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庭の整備(66)タマリュウの株分け

2年前、タマリュウの苗を増やしたいと思い、購入したポット苗を株分けして下写真で朱色線で囲う箇所に植え付けました。

ひとつのポット苗を3株程度に株分けしたため、植え付け時は小さかったのですが、2年の間に大きく育ちました。

大きくはなっているものの、芝やシバザクラのように面的に広がっていくものではないようです。
一方、前回のブログ記事のとおりタマリュウは株分けにより容易に増やせることがわかりました。
そこで、この大きくなったタマリュウを株分けすることにします。

ひとつを掘り上げて、ポット苗の大きさと比べてみます。

こんなに大きくなっていたとは驚きです!

ポット苗と同じぐらいの大きさで株分けします。

15株に株分けできました。
植え付け時は1/3株だったことを考えると2年で45倍(=15×3)に増えたことになります。

本当に自然の力はスゴイものです!
たとえ私がこの2年間寝て過ごしていたとしても勝手に45倍に増えているのです。
お金を45倍増やそうと思うと、心身に鞭打って働くか、どこかから奪ってくるしかないのと比べると大きな違いです。
考えてみると、お金は日銀がお札を刷ってくれない限り増えることがありませんので、この世が奪い合いの世界になるのは当然のように思えます。
であれば、奪い合わなくても済むようにするには日銀が自然を見習って輪転機を回せば良いだけなのかもしれません。
私は無学ゆえに経済学などの難しいことはわかりませんが、このタマリュウたちが「自然の力は日銀の輪転機の能力を遥かに超える」と言っているように思えてなりません。

閑話休題。

さて、株分けしたタマリュウですが、下写真で朱色点線で囲う箇所に植栽しようと思います。

ちなみに、ここは公道から主屋の勝手口へ連絡する通路の周辺です。
主屋表のアプローチは整備が進んできたため、裏側も整備していきたいと思っているのです。
土留めにしている柵板(盆栽棚板)と通路(コンクリート舗装)との間に細長いスペースがあり、草取りに手間を要しているため、タマリュウを植栽してグランドカバーにしようと言う考えです。

先に株分けしたものを20cm間隔で植え付けていきます(株分けした15株分)。

これでは足りないため、もう1株を掘り起こし、同様に株分けして植え付けます。

全部で20ポット強を植え付けました。
今回の植栽ではポット苗を購入しなくて済んだこともありますが、それ以上に自家製の苗を使えたのが嬉しく感じます。

余った苗は、さらに小さく株分けしてポットで育てることにします。

ところで、今回植栽したタマリュウに隣接する土留めの柵板ですが、コンクリート製で味気がないため石積みにしょうかと思ったことがあります。
しかし、手間もかかるため、そのままにし、逆にコンクリート製で天端が直線であることを生かして土留めの上側(下写真で朱色点線)を芝生にすることにしました(芝生の縁が直線だと芝刈りがしやすい)。
ブログ記事にはしていませんが、今年6月に播き芝により既に施工済みです。

また、通路を挟んで反対側は排水路があり、その表面を自生えのヒメツルソバ(ミゾソバの園芸種)が全面を覆っています。
ヒメツルソバは花が咲くと綺麗ですし、雑草を抑えてくれるため助かっています。

こうした水路は底の土が酸欠によりグライ化(ドブ臭い)しやすいものですが、植物があることで健全な状態に保たれると思います。

庭の整備(65)タマリュウとタヌキ

2年前の春、アプローチの隅切り箇所にグランドカバーとしてタマリュウを植栽しました。
下写真は昨春(植栽1年後)に撮影したものですが、順調に育っています。

上写真を撮影した昨春には睡蓮鉢を設置しましたが、その関係で上写真に写っている石臼が余ってきました。
石臼は鉢植えの置き台としてちょうど良い大きさです。
どこか良い場所がないかと考えて思いついたのが、この隅切り箇所です。
緑の絨毯(タマリュウ)のなかにアクセントになるものがほしいと思っていたのです。

そこで、ここに石臼を設置することにします(実際には昨春に行なっています)。
支障になるタマリュウを移植したうえ石臼を据え付けます。

この台(石臼)に鉢植えを置くつもりだったのですが、どういうわけか里山に棲息するタヌキのことが頭をよぎり、ここにタヌキの置物をおいてはどうかと。
タマリュウの緑を竹に見立て、里山と、そこに遊ぶタヌキの世界を作ろうというわけです。

タヌキの置物と言えば信楽焼ですが、ネットで買えば結構高価です。
信楽(滋賀県)は当地から近いため直接買いに行こうと思っていたところ、ジモティで下写真のものを譲ってもらえました!

片手にフクロウがのっていて可愛らしいですし、大きさも台(石臼)に対してちょうど良いです。

先に据え付けた台のうえにのせてみると・・・

里山で遊ぶタヌキとフクロウです!

タヌキとフクロウの目線の先が異なっていますので、アプローチを入っていくときはタヌキに出迎えてもらう形になります(下写真)。

そして、アプローチを出て行くときはフクロウが見送ってくれると言う具合です(下写真)。

先に書いたとおり、このタヌキの置物を設置したのは実際には1年前です。
それから1年が経過した現在の様子が下写真です。

この1年でさらにタマリュウが成長し、あと1年(植栽後3年)もすれば全面、緑の絨毯になりそうです。

ところで、2年前の春、この隅切り箇所にタマリュウを植栽した際、20cm間隔で植え付ける計画で必要となるポット苗を購入したものの、実際には30cm間隔で植え付けました(20cm間隔だと2年で間が埋まり、30cm間隔だと3年で埋まる感じです)。
当然、購入したポット苗が余ることになり、それらは下写真で朱色線で囲うところに植え付けました。

タマリュウの苗を増やしたいと思ったのです。
このため、植え付ける際、1個のポット苗を2、3個に株分けしたように思います。

雑草(ニラ等。隣が自然農の畑)の間で元気に育っています。

1年ほど前、このタマリュウの周囲の雑草を取っているとき、誤ってタマリュウの一部を切り取ってしまったことがあります。
小さい断片だったのですが、少し根も付いていたことからポットに移植しておいたところ、問題なく根付き、現在、下写真の状態にまで育っています。

小さい断片が1年でこれほど大きくなるとは驚きです。

今のポットでは窮屈になっていますので、これをさらに株分けしてみることにします。
ポットを取ると、満員御礼状態です!

3個に株分けして、6個(=3×2)のポット苗ができました。

来年の今頃にはポット一杯の大きさになることでしょう。