古民家再生」カテゴリーアーカイブ

薪ストーブの導入(6)煙突瓦設置

前回、天井板を張り替えました。

厨子二階に上がって作業ができるようになりましたので、大工さんに煙突瓦の設置(瓦屋さん担当)と屋根貫通部の造作を行っていただきます。

煙突瓦の設置位置は、以前に検討したとおりです。

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瓦屋さんが該当箇所の平瓦を取り外し、煙突瓦を仮設置します。
そうすると貫通部の中心が分かりますので、その位置に印をつけます。
煙突瓦を一旦撤去したあと、大工さんが印を中心とした直径500mm(煙突外径φ200mmに離隔を加算)の円形で屋根下地(野地板など)を切り抜きます。
煙突瓦を支える瓦桟が充分機能するようにします。

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屋内側の状況です。
垂木1本が支障となるため切断します。

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新たな垂木を追加するとともに、切断した垂木の上下を補強します。
不燃材のケイカル板(t=10mm)を張ります。

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屋根では瓦屋さんが煙突瓦を本設し、作業終了です。

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まだ煙突を入手していないため、とりあえず雨が入らないようにビニールシートを被せておきました。

屋根や雨仕舞いに係る部分は素人には敷居が高いですが、ここまでやっていただいたので、あとは自分でできるかな??

<続きます>

庭木の剪定(3)モチノキ&マキ垣

先日、モチノキを剪定し始めました。

5日(朝活の1時間で計5時間)かかって、ようやく終わりました。

【ビフォー】

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【アフター】

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まだまだ剪定すべき庭木はありますが、既に10月も下旬です。
焦らなくても冬の間に剪定すれば良いのですが、マキだけは寒さに弱く、叔父からも「マキは冬に剪定すると風邪をひく」と教えてもらったことがあります。
かと言って、10月中旬以前に剪定すると冬までの間に新芽が出てしまいます。
つまり、10月下旬に剪定すれば、風邪も引かず、新芽も出ないことになります。

ということで、他の木はとりあえず置いておき、マキを先行して剪定することにします。
我が家にマキは、垣根と仕立てもの1本があります。

垣根は延長約50m、高さ約2mです。
延長が何しろ長い・・・

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もともとは隣家の土地(にあった垣根)だったのですが、戦後すぐに町へ出ていかれたときに祖父が借金までして買ったそうです。
今ではタダでも要らない代物になり下がり・・・時代ですね。

ともかく定期的に刈り込まなければ大きくなる一方で、そのうち手に負えなくなってしまいます。

刈り込み前の側面の状態です。

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年2回(6月中旬と10月下旬)刈り込んでいますので、それほどは伸びていません。

上面の状態です。

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刈り込み鋏を使って刈り込むだけですが、延長が長いので10日(朝活の1時間で計10時間)はかかりそうです。

では、刈り込んでいきます。

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壁塗りと同じように平面がでるように仕上げていきます。
どうしても尻すぼみの形になりがちですので、下部は少し弱めに鋏を入れるとまっすぐな平面がでます。

側面と上面の片側しか刈り込んでいませんが、3日目でここまできました。

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上面です。

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側面は意外と手間がかかりませんが、大変なのは上面です。
樹木は上に延びようとするので上面の刈り込みが大変だというのはありますが、我が垣根の場合、幅が広いところだと1.5m以上あります。
元々は狭かったはずですが、徐々に広がっていったのだと思います。
マキも針葉樹ですので、高さを下げることはできたとしても、広がったものを狭くするのは実質、不可能だと思います。
結局、毎年の剪定が大切だというですね・・・

<続きます>