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遊休農地の活用(3)草刈り(高刈り⇔地際刈り)

今年から新たに管理することになった畑(約3畝半)について、そのモチベーションの維持のためにも今春、果樹の苗木を植え付けました。

<5月上旬:果樹植え付け直後の状態>

先日、田圃(再生中の耕作放棄地)のほうの草刈りが終わったことから、続いて、この畑も草刈りしておこうと向かったところ・・・

たった2ヶ月で一面の草原に変身!
草の種類はエノコログザ(猫じゃらし、イネ科)が目立ち、すでに穂をつけています。
これらの雑草対策として果樹の植え付けと一緒にクローバーも播種したのですが、クローバーは全く見当たりません・・・(播種時期が悪かったようです)。

両隣の畑は夏野菜などを栽培されており、管理が行き届いて草一本生えていない状態です。
その間がこれではあんまりですので、何はともあれ草刈りです。
面積が小さい(約3畝半)ことに加え、草も柔らかいため(奥側の笹や竹を除く)1時間程度で完了(刈払機使用)。

春に植え付けた果樹は草に埋もれそうになっていたものの元気に育っています。
下写真はクリ(購入苗木、品種:利平)です。

1本だけで結実するのかどうか?と思っていたのですが、ちゃんとイガの付いた実がなっています。

ビワ(自生のものを移植、実生2年目)は小さいですが、枯れることなく育っています。

果樹と言えば、自宅敷地に隣接する果樹園についても下草を刈っておきます(前回は5月上旬に実施)。
こちらの草刈りは先日、田圃(再生中の耕作放棄地)の草刈りで取り入れた「風の草刈り」の手法により高刈り。

草刈り中、野草化したジャガイモ(上写真で朱色矢印)が旺盛に成長しているのを発見。
しかし、今頃になって成長しているとは!?

下写真の箇所はドクダミ(十薬)が群生しています。
綺麗に生え揃っていますし、ドクダミなら草丈も低くて果樹栽培になんら支障になりませんので、高刈りさえも行わずにそのままにしておきます。

ただ、「風の草刈り」のブログ記事において、ケモノ道のように部分的に草を刈ると風の流れが生まれて良いようなことが書かれていたため、試しに行ってみました(上写真で朱色矢印)。

ちなみにドクダミは一部を収穫し、天日により乾燥させた後、ドクダミ茶などに用いています。


(天日乾燥後のドクダミ)

刈払機をそのまま使って主屋前の芝も刈っておきます。

こちらは田圃や果樹園での草刈り(高刈り)とは対照的に地際刈り(刈り高3cm)です。
こうした地際刈りには、刈払機に装着してある「ジズライザー」が活躍してくれます(芝刈機の出番が無くなりました)。

今春、播き芝により拡張した箇所も順調に生育して緑が濃くなってきています。

<5月中旬:播き芝直後の状態>

雑草が成長して草刈りが大変な一方で、雑草だけでなく果樹や芝もちゃんと成長してくれているものです。

遊休農地の活用(2)笹刈りと果樹植え付け

新たに管理することになった畑(約3畝半)について、前回、現況を確認したうえで今後の管理方法を検討しました。

その結果、少なくとも隣地に迷惑を掛けることがないように、下図のとおり果樹を中心に植え、定期的に草刈り等の管理を行っていくことにしました(果樹を植えるのは土地を肥やす目的と、草刈り等のモチベーション維持のため)。

早速、取り掛かることにしますが、第一に行うべきは、山側から侵入してきている笹や篠竹の刈り払いです。

背丈を越える笹に苦戦しながらも刈り払い完了。

そんな密集した笹の中でも同じ背丈ぐらいの若木(雑木)が数本生えていたため、とりあえずは伐採せずに残してあります(下写真で朱色矢印)。

樹種を特定するため葉を確認します。

見覚えのある葉でエノキと判明。

とすると、ムクノキかエノキと思っていた山側の巨樹はエノキの可能性が大です。
そして、これらの若木は巨樹から落ちた種から自生したものでしょう。

エノキであれば15年もすれば薪として使えるでしょうし、樹木があるだけで雑草抑制にもなりますので、そのまま残すことにします。

そうこうしている間に同じ地区の方がトラクターで耕耘していただきました。
この機会にクローバーを全面的に播種。

山まで見通せるようになって良い感じです。
こうして見ると良い畑で、ここで畑仕事をし、暑くなったら巨樹の日陰で一休みするような農的ライフを送るのに最適かも!?

続いて果樹の苗木を植え付けます。
まずは山側のクリから。

ホームセンターで購入した接木苗(品種名:利平)です。

ビワ(2本)は先般、自生えのものを竹ポットに移植したものがありますので、それを植え付けることにします。

市販の接木苗に比べると随分と小さいです(実生2年)。

実生のものですので、来春にでも接木(居接ぎ)すると良いかもしれません。

最も道側にはミカンを植える予定ですが、品種を決めきれていないためペンディング(来春植え付け)。

クローバーも果樹も、もう少し早い時期のほうが良いのでしょうが、大丈夫でしょう。
あとは、これらの成長を見守りながら、草刈り等の管理を行っていくことにします。

<続きます>