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庭の整備(56)プランターカバーの自作③

前回、古材を使ってプランターカバーを作りました。

古材(松の板材)を扱いやすくするため、板材を角材に加工したうえ井桁状に組んだところ、意外にもオシャレな感じになりました。
これらを作るのに使用した電動工具がそのままの状態になっていますので、この際、同じパターンでもうひとつプランターカバーを作ることにします。

今回作りたいと思っているのは、玄関に置いてある観葉植物用のものです。

上写真のとおり木製のプランター(輪鉢)が腐って底も抜けてしまっているのです・・・。
同じような木製のプランターに植え替えても良いのですが、屋内設置のため、前回と同様にプランター自体はプラスティック製にしてカバーを木製にするのが良さそうです。

と言うことで、同じぐらいのサイズのプラスティック製プランターを買ってきました。

このプランターに合わせてカバーを作ることにして図面を起こします。

上図から材料を拾うと29×24×462mmの角材が28本必要になります。
前回と同様に古材を使う手もありますが、今回は屋内設置で、しかも玄関です。
ここは奮発して新材を使うことにします。
と言っても、杉の間柱材(105×30×3,000mm。本来は壁の下地として使われるもので1本500円程度)なのですが・・・。

長さが3mあるため、扱いやすいようにスライド丸ノコで1mに切断。
フリマアプリで買った骨董もの(30年近く前の製造)のスライド丸ノコが活躍しています。

これをバンドソーで4等分するように挽き割っていきます。

この時点で断面のサイズが30×約25mm(←105÷4)になっています。

これらをプレーナーにかけて29×24mmの角材に仕上げます(このように間柱材から木取りすることを想定して最初の図面を描いています)。

スライド丸ノコを使って462mmの長さで切断していきます。

木取り完了。

今回も相欠きにより組むことにしているため、テーブルソー(自在溝切りカッター装着)を使って溝(24×3mm)を切っていきます。

たかだか小さいプランターカバーですが、溝切り箇所は100箇所以上に及びます。

今回は自動カンナを使って角材の幅を揃えているため、ぴったり組み合わさります。

組み立てる際に、なるべく節が隠れるようにしても下地材で節が多いため限界があります。
節を目立たなくするためにも塗装することにします(オイルステイン:VATONオーク色)。

2度塗りして仕上げます(上写真は1回目を塗り終わった時点)。

塗料の乾燥後、ボンドを併用して組み上げます。

前回のものに比べて角材が細くなる一方、本数が増えているため全体的に凝った印象になりました。

<前回作成したもの>

観葉植物を植え替えたプラスティック製プランターを覆うようにしてプランターカバーを据え付けて完了です。

実は今回、観葉植物を植え替えたことにより葉の周囲が縮れだしました。
大丈夫かな・・・。

庭の整備(55)プランターカバーの自作②

前回、古材(赤松の板材)を使ってプランターカバーを作ることにし、木取りするところまでできました。

これらの角材をプランターカバーの長手方向(656mm)及び短手方向(331mm)の寸法で切っていきます。

こうした作業はいつもはテーブルソーを使って行っていますが、今回は上写真のとおりスライド丸ノコを使いました。
実は年初にPayPayフリマが送料負担キャンペーンを行なっていたとき、マキタの古いものが5,000円で出品されていたので廃材処理に使おうと買っておいたのです。
ところが試しに使ってみると使い勝手が良いだけでなく、テーブルソーより格段に安全なことを知ることに。
結局、チップソーや部品交換などのメンテを行って造作用として使うことにしたのです。

寸法切りした角材を井桁状に組みますが、その際、加工手間はかかりますが相欠きにより組むことにしています。
その溝をテーブルソー(自在溝切りカッター装着)を使って切っていきます。

溝の深さは4mmにしています。
深くするほど組み合わせがしっかりする一方、角材同士の隙間が狭くなってしまいます。
図面上で4mmに決定したものの、果たして実際に組むとどんな感じになるのか?

スライド丸ノコを使ってみて、もやはテーブルソーは要らないのではないかと思ったのですが、溝切りや縦挽き用にテーブルソーを残しておきたいです(電動工具が増える一方です・・・)。

溝を切ったものを一旦、仮組みしてみます。

先に溝切りの深さにより変化すると書いた角材同士の隙間について、狭くも広くもなく、ちょうど良いぐらいです。

塗装するかどうかは決めていなかったのですが、プランターの色(茶色)との違いが目立つため一旦解体していつものオイルステイン(VATON:オーク)にて塗装します。

塗料の乾燥後、本組みします。

相欠きにより本来はしっかり組み合わさるのですが、今回は溝幅が一定なのに対して角材の歩決めをしておらず、場所によってはゆるいところがあるためボンドを併用しています。

そして、プランターカバーの完成です!

これらを垣根の開口部に設置しますが、古材と言うこともあって直置きは厳しいため、建築ブロックを敷いて地面に直接接しないようにします。

とりあえずプランターカバーだけを置いてみます。

わざわざ水準器を使って建築ブロックを設置したため、プランターカバーの据わり具合はバッチリです。

さて、肝心のプランターを準備しなければなりません。
プランターにはシバザクラを植えることにします。

このシバザラクは昨秋に挿し芽を行なって増やしたものです。

プランター1個につきシバザクラ3株を植えます。

今は寂しい感じですが、来年の今頃にはプランターから溢れ出すぐらいに成長していることでしょう。

プランターを据え付けて完了です。

上写真の撮影時には既にシバザクラが咲き始めただけでなく、周囲の雑草も元気良くなってきました・・・。
でも、木製のプランターカバーだけあって雑草ともマッチしています(^_^)