古民家再生」カテゴリーアーカイブ

庭の整備(6)手水鉢撤去

前回、U字溝を敷設しました。

蹲(つくばい)を作り始めますが、その前に手水鉢を一旦撤去します。

一旦撤去する手水鉢です。

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高さ約90cm。
重さはどれだけあるのでしょうか?
大の男でもとても持ち上げられるものではありません。
しかし、3mほど移動させるだけですので、テコの原理を用いて転がしながら移動させることにします。

3mの単管パイプや丸太を駆使して、なんとか移動できました。

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しかし、昔の人はよくこんな重たい石を人力だけで運んできたものだと感心します。
ひと昔前の人は60kgの米俵を軽々と担いだわけですから、力があったのでしょうね。
私などは30kgの米袋で限界を感じてしまいます・・・

さて、手水鉢を撤去したところにも玉石を積みます。

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排水路にはみ出していた手水鉢がなくなったことで、排水路の縁がまっすぐ通りスッキリしました。
しかし、手水鉢があったところの土間コンの縁がガタガタです。

土間コンをなおすため、まずはディスクグラインダーを使ってコンクリートを切断し、ハツリます。

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鉄筋が入っていないので楽々です!

外便所があったところの犬走りに欠けができていますので、あわせて直すことにします。
簡単な型枠をあてます。

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土間コンを打ちます。

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以前に樋を復旧したところもあり、ツギハギだらけの犬走りになってしまいました・・・

<続きます>

庭の整備(5)U字溝敷設

前回、庭整備の簡単な計画を立てました。

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蹲(手水鉢)の設置は手間がかかりそうですので、先に玉石積みの続きとU字溝の敷設を行うことにします。

既に玉石を積んだ箇所から延長していきます。

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途中に通路の横断箇所があるため、そこには蓋つきのU字溝(廃材流用)を設置します。

以前と同様に行い玉石積み完了。

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引き続き、玄関アプローチ横断箇所のU字溝を敷設します。

まずは地面を掘ります。

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地面を掘ったところ、中央付近から比較的大きな自然石が出てきました。
砂利に埋もれて分かりませんでしたが、どうやら写真の斜線内(幅3尺:90cm)が敷石になっているようです。
この敷石もいつか再生したいものです。

U字溝は敷地内に内幅9cmのものがありましたので、それを再利用します。
小さいものですので、基礎コンクリートは打ちません。
ただし、U字溝(長さ60cm)の継ぎ目部分で将来不陸が生じないようにレンガ(廃材)を埋めておきます。

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レンガ部分にU字溝の継ぎ目が来るように敷設し、埋め戻します。

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蓋を被せて完成です。
(1枚足りていません・・・)

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玄関アプローチの通路は横断方向に水平ですので、U字溝の勾配も水平としています。
勾配をつけなくても水は流れる(押していく)ものだと思います。

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<続きます>