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サイクロン集塵機の自作(3)テーブルソー接続

前回、サイクロン集塵機を作りました。

サイクロン集塵機は集塵用のホースを介して電動工具へ接続します。
集塵用ホースはマキタのものを使っています。
所有している電動工具もほとんどがマキタ製ですので、標準で接続できるか、ちょっとしたオプション品を取り付ければ接続することができます。

ただ、テーブルソーとの接続が簡単にいきません。

テーブルソーは、マキタの小型丸ノコ盤2708を使っています。
以前は、普通の丸ノコを専用スタンドに取り付けて、テーブルソー代わりとしていました。
しかし、丸ノコの取り付けや取り外しに手間がかかるのと、いまひとつ精度よく加工ができないこと(腕が悪い・・・)からテーブルソーを購入しました。
既に廃版となっている旧式をヤフオクで1万円台で入手したものです。

このテーブルソーも集塵機に接続できるのですが、そのためにはオプションが必要となり、その価格が本体購入額以上もするのです。

そこで、このテーブルソーを集塵機に接続できるようにするものを自作することにします。
高度なものを作る技術はありませんので、難しいことは考えません。
テーブルソーの筐体のなかに箱を置き、その中に溜まった粉塵を吸引するのが簡単そうです。

廃材のベニア板を使って、筐体の内寸にぴったり合わせた箱状のものを作ります。
穴に塩ビ管(VPφ40)を挿し込み、集塵機の接続口とします。

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作業机にセットします。
机の天板に上記の塩ビ管を通す穴をあける必要があるのですが、この机は最初から穴があいています。
見てのとおり古いリビングテーブルで、もともと真ん中についていたガス台を取り外してありました。
昔はこのようなテーブルが流行ったのでしょうかね?

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前回作ったサイクロン集塵機と接続し、試運転です。

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良い感じで集塵します。

箱の中の状態です。

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電源コード部分を避けるために一部切り欠いたところがありますが、そこから少し漏れています。
許容範囲!?として、テーブルソーとの接続完了です。

サイクロン集塵機の自作(2)

前回、カラーコーンに被せる蓋部分を作りました。

この蓋をカラーコーンに被せます。

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この蓋と、カラーコーンの下にある板を全ネジボルトで緊結し、強度面でカラーコーンを補強しています。
ネットで多くの方がこのようにやってみえるのを知ってアイデアを頂戴したのですが、確かにうまくいきます。
また、蓋を設置する前に、カラーコーンにインレット(流入)側とアウトレット(流出)側の塩ビ管を取り付けています。

そして、前回の失敗を踏まえてカラーコーンに力が掛からないようにするため、塩ビ管(インレット側)を保持する板を蓋に取り付けます。

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アウトレット側には家庭用掃除機を接続するため、塩ビ管はVPφ25を使っています。
掃除機のホースの内径とVPφ25の外径がほぼ同じ(約32mm)であるため、うまく接続できます。
家庭用掃除機よりパワーがある集塵機(マキタ、古民家改修用に購入)もあるのですが、騒音がスゴく、電動工具との併用を考えるとゾッとするため、家庭用掃除機を使うようにしています。

一方、インレット側に接続する集塵用ホースについては、電動工具との接続がしやすいようにマキタの集塵機の付属品を使うようにしています。
ちなみに、マキタの集塵ホースを塩ビ管に接続するには次の組み合わせで上手くいきます。

  • 電動工具側:集塵ホースの内側にVUφ40本体を挿し込む
  • 集塵機側:VUφ40継手ソケットの内面に集塵ホースを挿し込む

今回は、VUφ50にインクリーザー(φ50×φ40)をつなぎ、インクリーザー(φ40側)に集塵ホースを接続するようにしています。

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集塵容器が大きいため、取り回しが良くなるように移動用の台を設けることにします。
合板を切り取り、キャスターを取り付けます。

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集塵容器が大きく、その上に集塵機(掃除機)を載せられますので、集塵機の固定具を取り付けます。
また、集塵ホースを掛けるフックも取り付けます。

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そして、完成です。
以前のものに比べて頑丈な造りになりました。

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