古民家再生」カテゴリーアーカイブ

井戸の再生(14)凍結対策

昨年、井戸を再生(再利用)しました。

井戸水を汲み上げるポンプは倉庫内に設置してあり、その前後の配管は露出配管(VPφ20)になっています(その他は地中埋設)。

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これから最も寒い時期を迎えることから、この露出配管について凍結対策を施したほうがよさそうです。

当地(三重県鈴鹿市)は比較的温暖で、屋外で水道管が凍るのは年に数回と言った程度です。
さらに、この露出配管部分は倉庫内(一応は屋内)ですので最低限の凍結対策で十分だと思います。
そこで、ホームセンターで安価(100円程度)なパイプカバー(内径φ20×2,000)を買ってきました。

パイプカバーを適当な長さで切り、塩ビ管(VPφ20)に被せます。
そして、外れないようにビニールテープで巻きつけます(ビニールテープ付きのものも市販されています)。

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パイプカバーが余りましたので、これを使って屋外の蛇口にも凍結対策を施すことにします。

蛇口にパイプカバーを被せます。
パイプカバーの材質は発泡ポチエチレンですので、雨に濡れると吸水して凍結に繋がります。
そこでビニールシートを被せて雨よけとします。

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ビニールシートが被さった状態(上写真)でも蛇口は回せますが、邪魔なときは下写真のようにシートをめくれるようにしてあります。

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ちなみに自作立水栓のなかの水道管は、作製時にパイプカーバーを被せています。

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これで気温が氷点下になっても井戸水を使えます。
しかし、井戸水用の水栓は屋外のこの1箇所だけですので、井戸水を使うには外に出なければなりません(^_^;

<続きます>

2017年の目標

昨年8月にブログを開設し、年内は図らずも毎日更新することができました。

ブログには、タイトル「鈴鹿で里山&古民家再生」のとおり里山や古民家に関するものを取り上げていますが、その作業的なものは基本的に週末におこなっています。
2日間の作業内容を、細切れのブログ記事にすると7日分になっていたわけです。

しかし、過去のブログを改めてみるとネタ探し的なブログ記事が散見されます・・・
ブログ記事を更新するために何かをするようでは本末転倒になってしまいます。
ということで、今年は不定期更新としマイペースに更新を続けていきたいと思います。

さて、今年最初のブログ記事ということで、今年の目標を掲げたいと思います。
今年の目標も、これまたタイトルのとおり「里山&古民家再生」です。
片田舎での一個人のささやかな営みですが、わずかでも自然や地球の保全・再生に寄与する方向でありたいと思っています。

ところで、田舎の当地域では年々、荒れた里山や田畑が広がりつつあります。
当地域に限らず全国の多くの田舎では同じような状況だと思います。
荒れ果てた里山や田畑に人の気配を感じることはありません。
自然と人との間に生じた溝の大きさを感じるばかりです。

これまで里山や古民家を再生しようと少しばかりの努力をおこないました。
里山や古民家の見た目は美しくなり、やり甲斐があります。
しかし、どこか満足できないところを感じていました。

ところが、昨年に井戸を再生し、薪ストーブを導入したところ、その気持ちに変化がありました。
これまで厄介ものにすぎなかったものを利活用できるという嬉しさがあります。
それに加え、本来身近であるはずの自然との距離の近さと満足感・安心感のようなものを感じるようになりました。
ローカルなエリアで水や火、土、人を循環させることが、自然と人との関係を取り戻す力になるかもしれません。

この循環を更に大きくすべく、今年の具体的な目標として竹ボイラー(給湯)を導入したいと考えています。

mbg150
(画像は、モキ製作所「無煙竹ボイラー MBG150」)

ボイラーの導入は、薪ストーブ以上にハードルが高そうです。
ネット上でも竹ボイラーの導入過程がわかる情報は現時点では見当たらず、試行錯誤することになるかと思います。
年内の導入は難しいのかもしれませんが、検討過程を含めブログで公開し、情報共有できればと思っています。