自然農」カテゴリーアーカイブ

柿渋の仕込み(ミキサー使用)

4年前から、この時期(8月最終週の週末)には自家製の柿渋を仕込んでいます。
そして、昨年は3回目にしてようやく使いものになる柿渋に仕上げることができました。

昨年までの経験を踏まえ、今年も柿渋を仕込むことにします。
とは言え、1年に1度のことですので昨年の記憶も曖昧です・・・。
その点、自身のブログも備忘録としては役に立つことがあるようで、昨年のものを読み返すとポイントらしきことを書いています。

  • 柿の採取&仕込みの時期は8月末。
  • 渋柿を使う(上記時期に採取の甘柿では失敗する)。
  • 仕込み後、少なくとも1ヶ月間は毎日撹拌する。

と言うことで、渋柿(青柿の状態)を収穫します。

上写真のとおり3つの品種のものを採取しましたが、いずれも渋柿です。

これらの柿を破砕・加水することでタンニンを溶出させることになります。
このうちの破砕について、昨年まではビニール袋に入れた柿を木槌で叩いていたのですが、ビニール袋が破れて無駄になってしまうことが多くありました。
そこで、今年はミキサーを使って砕くことに。

ミキサーを使ったところ、昨年までのもの(下写真)とは大きく異なり、ジュース状に粉々になってしまいました・・・(適当な大きさのときにスイッチを切れば良いと思っていたのですが、実際にはできるものではありませんでした)。

4年前に参加した「柿渋仕込みWS」で、加水は砕いた柿がヒタヒタになるぐらいと教えていただいたのですが、ジュース状だと見当がつかず適当な水加減になっています。
ミキサーで細かく砕くことでタンニンが溶出しやすくなるだろうという目論見もあったのですが、果たして結果は吉と出るか、凶と出るか?

自然農:ニンジンの種播き

畑の地力が少しずつ増してきていることから、今夏はスイカを栽培してみようと春先に種を播きました。
発芽し畑に移植したものは20株以上あったはずですが、半数程度は途中で消滅。
残りも勢いがなく、今の地力(無施肥)ではまだまだスイカの栽培は難しいということが分かりました。

それでも場所によっては結実するものもあり、下写真の場所にあるものが収穫時期を迎えました。

スイカの果実がないどころか、スイカの葉も見当たりませんが(茂っている葉はカボチャやキュウリ)、この写真の中央に間違いなく生っているのです。

カボチャやキュウリの蔓をそっとどかすとスイカが出てきました。

小さいですが、これ以上は大きくならないと思い(小玉?)、弾いてしまう前に収穫しました。

下写真のクローバー草生栽培を試みているところのスイカは勢いがあるのですが、種を播いた時期が遅かったため収穫に間に合うか微妙です。

このクローバー草生栽培ですが、キュウリ(地這い)で大成功しています。
クローバーにより雑草が抑制されつつも、キュウリはクローバーの上を這って成長しています。

クローバーの雑草抑制力は相当なものですが、それでも多年草のヤブタオシやイノコヅチが生えてきています。
地這いキュウリを栽培する欠点としては、これらの雑草の除去が困難になることです。
あと、クローバー草生ではキュウリでも自生は望めないかもしれません。

クローバー草生栽培の場所ではありませんが、下写真が自生えのキュウリです。

実もたくさんつけています。

そのままにしておけば来年も自生してくれることでしょう(自生えのものは、その種子も自生しやすいように思います)。

このように種播きしなくても済む(よって収穫さえしなくて良い)ような畑を目指しています(理想には遠い現状ですが・・・)。
そして、下写真が現在の畑の様子です。

そろそろ秋冬野菜を準備する時期だと思っていると、早くもダイコンが発芽しています(もちろん種蒔きはしておらず、自生えのものです)。

近くには昨シーズン、収穫せずにそのままにしておいたダイコン(下写真の矢印、スカスカになっています)があります。
自生してきたダイコンは、この子供なのでしょう。

初夏に白い花を咲かせていたニンジン(下写真の矢印)は、種が落ちそうな状態になっています。

畑の手入れをするついでに、ニンジンの種を播くことにします。
畝に生えている雑草(ここではスギナ)を軽く刈って(ニンジンは好光性)、適当に種をばら播きます。

ニンジンは来春・夏の雑草を抑えてくれることになりますので、至るところに播いておくことにします。