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井戸の再生(47)連絡配管と通水

1号井側と2号井側の配管を連絡すべく、前回、2号井側の配管を分岐するところまでできました。

今回は反対の1号井側から行なっていくことにします。

1号井側の現状は下写真のとおりです(写真は今春撮影)。

既設のパイプ(VP13A)から朱色点線のとおり延ばしていきます。
ただ、問題はこの直後にパイプを横断する形で通路があり(下写真で水色矢印)、そこにU字溝(蓋付き)が設置されていることです(下写真はパイプを敷設するためU字溝を一時撤去した状態)。

この箇所で地面とパイプ(天端)との高低差を測ると約25cm。

これに対してU字溝の高さが約20cm(蓋部分を含む)あります。
つまり、U字溝とパイプが接触することはないものの両者間のクリアランスが5cm程度しか確保できません。
パイプへの影響を考慮するとパイプをあと10cm程度深くしたほうが良さそうです。
そこで、下図(縦断図)のとおり配管し、U字溝とパイプとのクリアランスを15cm程度確保することにします。

あと、配管の勾配を変えるには役物(エルボ等)を使いますが、その際、チーズを使って分岐させておくことにします。
と言うのは、この近くに車庫があるため将来的に洗車用の散水栓を設置できるようにしておこうと思います(後になって分岐させるのは前回のように手間がかかる一方、分岐にかかる材料費は100円もしません)。

文章やイラストで説明するとややこしく感じますが、下写真のとおりパイプを組むだけです。

これを1号井側の既設パイプに繋げます。

これから2号井側に向かってパイプ(VP13A)を敷設していきます。
U字溝を下越しするところは水平に敷設。

U字溝を越せば、少し勾配をつけて元の高さに戻していきます(エルボ等の役物は使用しません)。

そして、先に分岐配管した2号井側のパイプに接続します。

これで1号井側と2号井側が繋がったことになります。

パイプを埋める前に継ぎ手部から漏水がないか確認しておきます。
2号井側から通水して水圧をかけても漏水はなく一安心。
そして、今春に設置の水栓(筧風)を開くと水が出てきました!

この流しに井戸水が注がれるのは半世紀以上ぶりかと思います。
井戸水と言っても隣接する井戸のものではないのが少し残念ですが、それでも感慨深いものがあります。

それはさておき、作業を続けます。
掘ったときの土でパイプを埋めますが、パイプ周りは小石等を取り除いておきます。

一時撤去した石積み(一部)も復旧。


<続きます>

井戸の再生(46)既設配管から分岐

今年の春に整備した流し水栓(筧風)を使えるようにするため、下図の水色点線で示す区間にパイプ(VP13A)を敷設することにしました(1号井側と2号井側の配管を連絡)。

パイプを敷設する箇所の現況は下写真のとおりです(写真は今秋に撮影)。

雨水排水路の底を掘って塩ビ管(VP13A)を約4m埋設します(上写真で朱色点線の区間)。
前後は既設のパイプに接続する形になりますが、2号井側は通水された状態になっていますので、まずは前回設置したバルブ(弁)を閉めて止水しておきます。

パイプを敷設する排水路の側面は下写真のとおり片方は石積み、もう一方はコンクリート製の棚板で土留めされています。

石積みは5年前外便所を解体撤去した際、その跡地を整備するため私が積んだものです。
一方の棚板は亡き父が設置したものですが、土圧などによって手前に傾いてきています。
この機会に直すことにして背後の土とともに棚板を撤去しておきます。

次に既設のパイプ(2号井側。VP13A)を見つけるため水路の底を掘ります。

このパイプは5年前に私が敷設したものですし、隣接する散水栓ボックスを目印にして容易に見つけられました。

さらに掘って既設のパイプを弄れるようにしておきます。

この箇所で既設パイプを切断したうえ、新たに分岐管(T字管:チーズ)を入れることになります。
上写真のとおり石積み(一部)も一時撤去したりしていますが、5年前に施工した際にチーズを入れて分岐だけしておけば今回容易に施工できたわけで、今更ながら悔やまれます・・・。

これに続く形で1号井側に向かって約20cmの深さで掘っていきます(排水路下で車両等の荷重がかかることがないことから20cmの深さにパイプを埋設することにしました)。

上写真で手前側にヒメツルソバ(ピンク色の花)が掘り上げてありますが、これは今春に植え付けたものが成長したものです。
こうした水路の少し湿気ったところがヒメツルソバの適地ですので、この排水路もいずれは下写真のようにヒメツルソバで全面グランドカバーしたいと考えています。

掘削完了。

次は配管です。
先に確認した既設パイプがあるところから配管していきます。

チーズやソケットと言った継ぎ手材料を使って既設パイプから分岐させますが、狭いところでは施工しにくいため前もって組んでおきます。

これをもとにソケットの継ぎ手代を考慮して既設のパイプを切断。

ここに先に組んだものを接合します。
2方向の既設パイプと接合しなければならず厄介ですが、塩ビ管に可とう性があることを利用して下写真のとおりスコップで支えて一時的に偏心させたうえ一方を接合します。

そして、スコップによる支えを外し、もう一方を接合します。

これで2号井側の分岐ができました。