果樹園再生」カテゴリーアーカイブ

果樹園の再生(11)モモの収穫

モモの苗木を昨年、今年と1本ずつ植えていますが、昨年に植えたもの(品種:大玉白鳳)は早くもたくさんの花や実をつけました。

<4月中旬:開花>

<6月初旬:結実>

そして果実が紅く熟し、いよいよ収穫時期になりました(^_^)

10個結実したのですが、大きくなる前に自然落下するものなどがあり(自然の摘果?)、最終的には7個が残りました。

小ぶりですが、色艶とも文句なしです。

実際に食べてみると「甘〜い^_^」
売っているものに勝るとも劣らずの甘さです。

モモの木を植えたものの、実際には余り期待しておらず、桃花を楽しめたら良いぐらいにしか思っていませんでしたので驚きと嬉しさで一杯です。
しかも、無肥料・無農薬です。
土地が肥えておらず、野菜だと(無肥料では)豆科のものぐらいしか満足にできないことを思うと本当に驚きです。
1枚目写真で桃花がカラスノエンドウ(豆科)のなかで咲いているように、案外、雑草によるアシスト(緑肥)があるのかもしれませんね。

このモモと同時期に植えたクリ(品種:ポロタン)も結実し始めました。

まさに「桃栗三年」ですね。

ナシも元気よく育っていますが、こちらはもうしばらく時間がかかるようです。

<続きます>

果樹園の再生(10)ビワの収穫

今年3月にビワの木を大きく剪定しましたが(下写真は剪定前のもの)、そのビワの収穫時期を迎えました。

このビワの木は樹勢が弱っていたため、何年もの間、花がついて着果するものの直ぐに落果してしまい収穫できずにいました。
それが、今年は見事に収穫できるようになりました(^_^)

特に新しく生えてきた枝での実つきが良いです。

摘果や袋掛けなどの管理は一切やっていませんが、市販のものに遜色ありません。

神がかった剪定技術だと思いたいところですが、林縁部に自生しているビワもこのとおり大豊作です。単に今年はビワの生り年のようです。

ところで、自生しているいくつかのビワの木を観察すると、木によって果実の大きさやつきかたが異なっています。
下写真は上写真の木のものですが、果実の大きさは栽培品種の半分程度です。

その隣の木のものはさらに小さいですが、ブドウの房状にたくさんの果実がついています。

それぞれの果実の大きさを比較すると下写真のとおりです(右が栽培品種のもの)。

自生(実生)のものなんてダメダメだと思っていましが、一定の果肉はあり、これはこれでジュースなどの材料として使えそうです(ジュース用にバケツ一杯収穫しました)。

ところで、栽培品種に対して山に自生しているものを「山ビワ」と呼ぶものと思っていましたが、これは誤りで「ヤマビワ」(葉の形がビワに似ていて、果実は食せない)という種が別にあることを最近知りました・・・。
これまでのブログ記事でも自生のものを「ヤマビワ」と書いていますが、恥ずかしながら間違いです。

実生と言えば、デコポン(ミカンの品種のひとつ)の種子をポットに播いておいたところ先ごろ発芽しました。
野菜用のポットでは窮屈でしょうから畑に移植してあげます。

実生だと何が出てくるのか分からないという博打に似た楽しみがあっていいかも(それとも台木にする)!?

その点、接木苗は確実です。
昨年植えたモモは早くも10個の実をつけています(まさに桃栗三年です)。

摘果するのがセオリーですが、欲張りなので10個の収穫を目指します(^_^)

<続きます>