古民家再生」カテゴリーアーカイブ

庭の整備(8)散水栓設置

前回、手水鉢の設置と排水管の敷設を行いました。

手水鉢には水道水(井戸水)を給水する計画です。

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ここには元々あった外便所用として水道管がきていますので、これを延長することにします。

この水道管を手水鉢専用とするのはもったいないように思います。
他にも使えるよう散水栓を設けることにし、これに水道管を繋ぎます。
(手水鉢を使うときは、散水栓からホースで給水するようにします。)

まずは、散水栓や水道管の敷設箇所を掘ります。

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水道管(VPφ13)を敷設します。

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ソケット(TS継手)を使って既設管と接続します。

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漏水がないことを確認して埋め戻します。

新設した散水栓の蛇口を開きます。
緊張の瞬間^_^

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無事、水が出ました。
水が張られた手水鉢は涼しげで良い感じです。

<続きます>

庭の整備(7)手水鉢設置

前回、手水鉢を一旦撤去し、撤去箇所の玉石積みを行いました。

計画(図面)と現時点の進捗状況(写真)です。

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この写真は、庭木の剪定の際に木の上から撮影したものです。

では、蹲(つくばい)を作り始めます。
蹲の簡単な設計図です。

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まずは一旦撤去した手水鉢を計画位置に据付ます。

手水鉢の根入れ分の穴を掘ります。
砂利を入れて底を固めます。

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この穴に手水鉢を落とし込めばよいのですが、何しろ重量がありコントロールが効きません。
せっかく積んだ玉石を突き破ってしまったり悪戦苦闘しながら、ようやく据え付けることができました。
(据付完了時の写真がありません・・・)

続いて、手水を排水するためのパイプを敷設します。

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樋の復旧で使った排水管と同じ塩ビ管(VUφ50)です。

排水管を埋め戻します。

排水管の起点には、手水を受ける池状のものを作ります。
これを茶道の専門用語で「水門」とか「海」と呼ぶそうです。

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この「水門」側に手水が落ちるように、手水鉢は「水門」側(手前側)にわずかに傾けてあります。

土が流れないように軽くモルタルを塗っておきます。

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この「水門」には小さめの石(ごろた石)を敷き詰める予定です。
この石やゴミが排水管に流れ込まないように目皿を被せておきます。

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手水鉢の据付と排水管の敷設ができました。

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<続きます>