庭木の剪定(25)モッコクの剪定と挿し木の新葉

前回、カイヅカイブキを低く仕立て直しました。

下写真のマキも高く、上部は三脚(10尺)からでは届かないため木に登って剪定しています。

このマキも下写真で朱色破線のとおり切り詰め、低く仕立て直すことにします(素人によるデタラメな剪定方法で、この結果、衰弱したり枯死する可能性がありますので要注意)。

全体のバランスを見ながら、天辺から順に玉を切り落としていきます。

三脚から届く高さになりましたので、ここまでとし、玉を切り落とした部分の幹を切り詰めます。

切り口には癒合促進剤(カルスメイト)を塗布しています。

残した玉を刈り込んで完了です。

天辺の玉が小さく、イビツな形になってしまいました。
ただ、樹木は上ほど成長が旺盛ですので、今後剪定していくことを考えると、これ位の大きさでちょうど良いのかもしれません。

続いて、下写真の朱色矢印で示すモッコクも脚立から剪定できる高さに切り詰めます。

分枝箇所の直上で切り、切り口に癒合剤を塗布。

剪定して完了。

このモッコクは幹から出る枝がいくつか枯れ落ちており、樹勢が弱くなっているのではないかと感じています。
そんなこともあって今年6月、このモッコクの枝を使って挿し木を行いました。

モッコクの挿し木なんて聞いたこともなく駄目元だったのですが、その内の2本が秋になって新葉を広げ、現在、下写真の状態になっています。

この冬を無事越せば、来春に鉢上げできるかもしれません。

薪ストーブの導入(60)3シーズン目スタート

10月末から晩に薪ストーブを焚き始め、今週からは朝にも焚くようになりました。
薪ストーブは一昨年の秋に導入しましたので、早くも3シーズン目のスタートです。

シーリングファンも、夏とは逆の風向(床→天井)で稼働させます。

それはそうと、薪ストーブを焚き始めたにも関わらず天井が夏仕様のままです。
風鈴を外し、障子を閉めなければ・・・(断熱は別途、天井裏側にプラダンを設置してあります)。

燃料である薪も、さしあたって必要になる分を運んできて軒下に積んでおきます。

薪は、昨シーズンまで松(針葉樹)を中心とする古材(主屋の改修工事で発生したもの)を焚いてきましたが、今シーズンからは里山で伐採した雑木(広葉樹)がメインになります。
一昨年の冬に伐採し、薪割りしたものを下写真の状態で2年乾燥させ、いよいよ今シーズンから使えるわけです。

本当は2年のうちの1年、雨晒しにしてアクなどを流し、その後倉庫内に保管しようと思っていたのですが、結局は2年間雨晒しのままに・・・。
その結果、市販の薪に比べると見た目は黒ずんでいて悪いですが、酷い虫喰いや腐朽はなさそうです。

割りにくい小径のものは丸太のまま積んでおいたのですが、こちらも十分に乾燥した感じです。

2本を互いに叩くとカンカンと甲高い音がなり、良く燃えてくれそうです(昨年の時点では音も鈍く、焚いても煙が多く発生して燃え方も良くありませんでした)。

一方、下写真の手前は一昨年に強剪定した柿の木のもので、相当腐朽してしまっています。

柿の木は腐朽しやすいためシートを掛けてあったのですが、2年でこの状態です(1年では乾燥不十分でした)。
樹種により、こうも違うものです。

これらの柿の木をどかしてみると下の土がフカフカしていて、よく肥えている感じです。

朽ちたものが土の上に落ちてミミズが湧き、それを狙ってモグラが土を耕したのでしょうか。

これをヒントに、朽ちた柿の木を畑の畝上に並べておくことにします。

畝では既にソラマメが発芽しており、その栄養になってくれることでしょう。

以前は、こうした木は燃やすなりしてキレイに処分したいと感じたものですが、畑を肥やすと言う観点から考えると、燃やして灰として散布するより、こうして放置したほうが虫や微生物などが介在する分、トータルではプラスになるのではないかと思います(灰にするほうが焼畑と同じように即効性はありますが)。
朽ちて薪として使えなくなった木とは言え、その一本一本が、山と畑、そして人間との関係を問いかけているように感じます。

さて、薪ストーブのシーズンが始まれば、薪作りもシーズンインとなります。
2年後の使用に向けて薪を準備し始めることになりますが、薪の原木としては既に台風(21号、9/4)で折れたエノキを玉切りして持ち帰ってきたものがあります(軽トラ3車分)。

乾燥して固くなってしまう前に割っておきます。

細い枝については、半年程度乾燥させたのちボイラー(ATOウッドボイラー)などの焚き付けとして使いたいと考えています。

庭木の剪定(24)庭木を低く仕立て直す(カイヅカイブキ)

先般、昨秋に伐採した庭木(チャボヒバ)を表札用の板材として利用するため製材しました。

板材は、しばらく乾燥させるとして、急ぐべきは今秋の庭木の剪定です。
現状は下写真のとおりです(10月初め)。

毎年剪定しているため、この一年に伸びた分を剪定するだけで良いのですが、何しろ本数があります。
剪定に相当の手間と時間を要することから、3年前から老木や剪定作業の支障になるものを中心に伐採し、庭の更新を行っているところです。
伐採については、これ以上行うと日当たりが良くなってグランドカバーの苔が衰弱し、今度は草取りに苦労することになりかねませんので、今のところはこれが限度かと思っています。

大きい木もまだまだ残っており、そのひとつが下写真中央のカイヅカイブキ(ヒノキ科、ビャクシンの園芸品種)です。
高いところは10尺(3m)の三脚では届かないため、木に登って剪定しています。

一年ほど前、我が家で生まれ育った叔母と話すなかで、このカイヅカイブキについて「昔に比べて随分と大きくなったので、そろそろ伐採してはどうか」と。
私自身は物覚えがあるときには既に大きい木だったため、ひと昔前は小さかったと言うのがピンときませんでした。
そうしたところ、亡き父が昔(昭和30年代?)に撮影した写真が見付かり、これを見ると確かに今と違って随分小さくスリムなのです。

この庭は昭和10〜20年頃に祖父が拡張したもので、ひと昔前は木も小さかったのです。
それがいつの間にか大きくなり、庭も満員御礼状態になって剪定に苦労するようになってしまっていたのです。

このカイヅカイブキも伐採することを考えたのですが、樹齢70年程度で全然弱ってもいません。
それに先に書いたとおり、伐採すれば草取りに苦労するようになるかもしれません。
それならば、伐採はせず、低く仕立て直すことで剪定の安全対策と負担軽減を図ってはどうでしょうか。

三脚で剪定できる高さ(10尺:3m+1m)に収めるとして、下写真で朱色破線のような感じ仕立て直してはどうかと思います(素人考えです)。

しかし、これだけ強い剪定をすると木に負担が掛かって衰弱してしまうかもしれません。
それに既に形が出来ている木を、上部だけ切り詰めれば、頭でっかちのアンバランスな樹形になってしまいそうです。

迷う気持ちもありますが、思い切って低く仕立て直すことにします。
天辺から順に玉を切り落としていきます。

もう一段低いところまで切り落とします。

ここなら残った玉のバランスも良さそうです。

異なる方向から見ても問題なさそうですので、玉の切り落としはここまでとします。

続いて、玉を切り落とした部分の幹を切り詰めますが、切る位置は分枝箇所の直上とします(途中だと枯れ込みます)。

私のような素人が木の上でチェーンソーを使うのは危険ですし、かと言って手鋸も大変です。
そんな訳で、長いブレードを装着したレシプロソー(充電式)を用いました。

切り口には癒合剤(カルスメイト)を塗布しておきます。

これだけ強い剪定をした場合、本来は枝と根の量のバランスを取るため根切りをするそうですが、一昨年、芝庭を造成する際に根を傷めていますので今回はパスすることにします。

切り落とした枝葉も大量です。
道理で剪定に手間が掛かるはずです。

これらも有効利用すべく、枝葉をバラします。

葉は畑のマルチ材とし、細かい枝は乾燥後にボイラーなどの焚き付けとします。

太い枝や幹は薪として使えます。

あとは、いつも通り剪定して仕上げます(刈込鋏を使用)。

やはり頭でっかちな樹形になってしまいました。
上部の玉も小さく仕立て直すと良さそうですが、さすがにこれ以上の負担を掛けるのは止めておきます。
いつか行うとしても、カイヅカイブキは強く剪定しすぎると先祖返りしてスギの葉のような尖ったものが生じるため難しいのかもしれません。
まあ、今回、無茶苦茶強く剪定しましたので、木全体が先祖返りしてしまうかもしれないのですが・・・。

しかし、剪定自体は木に登ることなく、脚立からだけで安全にできるようになりました。
剪定に要する時間も、従来の半分程度(3時間程度)になったように感じます。

離れて見ると、低くなったことがよく分かります。

上写真で手前のマツ(樹齢10年程度)のほうが高くなったような感じです。

<ビフォー>

<アフター>

庭の整備(47)庭木(チャボヒバ)を製材

今年の夏も草刈りに追われましたが、それも9月頃までです。
10月になってヤレヤレと言いたいところですが、次は庭木の剪定が待っています・・・(ブログの更新が遅れ、遡って書いています)。
例年、庭木の剪定は朝活として毎日1時間程度行っているのですが、我が家は庭木がやたらと多いこともあって剪定にひと月(30時間)以上掛かっています。
そんな剪定の負担軽減を図るためにも、3年前から老木や剪定作業の支障になるものを中心に伐採して庭の更新を図っているところです。

そして、昨年の秋には下写真のチャボヒバを伐採しました。

伐採後には枝葉をバラして薪ストーブやボイラーで使うことに。

幹についても玉切りして薪にしようと思う一方、なんだか勿体ないようにも感じました(チャボヒバは成長が遅いため、年輪が詰まっています)。
チャボヒバ(ヒノキ科)は針葉樹で乾燥しても薪割りしやすいため、何も急ぐ必要はないとペンディング。

それから1年が経過(そのままの状態です・・・)。

そろそろ玉切りして薪にしようかと思っていたところ、新たな利用方法が見付かりました。
先日、郵便受けを設置したとき、郵便受けの下のスペースに木製の表札を取り付けてはどうかと思いついたのですが、その木材として利用するのです。

表札にするなら、耳付きの板に製材すると良さそうです。
とは言え、カミキリムシが入っているに違いありません。
樹皮を剥いでおかなかったことを後悔しながら少し剥いで確認してみると、それほど虫食いは酷くない感じで耳付きの板として使えそうです。

利用方法が決まったことで、早速、作業開始。
表札の長さは35cmとし、加工代を取って45cmの長さで玉切りします。

1本あれば良いのですが、良いところから3本分を取り、残りは薪用に短く玉切りしました。

板に挽く前に樹皮を剥ぐことにします。

樹皮を剥いでみると、黄色く、ツルツルの木肌が現れました。

床柱(床の間に使われる柱)になりそうな感じですが、チャボヒバの床柱なんてあるのでしょうかね?

次に、この丸太を挽いて板に加工します。
こうした加工にはバンドソー(帯鋸盤)を使いますが、私が持っているもの(14inch、マキタ2114C)は小型(中型?)で挽き割り高さが182mmまでに限られます。
丸太の直径を測ると180mm程度で、なんとかギリギリいけるかどうか??

バンドソーは比較的な安全な機械(キックバックしない)とは言え、私のような素人にとって安全に作業するには治具が欠かせません。
丸太を固定するとともに真っ直ぐ送材できるようにするため下写真の治具を合板を使って作製。

この治具に丸太をビス留めして固定します。

中央から50mm程度の厚さで木取りすることにします。

治具をバンドソーのスライド定規に沿わせて送材し、1辺を挽きます。

スライド定規を50mmずらし、もう1辺を挽いて50mm厚の板材を取ります。

左右の残り部分も厚さがあるため、それぞれ厚さ40mm弱の板が取れそうです。
そこで、今度は治具を固定し、これを定規にして挽き割ります(テーブルソーで同じことをするとキックバックして超危険です)。

挽き割ったものを並べると下写真のとおりです。

板材として厚さ50mm程度のもの1枚と厚さ40mm弱のもの2枚を木取りすることができました。

ちなみに、挽き割ったものを元の形に組み合わせると下写真のとおりになります。

木の内部の状態は、伐採後1年が経つにも関わらず、少し湿っぽいです。
使うには、しばらく乾燥させる必要がありそうです。

桟積みして乾燥させることにしますが、その場所に選んだのが土蔵です。
土蔵なら直射日光に晒されることがなく、湿度も一定しています。

僅かな量の木材ですが、土蔵内がヒノキの香りで満たされ、とても新鮮に感じます。
と言うのも、土蔵は戸や窓が故障して長年閉じられた状態だったこともあり、嫌な匂い(古新聞のインクの匂い?)が染み付いているのです(この2年ほど空気を入れ替えていることで多少はマシになりましたが)。
ヒノキの香りによって土蔵の環境も改善されそうです(+虫除け)。

土蔵は今夏、収蔵物(ガラクタ)を整理しましたが、その空いたスペースに季節ごとに使うもの(冷風扇やヘッジトリマーなど)を入れるようにしています。

こうして少しでも土蔵を使うようにして定期的に出入りすれば、建物自体も長持ちしてくれることでしょう(手遅れ感がありますが・・・)。

竹ボイラーの導入(33)煙突トップの抜け出し防止策

台風被害に関するブログ記事が続きましたが、そのついでにもう一つ書いておきたいと思います(9月のことを今更ながらですが・・・)。
9月4日に襲来した台風21号の暴風により、ボイラー(ATOウッドボイラー)の煙突トップ(下写真で朱色丸印)が吹き飛ばされました(下写真は煙突施工時のもので、現在はこれよりも高い位置に煙突トップがあります)。

暴風雨の最中に煙突トップが無い状態になったことから、雨水が煙突を通じてボイラーの炉内に入ってしまったのではないかと心配したものの、台風後に点検したところ炉内は全く乾燥した状態でした。
煙突に入った雨水は途中のT字管で流れ出たのだと思いますが、こうしたこともあることを思えば、煙突の「壁出し」方式も良いものです(「屋根出し」方式であったならば雨水が侵入していたはずです)。

吹き飛ばされた煙突トップは20mほど先に落ちており、無事回収。

煙突トップは陣笠タイプのもので、台風で瞬間的に風が吹き上がれば、その力をまともに受ける形状をしています。
特にボイラーの煙突はシングル管(薪ストーブのように二重管でない)で煙突同士の接合部の抵抗が小さいため、抜け出し防止策を講じておいたほうが良さそうです。

抜け出し防止策としては、接合部にタッピングねじを1箇所ねじ込んでおけば十分でしょう。
煙突の材質はスレンレスのためタッピングねじもステンレス製のものを使うことにし(なべ頭、φ3×8mm)、煙突に下穴をあけます。

煙突同士を接合したうえタッピングねじをねじ込みます。

ちょっとしたことですが、こうしたことが台風などの非常時に威力を発揮していれることでしょう。

ところで、竹ボイラーに関するブログ記事は途中で止まってしまっていますが、実際の作業はその後も進んでおり、昨シーズン中に温水循環による簡易的な暖房(一部給湯)を稼働させ、今秋からは風呂など屋内への給湯も始めています。


(ボイラー周りの配管)

竹ボイラーの続きを書きたいとは思っているのですが、何しろ今頃になって台風被害のことを書いているぐらいです・・・。
そこで、途中の経過を大幅に端折ることになりますが、今回から竹ボイラーに関するブログ記事を再開させることにしました。

その竹ボイラーですが、本体(ATOウッドボイラー)は鉄骨倉庫内に設置してあります。

このため、雨風に直接当たることはないのですが、暴風時には庇の取り付け箇所から雨水や落ち葉などが倉庫内に入ってくるのです(上・下写真で水色矢印)。


(煙突施工時の写真)

もちろん庇に水勾配はついているものの、暴風時には波板の溝部分を逆上るのだと思います。

こうしたことは今に始まったことではありませんが、これまで倉庫は物(ゴミ?)入れと化していたこともあって見て見ぬ振り状態・・・。
しかし、ボイラーを設置して日常的に使うようになると不思議にもヤル気になるものです。
台風24号(9月30日)を前に、波板の溝部分に新聞紙を詰め(下写真で朱色矢印)、どうなるか試してみることにします。

そして、台風後に確認すると雨が入り込んだ形跡は見当たりません。
やはり庇の波板から浸入してきていたのです。
効果が確認できたことから、新聞紙ではなく、ちゃんとした形で波板の溝部分を埋めることにします。
波板はスレート製(一部はポリカ製)のため、モルタルや漆喰を使って溝を埋められそうです。
しかし、波板だけあって、やたら溝が多くて手間が掛かります。
こうした箇所のことを面戸(めんど)と呼びますが、まさに面倒です・・・。

なにか良い方法はないものかとネットで調べると、ケミカル面戸なるものを見つけました。

材質は発泡ポリエチレン(ケミカル)で、取り付けも容易そうです。

特殊なものかと思ったのですが、近くのホームセンターに行ってみると普通に販売されています。
波板の種類(スレート小波)に合ったもの(長さ666mm、1枚100円程度)を必要枚数(13枚)購入。

波板上に溜まりに溜まったゴミを取り除いたうえ、ケミカル面戸を設置します。

材質が発泡ポリエチレンで適度に伸縮するため、うまい具合に設置することができます。
これで雨水や落ち葉の浸入も減ることでしょう。

台風による瓦の飛散と補修

今年9月は非常に強い台風が2回(21号、24号)も襲来しました。
そのうち台風21号(9月4日)では畑に隣接する大木の枝が折れ、その対応に追われました。

ヤレヤレと思っていたのも束の間、30日夜には台風24号が直撃。
21号ほどの強さではなかったものの、翌朝になって敷地内を点検したところ、離れと里山との間で瓦が落ちているのを発見!
その瓦の種類は冠(かんむり)瓦と呼ばれるものです。


(写真は主屋のもの)

それほど古い瓦ではないため、離れ(15年程前に新築)の屋根瓦が台風で吹き飛ばされたのではないかと見上げてみるも特に異常はありません。
しかし、違う場所から改めて見ると、棟が鬼瓦と接する辺りに違和感があります。

屋根に登って直接、確認したいところですが、離れは2階建てで屋根が高いため安易には登れません。

ところで、ここの屋根は雨樋が詰まりやすく、昔(昭和30年代)、それが原因で山の斜面が崩落したことがあります(先般、雨樋掃除器なるものを自作し、ようやく雨樋掃除の目処がたったところです)。
ここは我が家の南西角で裏鬼門に当たるのですが、屋根のトラブルが続くわ、その先の山には大量の不法投棄ゴミがあるわで、本当に我が家の鬼門と言った感じです。

それはさておき、応急処置だけでもしておかないと雨漏りしかねませんので、意を決して二連梯子を掛けて屋根に登ることに(要安全対策:二連梯子の上下を固定、ヘルメット・安全帯の着用)。

棟のところまで登れば、足元が安定して一息つけます。

主屋(古民家)の屋根が見えますが、主屋は二階でも厨子二階のため、こちら(本二階)に比べると低いです。
主屋の屋根は薪ストーブの煙突掃除などで登っても、それほど怖いとは感じないのですが、こちらは足がすくむ高さです。

肝心の冠瓦ですが、やはり無くなっており、下の葺き土が剥き出しになっています。

また、冠瓦を固定してあった漆喰も剥がれ、破片が付近に落ちています。

とりあえずは葺き土が濡れないよう、応急処置として冠瓦(落下したもの)を被せておきます。

この状態を見ると、上写真で手前側の冠瓦は銅線で固定されているのに対し、落下した冠瓦だけは固定されていないことが分かります。
冠瓦は漆喰でも固定されるため、銅線まで掛ける必要はないと言う考えだったのでしょう。

仮に銅線で固定されていたならば、今回の台風でも落下は防げたかもしれませんし、ちょうど手元に銅線がありますので、それを使って固定しておきます(下図で朱色線)。

ひとまず、これで応急処置はできましたが、今後の本修復をどうするか?
素人考えでは、鬼瓦と冠瓦との隙間に改めて漆喰を塗り込めば、①両者の固定と②隙間の防水充てんができるように思います。
しかし、屋根工事は高所で危険なことに加え、誤った施工により逆に雨漏りを誘発してしまうおそれがあるため、安易なDIY施工は禁物です(主屋の改修工事の際に瓦屋さんが言ってみえましたが、DIY施工で桟瓦を棟方向にシーリングするなどして雨水の流れを阻害していることがよくあるとのこと)。
瓦屋さんに頼めば、この程度の漆喰であれば訳ないことでしょうし、屋根に登ったついでに他も点検してもらう良い機会になります。

と思いつつも、応急処置を行って現状もある程度把握できたことで、このまま最後まで修復してみたい気持ちに・・・。
と言うことで、ここからは何の知識も技術もない素人が無謀にも行うことですので決して真似されませんように。

作業は、漆喰を載せたコテ板を片手に持ち、もう一方の手でコテを扱うことになります。
屋根上で安全に作業できる方法を考えていると、そう言えば主屋(古民家)の改修工事では漆喰ではなくシーリング材を使ってみえたことを思い出しました(全てではなく場所によっては漆喰が使われています)。

シーリング材であれば扱うのが容易ですし、施工もコーキングガンを使えるためコテ&コテ板に比べて安全にできそうです。

そんなことで瓦用のシーリング材を調達。

系列の異なるホームセンターで、メーカーの異なる瓦用シーリング材を購入しました。
両者とも同じようなものだと思うのですが、セメダインのものには「接着」に加え「防水充てん」の記載があるのに対し、どういう訳かボンドのものには記載がありません。
今回は防水充てんの目的もありますので、念のためセメダインのものを使うことにします。

コーキングガンに装着したシーリング材を持って屋根に登り、鬼瓦と冠瓦との隙間に充填します(仕上げに15mm幅のヘラを使用)。

シーリング材も最初は何と扱いにくいものだと感じたものですが、コテと同じように慣れるに従って私のような素人でもそれなりに綺麗に仕上げられるものです。

これで台風被害にあったところは補修できましたが、シーリング材(330ml入り)は1/3も使っていないような感じです。
使い切りのもので保管は効かないでしょうから、この機会に反対(北側)の鬼瓦のところもシーリング材でやり直しておくことにします。

反対の鬼瓦のところに移動して状態を確認。

漆喰は剥がれていませんが、表面に苔やクラックが生じ始めています。
建築後15年ほどが経ちますが、これぐらいでやり直すのが良いのかもしれません(ノシ瓦の下の漆喰はしっかりしていました)。

漆喰を剥がし、瓦表面のゴミや汚れを取り除きます。

シーリング材を充填。

これで今後15年程度は大丈夫でしょうか。

無事、屋根瓦の補修が完了。
とは言え、素人施工です。
屋根は本当に重要なところですので、また何か瓦屋さんに頼むときにでも、ここも見てもらうことにしたいと思っています。

遊休農地の活用(4)草刈りと薪狩り

今春から新たに管理をすることになった畑(約3a)については、隣地に迷惑を掛けることがないように草刈りだけは定期的に行っているような状況です。
その草刈りの負担軽減を図るため、5月にクローバーを播種したのですが、ほとんど発芽せず、夏の間はヤツデ(メヒシバ等)の独擅場となっていました。

(8月30日、「風の草刈り」直後)

発芽しなかった原因の一つには播種時期が良くなかったことがあると思いますので、9月中旬になって改めて種を播き直し。
その1週間後の状況が下写真です。

(9月23日)

クローバーの播種後に全体を草刈りしたのですが、既に夏草(ヤツデ等)の勢いは落ちているようで再成長していません。
クローバーの播種時期としてちょうど良かったように思いますが、果たして無事発芽してくれるでしょうか。

ところで、この9月は非常に強い台風が2回(21号、24号)も襲来し、当地でも凄まじい風が吹き荒びました。
クローバーを播種したのは台風21号(9月4日)後のことなのですが、そのときは特段、台風の被害に気づきませんでした。
しかし、その後、隣地の方から連絡をいただき、山側にある大木(エノキ)を確認すると幹のひとつが途中で折れているのです。

隣地側に折れているため気づきにくかったのですが、隣地の柿の木や竹をなぎ倒し、隣地の方も困っている様子です。
チェーンソーで切ってあげたいところですが、問題はこの大木が畑(我が家の所有地)と山(地権者不明)との境界付近にあり、大木の所有者がはっきりしないことです。
幸い、この付近で耕作されている方々は昔のことから良く知ってみえます。
山の地権者にも確認してもらっておこうと心当たりのある方に問い合わせてもらったりするも、結局は分からず仕舞い(里山が荒れ、かつ世代が代わるなかで、こうした状況になっています)。
ただ、この幹が隣地の上空を占有していることは確かですので、隣地の方に代わって私が作業することに。

とは言え、何しろ御神木レベルの大木です。
台風で折れた箇所付近で切れたら良いのですが、そこまで登る必要があるうえ、かかり木にもなっています。
私のような素人が、このような高所(7m程度)でチェーンソーを扱うのは自殺行為に等しいでしょう。

そこで、上写真で朱色矢印で示すとおり株元の幹が分かれているところで伐って倒すことにします。
それでも、そのままでは届きませんので三脚で足場を設けます(三脚は伐倒方向の反対に設置)。

そして、チェーンソーを使って伐倒。

株立ちしている幹のひとつと言えども、相当太く、私のチェーンーソー(ゼノアGZ360EZ、14in.)だと片側からだけでは刃が届かないため左右から切り込みました。
手前側(畑側)にスペースがあったため、なんとか無事伐倒できたものの、自分にとってはこれが限界レベルだと強く感じました。

切り口の年輪を数えると50年ほど。

50年で大きくなるものです。

隣地に倒れた状態になっていますので、作業等の支障になる部分は玉切りして片付けます。

キノコのホダ木として良さそうな太さのところは1m程度の長さで玉切りし、そのほかは薪用に短く切りました。
この大木の樹種はエノキ(ニレ科の落葉樹)で、エノキも乾燥すると割るのが大変になりますので持ち帰って薪割りです。

根元の近くで邪魔にならないところは、玉切りはせずにそのまま置いておきます。
と言うのは、10月に入ると庭木の剪定を優先して行うつもりで、あまり早くに玉切りしてしまうと乾燥して割りにくくなってしまうためです。

枝葉はとりあえずバラすところまでやって、当面、畑に置いておきます。
葉が落ちる頃に自宅に引き上げ、薪ストーブやボイラー(ATOウッドボイラー)の焚き付けにするつもりです。

今回の倒木は台風21号の被害に違いありませんが、これにより図らずも薪が入手できたわけで、そう思うと台風は土産も置いていってくれたことになりますね。