古民家再生」カテゴリーアーカイブ

庭の整備(57)ハスの株分け

昨年の今頃、昔の米搗き臼をリユースして水鉢を設置しました。

そして、昨年の5月連休にハスの苗(レンコン)を植え付けました。

その後順調に生育し、7月には下写真のとおり綺麗な花を咲かせました(ブログ記事にはしていませんでした)。

仏教で「泥中の蓮」と言いますが、汚い泥と美しい花、その対立を忘れさせるような咲き様です。

ハスは株分けできるとのことで、今年はこれを株分けして増やしたいと思っています。
昨年5月の連休に苗を植え付けたことから、連休に株分けするつもりでいたところ、4月10日頃に新芽がたくさん水面に出ているのを発見!

水草(ホテイアオイ)に隠れて気づきませんでした・・・。
急遽、株分けすることにし、水鉢に入っているホテイアオイやメダカを一時、別の容器に移動(上写真)。
ハスは株分けしやすいように植木鉢に植え付け、それを水鉢の中に沈めてあります。
植木鉢を取り出し、土とともに根(地下茎)をトロ舟に出します。

泥を洗い流して根だけにします。

ハスの根は鉢の底を壁に沿ってトグロを巻くように成長すると昨年コメントで教えていただきましたが、確かにそうなっています。

昨年植え付けたときの苗が下写真ですので、1年ですごく成長するものです。

株分けの方法をネットで調べると3節(以上)で切り分けるとのことですので、その通りにします。

数えると10株分ありますので、1年で10倍増えたことになります。
近所の方と、義兄がビオトープ用に欲しいとのことで差し上げ、残り5株を植え付けることにします。

土も新しいものを補ったほうが良いだろうと田圃に採りに行きます。

イノシシがヌタ場にしているところが、ちょうど草が生えておらず採りやすそうです。
ところで、この谷津田は将来も耕作する予定はなく、荒らすぐらいなら山に還そうかと思っていますが、ヌタ場のように水が溜まるところを点在させ、そこにハスを植えておくのも面白いかもしれません。

バケツ1杯分を採土。

ハスの植え付け手順は昨年と同じなので簡略して記載します。
株分けした2株を植木鉢に植え付け。

先述のとおりハスの根(地下茎)はトグロを巻くように成長するので、それを考慮して配置しました。

まだ3株残っていますので、別のところに植え付けることにします。
これまたコメント欄で教えてもらったのですが、トロ舟のようなものも水鉢として使えるとのことで、古いタライに田土を入れて植え付けます。

ちょうどメダカが卵を産んでいますので、水草とともにこちらの容器に移しておくことにします(ボウフラ対策)。

<写真>

夏が来てハスの花が咲くのが楽しみです(^_^)

<写真>

踏み台の自作(2)完成

叔父から貰った板材(松)を使って踏み台を作ることにし、前回、天板に脚を仮付けするところまでできました。

上写真の右上を拡大すると下写真になります。

天板の奥行きを確保しようと目一杯大きく木取りしたため腐り箇所が残っています。
天板の角を面取りするため、それで取り除かれると良いのですが。

トリマー(カク面ビット装着)を使って前方及び側方の3辺を面取りします。

結局、面取りしても腐り箇所は残ったため木工用パテで補修します。

実は、トリマーを使って面取りする際、ビットのコロ(車輪)が腐り箇所に嵌まってしまい、その結果、面取りラインがいびつになってしまいました・・・。

天板と脚とは追い入れ継ぎ(天板側に溝切り)により組んだうえビス留めする考えです。
そして、ビス留めしたビスの頭は埋め木により隠します。
埋め木にはこれまでは市販の丸棒を使っていたのですが、今回は埋め木錐(下写真でドリルチャックに装着している金色のもの)を使って自作してみます(同じ材から作ると埋め木が目立ちにくくなる)。

ちゃんとした埋め木錐は高価なのですが、これは中国製のパチモンです・・・(4本で送料込み260円!)。
さすが値段相応の切れ味で、刃を研磨しなければまともに使えないレベルです。

それでもなんとか切り抜くことができました。

埋め木の直径を測ると12.5mmのため、下穴のサイズはφ12mmにすると良さそうです。
天板にドリルを使って下穴(φ12mm)をあけます。

ところで、天板は松脂の含有量が多いため磨くとツルツルになる一方、足を乗せたときに滑りやすいかもしれません。
そこで、滑り止めとして天板の前方に溝を切っておくことにします(トリマーにV溝ビットを装着)。

脚をビス留めしたうえ埋め木(下写真で朱色矢印)します。

埋め木を同じ松から作りましたので、他の樹種のものを使うより目立ちにくくなりました。

天板をサンダーで磨いて仕上げます。

サンダーをかけたところ、さすがfatwoodだけあってツルツルに仕上がりました。
しかし、下写真で朱色丸印で囲う箇所に松脂が変色したような跡があります。
また、パテ埋めしたところも目立ちます。

これらを目立ちにくくするためオイルステイン(VATON:オーク色)にて塗装することにします。
オイルステイン(油性)を使うのは松脂との相性(柿渋等の水性塗料だと松脂に弾かれる)からです。

あまり塗り重ねてマットな感じになると面白くないため、これで完成とします。

予定箇所に設置(念のため脚の底に滑り止めシートを貼りました)。

これで客間との行き来がしやすくなりました。