)のデザインらしきものを描きました。

clock_design

図面だけでは完成イメージが掴めませんので、とりあえず作っていきます。

板材(古材)の四隅をカットします。

img_4556

次に、時計のユニットを取り付けるための穴を裏面に掘ります。
このユニットを取り付けるためには、取り付け箇所の厚みを3mm(時計針とユニット部分の離隔)にする必要があります。
板厚は18mmですので、15mm掘り、3mm残すことになります。

clock_detail

しかし、私の拙い技術ではノミを使って3mm残して穴を掘ることはできそうにありません(突き破るに違いありません)。

そこで、トリマーを使います。

img_4558

事前に合板で型(テンプレート)を作っておき、それに沿わせてトリマーを動かすことで掘っていきます。

中心に時計の軸を通す穴を開けます。

img_4560

試しに時計のユニットを取り付けてみます。

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穴の深さ15mmに対して、時計ユニットの厚みも15mmです(たまたまです)。

釘などに引っ掛けるための穴も設けます。

img_4568

丸穴だけでは滑り落ちるかもしれません。
釘頭が引っ掛かるように、大きめの穴を掘り、そこに上写真のようにカットしたトタン板を被せました。
三角形の切り込み箇所に釘頭が引っ掛かる塩梅です。

表面の加工を行います。
・トリマー(ギンナンビット使用)を使って外周を面取り(飾り面)加工します。
・同じくトリマー(ストレートビット使用)を使い、時計軸を中心とする円形の溝を掘ります(盤面のアクセントのつもりです)。
・さらにトリマー(V溝ビット使用)を使って時刻を示す箇所に穴を掘り、0、3、6、9時には飾り鋲を打ちます。

img_4562

亜麻仁油で拭きあげ、針を取り付けます。

img_4565

濡れ色となり、少しムラになってしまいました・・・
松材はオイル仕上げは向いていないかもしれません。

差し鴨居にところに掛けてみます。

img_4569

差し鴨居の幅に対しては良い大きさに感じますが、時計(針)に対して大きすぎて(特に横幅)、バランスが悪いような・・・

<続きます>

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