ブログ」カテゴリーアーカイブ

里山整備2017(6)竹の燃料

薪ストーブの焚き付けは、杉の葉、小枝、少し太めの枝を使ってオーソドックスに下から着火しています。

これらの焚き付け材のうち杉の葉については、敷地内の杉の木(4本)から落ちてくるもの(下写真)を拾って、ちょうど過不足がないくらいです。

小枝や少し太めの枝については、昨シーズンに樹木を伐採し野ざらしにしてあったもの(下写真)を使っていますが、先日、小枝のほうを使い切りました。

処分に困っていたほどですが、毎日使っていればいつの間にか使い切るものですね。
敷地内も片付き本当にスッキリです(^_^)

そこで、里山内に焚き付け材を拾いにいくことにします。
里山内には樹木の小枝も落ちているのですが、竹の枯れ枝を集めることにします。
と言うのは、3年前から竹を伐採していますので、伐採の際に枝払いしたものが地面にたくさん落ちており、竹の枝のほうが集めるのが容易なのです。

竹の枝は枯れ竹のものでも弾力があるため、焚き付け用に短く切ったり折ったりするのが面倒に違いないと思っていました。
しかし、2年程度地面に撒かれていた枝は枯れが進んで、手でポキポキと折ることができます(昨年伐採し1年程度しか経っていないものは、まだ折りづらいです)。

そんなことでアッという間にポリペール(120L?)1杯分を集めることができました。

この竹の枯れ枝を使って焚き付けをおこなってみます。

下から順に、杉の枯れ葉、竹の枯れ枝、少し太めの枝です。

杉の葉に着火。
すぐに燃え広がります。

さすが竹だけあって樹木の小枝に比べ火勢が強いです。
バーナーのごとく「ボー」と音を立てて勢いがあるのはよいのですが、煙突のダンパー全開では煙突内に付着した煤を吹き飛ばしてしまいそうです・・・。

何はともあれ、竹の枯れ枝がよい焚き付けになることがわかりました。
薪ストーブのシーズンが残り少なくなってきて寂しい限りですが、今シーズン中は竹の枯れ枝を使っていこうと思います。

ところで、次の冬までに竹を燃料にできる温水ボイラーを導入したいと考えています。
青竹をそのまま燃やすと破裂するため、燃料として使う場合、事前に割るなり、節間を切断する必要があります。
そのため、竹を燃料にする場合は伐採後数年経過し、ある程度朽ちたものを使うことが多いようです。

昨シーズンまでに伐採し山の中に積んであるものを観察すると、2、3年で自然に割れが生じています。
そこで、ボイラーの燃料にすることを見越し、今シーズンに伐採するものは、昨シーズンまでに伐採したものとは別の山にして積むようにしています(同じ山に積むと、下にある古いものを取り出せないため)。

竹は中空で通気があるため、腐りにくく、伐採後も山の中に野ざらしにしておけます。
このことは乾燥し軽くなってから運搬できるというメリットにもつながります。

しかし、竹は火力は強いものの、すぐに燃え尽きてしまうため、薪ストーブの燃料としては使い勝手が悪いです(実際に使ったことはありません)。
しかし、ボイラーであればその欠点は小さくなるのではないかと思っています。
今の世では竹は邪魔者に過ぎず、燃料にするにしても手間暇がかかるに違いありませんが、身近にあるものを大切に使えればと思っています。

<続きます>

耕作放棄地の再生(10)世古道の現状

前回で竹の伐採が一区切りつきました。

その竹の伐採作業中のことですが、山の斜面に築堤状になっているところがあることに気づきました。
そして、そこは人が通れる程度の通路(下写真で点線)として使われていたような感じです。

昔はこの山の上に世古道が通っていたと同じ町内の方から聞いたことがありますので、その道から田への進入路(下写真で点線)なのかもしれません。

以前、田の南側の山裾を草刈りしたときに同様の進入路跡(下図で下側の点線)が見つかりましたが、北側にも進入路(上側の点線)があったようです。

ところで、上図は公図(旧土地台帳の添付図)ですが、田の北側に赤道(あかみち、≒公道)が描かれています。
同じ町内の方がおっしゃってみえたように確かに昔は山の上に世古道が通っていたのです。

ついでに、この周辺の古地図(下図)を確認しても、やはり世古道が描かれています。

ちなみに、この古地図は明治19年に当時の三重県が旧町村ごとに測量・作図したものです。
地図と言えば現在の国土地理院発行の地形図が歴史も古いですが、当地域では古いものでも大正です。
それより古く、かつ詳細に描かれていますので、当時の様子がよくわかる貴重な資料です(長年、県庁の土蔵に保管されていたとのこと。現在は県立博物館で閲覧可能)。

この世古道が現在どうなっているのか確認するため、今回見つけた進入路跡を通って山の上(山と言っていますが高低差7m程度の丘陵地)に登ってみることにします。

下写真は道中ですが、竹と樹木が絡み合っています・・・

さらに進むと平坦になりましたので、山(丘)の上に出たようです。

倒木があり、孟宗竹で鬱蒼としているものの、意外にも整然としています。
人の手が入らない自然だけの状態へと戻りつつあるのかもしれません。

その奥(下写真)は篠竹が密集し、立ち入ることができません。
まるで自然が人の侵入を拒んでいるかのようです。
世古道跡らしきところがありますが、かつて人が往来していたとはとても思えない状況です。

<続きます>