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門松の作製(1)竹の伐り出し

先日から、今シーズンの里山整備を始めました(と言っても週末のみのため、これまでにおこなったのは2日程度です・・・)。

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間も無く新年を迎えますので、伐った竹を使って門松を作ることにします。

門松を作るのは今年で3年目です。
下写真は初めて(一昨年)作った門松です。

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ちなみに、門松と一緒に写っている猫は野良猫です。
藁が暖かくて気持ち良いのか、ここに寄ってきていました。

このときは1個しか作りませんでしたが、少し慣れてきたところで今年は1対(2個)作ることにします。

まずは、山から竹の伐り出しです。

門松は比較的太い竹を用います。
家庭用の場合、直径3寸(90mm)程度のものがちょうど良いように思います。

現在、整備している山の竹は真竹(マダケ)です。
真竹は孟宗竹のように太くはありませんが、それでも直径3.5寸(105mm)以上のものもあります。

太いものを選んで伐ります。

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同じ真竹の山でも、山の奥側は太いもの(親竹)が多い一方、里側(竹の前線)は細いのもの多くなっています。
上写真の箇所は山の奥側で、直径3.5寸(105mm)以上の太いものがほとんどです。
チェンソーが写っていますが、竹でもこれだけ太いものになると手鋸では結構大変です。

1個の門松には、大中小の3本を1組として使います。
竹は元(地側)から末(天側)に向かって細くなっていますので、1本の竹から大中小の竹を採ることができ、竹によっては1対(2組)分を採ることができます。

このことを考慮して山で適当な長さに切ったうえ運びます。
(青竹は水分を含むため結構重いです。)

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<続きます>

竹垣(四目垣)の更新(2)

前回、竹垣の材料を用意しました。

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支柱(丸太)は既存のものを利用しますが、竹垣を組む前に補修しておくことにします。
支柱は檜で土中部分はコールタールが塗布されていますが、経年劣化しています(芯は残っています)。
そこで、一旦掘り起こし、痛んでいる部分を切り取ったうえ再度コールタールを塗布します(下写真は再設後)。

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続いて、竹垣を組みます。
下写真のところまで組んだところでシュロ縄が無くなり、一旦ここで終了。

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胴縁と立子が交差する部分を「いぼ結び(男結び)」で結んでいます。
私が結んだところはユルユルですが、長老が結んだところはしっかりしています。

シュロ縄を入手し、後日、最後まで仕上げました。

<ビフォー>

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<アフター>

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(おまけ)

蛇口を閉めても水が漏るので、ついでに見てほしいと頼まれました。
コマパッキンが痛んでいるのだと思い、新しいものに交換しても症状は変わらず。
結局、蛇口自体を取り替えました。

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蛇口の取り替えは、以前、庭の整備において散水栓を取り付けた経験が活き、難なくできました(^_^)