薪ストーブの導入(18)薪ストーブの機種選定

前回で煙道が完成しました。

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一方、先日注文した煙突が届きました。

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薪ストーブの煙突と言えば欧米製や国内のホンマ製作所さまのものが有名だと思います。
今回は少しマイナーかと思いますが、熊本県にあるノザキ産業さまの煙突を注文しました。
当方の問い合わせにも迅速かつ丁寧に対応いただけたことに加え、何と言っても価格がリーズナブルです(^_^)
ホンマ製作所さまのものも欧米製に比べ遥かに安価ですが、さらに安価だと思います(今回の場合、二重煙突のトータルで12万円に収まっています)。
ホンマ製作所さまやノザキ産業さまは、私のようなボロ古民家住まいの貧乏人にとって薪ストーブを身近にしてくれる有り難い存在です。

それはそうと、煙突は届きましたが肝心のストーブ本体の機種選定が済んでいません。

ストーブ本体は、欧米製や日本製などで様々な機種があり、価格も数万円台から50万円以上までと幅が広いです。
ダッチウエスト(米国)やヨツール(ノルウェー)などの機種は高級なだけあって、いかにも薪ストーブと言った感じですね。

dutchwest
ダッチウエスト エクスプローラーⅠ 定価45万円

一方、我が家で薪ストーブを導入するのは、以前にも書いたとおり里山の整備(利用)が主目的です。
見た目は二の次で、針葉樹や、できれば竹さえも燃やせるような機能面を重視しています。

インターネットでいろいろ調べると、長野県にあるモキ製作所という会社がユニークな薪ストーブを作っていることを知りました。

鋼板製のストーブで、針葉樹や竹もOK。
高温燃焼により煙の排出も少ない。

実際に竹を燃やすことはないとしても、竹まで燃やせることはとても魅力です。
この会社は薪ストーブ以外にも竹を燃料としたボイラーなどを製作しており、里山再生(環境問題)にも取り組んでいることにも共感を覚えます。

「無煙薪ストーブ」と謳っているためか、ネット上ではいろいろ叩かれているようですが、我が家の導入目的からはピッタリ一致しますので、このメーカーで決定です。

機種はいくつかありますが、コンパクトでも十分なパワーがあるMD80Ⅱとします。

md80

デザインは欧米のもとは一線を画し、そっけない感じです。
我が家にも昔あったカマドを彷彿させるものがあり、古民家にも馴染みそうです。
そしてシンプルさは我が家のようなボロ屋でも受け入れてくれることでしょう。
(2シーズン使用後の状況はこちら

モキ製作所に問い合わせたところ対応も丁寧で、詳しい仕様(サイズ等)も教えていただけました。

これで薪ストーブの機種(サイズ)が決まりましたので、今後これを反映した炉台・炉壁を造作することにします。

<続きます>

薪ストーブの導入(17)煙道の造作

前回、煙道内にケイカル板(不燃材)を張りました。

煙道には、煙道内を点検ができるように扉を設けます。

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今回はその扉を作ります。

寸法を測り、扉の大きさを決めます。

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扉の骨組みも野縁材(40×30)で作り、そこにケイカル板を張ります。
このためホゾ組みにしなくても固定されますが、せっかくなのでホゾ組みの練習です。

材料を加工します。

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組み立てます。

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ホゾ組みは加工は面倒でも組み立ては楽しいですね!

素人なりにもピタリと決まると嬉しいものです。

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内側にケイカル板を張ります。

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このまま何かで固定しておけば十分ですが、せっかくなので蝶番を取り付けドア式にします。

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止め金も付けます。
ホームセンターなどで100円程度で買える「打掛」です。

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全容です。

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なんだか、厨子(ツシ)二階に公衆トイレが現れたような・・・
いずれにせよ、これで煙道の完成です!

<続きます>