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薪ストーブの導入(47)灰の利用

昨年11月から薪ストーブを焚き始め、2ヶ月半が経ちました。
毎日、朝・晩の2回焚いていることもありますが、薪の消費量は想像以上に多いように感じています。

薪は、以前のブログ記事にも書いたとおり、廃材(古材)を優先して使っています。

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この2ヶ月半の間に、上写真の廃材3列分と、通常の薪1列分の計4列分を使いました。

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廃材が次々とハケていきスッキリする一方、薪が減っていくと思うと少し寂しくもあります。

ところで、このペースでいけば今シーズンで計8列分の薪を消費することになります(あと2ヶ月半、薪ストーブを使用すると想定)。
これだけの薪は立木だと何本に相当するのだろうかと思わざるをえませんが、相当な量には違いありません。
昔は薪をカマドや五右衛門風呂に通年使用していましたが、それでもこれほどの薪を使うことはなかったのではないかと思います(私自身は経験がありませんので、あくまでも想像です)。
そう思うと廃材とは言え大切に使わなければなりませんね。

さて、薪を焚くと灰が残ります。
2ヶ月半の使用で灰が溜まってきましたので、畑に散布することにしました。

廃材(古材)を焚いていますので、灰のなかには釘などが含まれています。
これらをフルイにかけ取り除くとバケツ半分程度の灰が得られました。

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ストーブのなかに残しているものもありますので、2ヶ月半でバケツ1杯程度の灰が発生したことになります。
使用している薪ストーブ(モキ製作所「MD80Ⅱ」)は高温燃焼で灰の発生量が少ないそうですが、確かに少なく感じます。

「薪4列」から「バケツ1杯の灰」に。
先に薪4列という多さを感じたところですが、今度はバケツ1杯という少なさに驚きます。
般若心経の「色即是空」という一節を思い起こさずにはいられません。

こうして得られた灰(カリウム等を含有)は畑の貴重な肥料となりますので、畑の畝上に散布します。
(灰のなかには火が残っている可能性がありますので、畑に散布するのは灰をストーブから取り出して3日以上経ってからとしています。)

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100年以上にわたり風雨から守ってくれていた木材は、最後に暖をとらせてくれたうえ、畑へと還っていきます。
電気やガスもその有り難みを感じますが、こうして自然の恵みや循環をダイレクトに感じさせてくれるのが薪ストーブを使う醍醐味なのかもしれませんね。

<続きます>

古民家風?温・湿度計の作製(3)完成

前回、温・湿度計のパーツを取り付けられるように木材を加工しました。

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今回は、「火の用心」の文字部分です。

朱墨で「火の用心」と筆書きすると良さそうですが、あいにく悪筆です・・・
そこで、手間がかかりそうですが文字を彫刻することにします。

設計図?を原寸大で出力し、文字(教科書体)をトレースします。

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木材に転写できました。

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さて、ここからが根気仕事です。
彫刻刀で文字を彫っていきます

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文字全体を彫り込むのではなく、輪郭線付近だけを彫って中心線を盛り上げる「カマボコ彫り」としています。
文字が小さいので彫るのに一苦労、もっと文字サイズを大きくすべきでした・・・

この文字はベンガラで朱色に着色します。
その前に滲み止めとして「との粉」を塗布します。
水で溶いた「との粉」を塗布し、ウエスで拭き取ります。

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乾燥後、いざ着色。
ところが塗料(柿渋で溶いたベンガラ)が乾くにつれ、剥がれてきます・・・

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文字部分が凹んでいるため、ウエスで拭き取れなかった「との粉」が剥がれてきたようです。

紙やすりで丁寧に取り除き、再度、着色します。
また、温・湿度計のパーツも取り付けます。

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温・湿度計の色やプラスティック感が木材と馴染まないですね・・・
再利用なので仕方がありません。

完成しましたので、荒神様に奉納します(神棚下に設置)。

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安全に薪ストーブを使えますように!