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自然農:クローバー草生栽培(夏野菜)

(このブログ記事は日照りが続いていた一週間程前のもので、その後の降雨により状況が変わっています。)

菜種梅雨の頃にポットに種蒔きしたスイカは、現在、下写真の状態にまで成長しています。

連休時分に市販されているポット苗ぐらいの大きさです。
無肥料で畑の地力頼りなのですが、現状の地力ではスイカの栽培は厳しいのかもしれません。
ただ、このような幼苗時にはウリハムシが付きやすいものですが、全く付いていないのが意外です。
過酷な環境に育っているだけあって、案外頑強なのかもしれませんね。

こちらはスイカと同じウリ科のキュウリ(地這い)です。
ホームセンターで買った苗を植え付けたものなので既に大きく育っています。

もちろん無肥料ですが、キュウリが育つぐらいの地力はあるようです。

キュウリが生り始めましたので、二番手のキュウリの種を蒔いたところ発芽しました。

キュウリ(左)に近接してスイカ(右)が生えていますが、これは4月に直播きしたものです(スイカのことを忘れてキュウリの種を蒔いたわけです・・・)。
先にスイカの成長がイマイチと書きましたが、自然状態では今時分はこの程度の大きさが本来なのかもしれませんね。

ところで、下写真は雑草対策として畑一面にクローバーを生やしているところの現状です。

昨秋、クローバー草生栽培としてダイコンやニンジンの種を蒔きましたが、幼苗時にクローバーの勢いに押されてイマイチの結果に終わりました(と言ってもニンジンの花が咲いているように大きく育つものもありました)。

夏野菜でうまくいくかどうか、実験的にクローバーの中でキュウリを育ててみることにします。

地這いのキュウリですので蔓がクローバーの上を這っていくのを期待していますが、どうなるでしょうか。

ちなみに昨夏はクローバーがそれほど広がっておらず、クローバーが育っていないところにはメヒシバなどの雑草が密集していました。

その後、冬・春の間にクローバーが一面に広がったことで、今夏は雑草の生える余地がないような感じです。
雑草を抑えつつも、キュウリが育ってくれればクローバー草生栽培は最高なのですがね(クローバーは地下茎を広げますので、一般的な家庭菜園を行う場合には絶対禁止です)。

通常?の畑では、被覆材(春草が枯れたものや庭木の剪定枝葉)により雑草が抑えられています。

被覆材は土壌中の水分の蒸発も防いでくれているようです。
日照り続きのなかでも先般種を蒔いたダイズが発芽しています。

通路部などの被覆が少ないところでは夏草(メヒシバなど)が生えてきています。

なるべく草刈りしない考えでいますが、どこまで草刈りしないでいられるものか・・・。

自然農:ダイズの種播き

雑草のごとく猛烈な勢いで繁茂していたエンドウですが、収穫期を過ぎ、蔓が萎れるとともに採種できる状態になってきました。
来シーズンのために採種しますが、ついでにその場の草を少し刈り取り、ダイズの種を蒔くことにします。

ダイズの種は昨年収穫したものを使います。
適当な間隔で点播きし、その上にエンドウの蔓を被せて雑草を抑えます。
さらには今回種を播くダイズの成長によって草刈りの手間を省こうという魂胆です(^_^)

不耕起、無肥料、しかもマメ科のエンドウの後作に同じマメ科のダイズです。
連作障害が気になるところですが、ある程度の地力があるのか、これまでのところ問題は起きていません(真似する人はいないと思いますが、失敗する可能性がありますので^_^;)。

どんどん種を播いていきます。

上写真でエンドウの蔓が被さっているところが、種を播き終わったところです。
種を蒔いた正確な位置は自分でも分からなくなりますが、これは鳥にとっても同じようで後で種を拾われてしまうことがないというメリットにもなります。

また、上写真に野良猫が写っていますが、どう言うわけか、除草・耕起・畝立て・播種すると野良猫が畝を無茶苦茶に壊し、そのうえ臭い糞をしていくので腹が立つものです(このため、以前は敷地境界にネットを張り巡らせてありました)。
それがこの状態だと、さすがの野良猫も手出しができないようで、枯れ草をベットにしておとなしく寝ているだけです。

さて、こちらでは野草化しているニンジンの花が咲き始めました。

今どきの小学生だと、ニンジンの花は図鑑ぐらいでしか見たことがないかもしれませんね。

近寄ってみると、レースフラワーのように涼しげで良いものです。

ソラマメが生えているところも、採種しつつダイズの種を播いていきます。

ちなみに上写真の矢印で示す箇所(ニンジンとジャガイモの間)にはナスの苗が植えてあります。
昨年、この辺りに「イヌホオズキ(バカナス)」というナス科の雑草が繁茂していたため、同じ科のナスを植えました。
そう言えばジャガイモも同じナス科ですね。道理で野草化して元気に育っているわけです。
土壌の性質が、マメ科からナス科に相応しいものに移行しつつあるのかもしれません。

と思っていると、こちらでは一株だけの「カラスムギ」(イネ科)を発見。

4年前に雑草対策&緑肥としてカラスムギを栽培したことがあるのですが、そのこぼれ種から発芽したものだと思います。
当時はその扱いがわからなかったため栽培し続けなかったのですが、この時期に刈り取ってマルチ材(夏草防止)とする手があるかもしれません。
とりあえず種を採っておくことにしましょう。

ダイズを播きながら採種したソラマメです。

全部で、この手箕に10、20杯はあるような感じです。

莢から種子を取り出して乾燥させます(これでも一部です)。

土地を肥やすことと、除草の手間を省くために種を播いたソラマメなのですが、図らずも大量のオマケを頂くことになりました(^_^)
さらに望むと、この乾燥させた種子を、ダイズのように煮炊きできれば最高なのですがね(^_^;